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ポンコツだと思いました。

    昨日、次男の国語のノートを何気なく見ていた。

    教科書に載っているお話を読んで、その感想を書くという授業だったらしく、感想が書かれていた。

    そこには、こう書いてあった。
    「ポンコツだと思いました。」
    「バカだと思いました。」

    ……え?

    小1の国語の感想って、そんなこと書く?

    気になって、どんな話だったのか聞いてみた。

    出てくるのは、3匹くらいの芋虫。
    葉っぱを食べながら、「これは私の!」「これは僕の!」と、取り合っている。

    すると途中で、大きな木が話しかけてくる。
    「もっと上にいってごらん」

    言われた通りに上へ行ってみると、そこには広い海が広がっている。

    最後は、「いつかみんなで海に行こう」というようなところで終わるお話だった。

    たぶんこのお話が伝えたいのは、
    狭い世界の中で争うのではなく、もっと広い世界に目を向けてみよう。
    そうすれば、争わなくてもいいことに気づけるよ。

    そんなことなんだと思う。

    でも、次男の感想は、

    「ポンコツだと思いました。」
    「バカだと思いました。」

    だった。

    なんでポンコツなの?なんでバカなの?

    そう聞いてみた。

    すると次男は、当たり前のように、
    「喧嘩してるから。」
    と答えた。

    ……なるほど。

    次男にとっては、そういうことなのか。

    そういえば、保育園の頃から、友達同士が喧嘩をしていると止めに入ることがあった。

    今でも、みんなの輪に入れずにいる子がいると、自分から声をかけることがある。

    次男はたぶん、争いごとが好きじゃない。

    「みんな仲良く」というのが、きっと根っこのところにあるんだと思う。

    だから、葉っぱを取り合って喧嘩している芋虫を見て、「なんで喧嘩するの?」「仲良くすればいいじゃん」という気持ちになったのかもしれない。

    大人だったら、
    「もっと広い世界に目を向けることの大切さを感じました」
    なんて、きれいにまとめてしまいそうなところを。

    次男は、「喧嘩してるから、ポンコツ」だった。

    でも、よく考えてみたら。

    これも立派な感想なんだ。

    物語を読んで、登場人物の行動を見て、自分なりに「どうして?」と考えて、自分の言葉で書いた。

    しかも、その理由を聞いたら、ちゃんと答えが返ってきた。

    次男の中では、「喧嘩してるから」それだけで十分なんだ。

    なんだか笑ってしまったけれど、もしかしたら「ポンコツ」と「バカ」の奥には、
    「みんなで仲良くすればいいのに」
    という、次男なりの優しさがあるのかもしれない。

    教科書に書いてある「作者の伝えたいこと」も大事だけれど、その物語を読んだ子どもが、何を感じたのか。

    そこには、教科書には書かれていない、その子だけの世界がある。

    もしかしたら次男にとって、ポンコツとかバカって、悪口というより『そんなに喧嘩しなくてもいいのに』っていう意味なのかもしれない。

    それにしても、「ポンコツ」と「バカだと思う」という感想を見た時はビックリした。


    たかっちさんの600note祭り。
    お題は600に関するもの、もしくはちょっと驚いた話ということで書かせてもらいました。

    はい、ノート開いて「ポンコツ」「バカ」というワード見た時は驚きしかなかったです。
    誰かの悪口書いてるのかとヒヤヒヤしました…

    開催期間は9月13日までです!

     
     
     
    40代|東北在住|2児の母 転勤族。子育て、日々のこと、仕事、ときどき、過去のこと。 ジャンルは、たぶんバラバラ。 これまでのいろんな経験の元をとるべく、今日も何かを拾っていきます。 正解がわからないまま悩みつつも、1ミリでも前に進みたいと思い、日々を記録しています。

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