
…えっと、私は何を書いてるんですか?
今は仙台に住んでいるが、出身は秋田。
秋田出身と言うと必ず言われるのが
「お酒強いんでしょ?」だ。
必ず言われる。
秋田に住んでいたときも「酒強そう」と言われてきた。失礼である。私のどこを見てそう言っているのか。
顔か?雰囲気か?
昔からよく言われてきた。
それでも20代前半の私は
「お酒飲めないんですぅ〜」と可愛い私を演じていた。単純にモテたかったのである。
やまとなでしこのドラマをみて、松嶋菜々子にはなれなくても、矢田亜希子になりたい!と思っていたからだ。
守りたくなる女。そんな女性に憧れていた。
それなのに…
一口飲んだら終わりなのである。
いくらでも飲めちゃうのである。
そして、私は訛っていた。
どんなに見た目を矢田亜希子に近づけても、
「お酒弱いの…」と可愛く言っても、
一口飲んでしまえば崩壊する。
酔ってきたら素が出てきて、秋田弁全開である。
従姉妹の旦那さんに
「黙ってればなー、喋らなければいいのに」と言われたこともある。
どんなに外見を可愛くしても、喋れば訛ってるのでおばちゃんが出ると。
いくら親族でも失礼である。
そして秋田には飲み会の際に「練習」という文化がある。もしかしたら、東北の他の県にもあるかもしれない。
練習とは、例えば19時から飲み会の場合、
早い人だと20〜30分前に着く。そしたら、その早くきた人達で、飲み会の練習として先に乾杯するのだ。
なので、みんなが集合して飲み会が始まる頃には、すでに何杯か飲んで出来上がってる人もいる。
私は余裕を持って待ち合わせに行きたいタイプなので、当然、どんなに気合を入れて行っても、練習の段階で素がでるのだ。
仕事を辞めて、お金がなかった時も、飲み会に誘われたが、無職というと奢ってくれたりもした。
気付いたら隣のテーブルの人と飲んだり、
気付いたら一緒に行った友達が先に帰ったりしたこともあったが、危ない目に遭ってもおかしくないのに、ちゃんと家に帰って寝ていた。
駅のホームで大きな柱に顔面からぶつかったことも、冬に飲みに行って帰ってきてそのまま寝て、
ふくらはぎに違和感を覚えて起きたら低温やけどになってたこともあった。今思えば笑えるけど、あれは危なかった。
いい時代だ。今では考えられない。
「酔った姿が本当の自分」という言葉を知って、
いくら矢田亜希子になりたいと願っても、
矢田亜希子にはなれないんだなと悟った。
いつも飲みに行っていた私に、祖母が
「小遣いやるから、あまり飲みに行くな」
と3000円くれた。
ばーちゃん、ごめん。その3000円もって飲みに行きました…
ここまで書いて、ふと思った。
……えっと、私は何を書いてるんですか?
ただの酒飲み時代の思い出話になっている気がする。
まあ、そんな時代もあったということで。
ちなみに、秋田美人ではない。