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頼む、私を呼び出さないで

    長男は、小さい頃から人見知りをしない子だった。

    知らない人にもニコニコ話しかけるし、初めて会う人ともすぐ打ち解ける。
    当時は「物怖じしない子だなぁ」くらいにしか思っていなかった。

    でも、今振り返ると、それは長男の大きな強みなのかもしれない。

    長男が4歳くらいの頃、一緒にスーパーへ買い物に行った時のこと。

    「あれ?長男がいない。」

    旦那と手分けして、スーパーの中を探す。
    なかなか見つからない。
    もしかして店の外に出たのか、それとも知らない人に付いていってしまったのか。
    慌てて探していると、しばらくして鮭おにぎりを持ったニコニコの長男が戻ってきた。

    「鮭おにぎり欲しかったけど、どこにあるか分からなかったから店員さんに聞いてた!」

    悪びれる様子もなく、当たり前のように話し、おにぎりをカゴへ入れる。

    このことがあったので、帰ってから迷子になったらどうするか話し合った。

    私はありきたりだけれど、もし迷子になったら近くの店員さんへ声をかける。ちゃんと自分の名前も言わないとダメだよ。そんなことを言った。

    すると長男が

    「わかった!店員さんにママとパパが迷子です!
    ママの名前は〇〇です、パパの名前は△△ですって言えばいいんだね!」

    違う…そうじゃない。

    長男よ、それだけは止めてくれ。

    なぜパパとママの名前を言うのだ。
    自分の名前を言えと言ったのに…

    そんなことがあり、
    本当に迷子になったら、私と旦那の名前を言いかねないので、そこからはこれまで以上に長男に張り付くようになった。

    困ってる時に周りに助けを求められるのはいいことだと思う。
    そしてそれは、長男にとっての生きる力に少しは役立ってるのかもしれない。

    でも、自分からフラフラとどこかへ行って、パパとママが迷子ですと言うのは少し違うぞ。

    幸いなことに、まだ店内放送で、父と母が呼び出されたことはない。

    どうかこれからも、呼び出しされませんように…


    今回はエッセイしりとりでバトンが回ってきました。

    諏訪さん、バトンありがとうございます😊

    タイトルの最後の文字をしりとりして、バトンを回す。
    私のタイトルの最後は「で」。
    なので、次の方は「で」から始まるタイトルで記事をお願いします!
    詳しくはマイキーさんの記事をご覧ください!

    濁点、半濁点などはゆるくいくとのことなので、
    「て」から始まるタイトルでもOKです!

    もちろん強制ではありませんので、スルーもOKです。
    すでに回っていたらすみません…

    1人目はすずらんさん。

    2人目はランディさん

    3人目はろくねこさん


    企画は8月31日までとなってます。
    バトンを受け取っていただける場合は、
    「で」もしくは「て」から始まるタイトルでお願いします。

     
     
     
    40代|東北在住|2児の母 転勤族。子育て、日々のこと、仕事、ときどき、過去のこと。 ジャンルは、たぶんバラバラ。 これまでのいろんな経験の元をとるべく、今日も何かを拾っていきます。 正解がわからないまま悩みつつも、1ミリでも前に進みたいと思い、日々を記録しています。

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