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Photo byfox_kon

あちら側とこちら側

     俗に言うマジョリティとマイノリティという言葉があり、 マジョリティは,ざっくりと
    数が多いだけではなくて、社会のルールとか前提が
    そちら側で作られてるらしいと。マイノリティはそのまま、社会的に少数派で,社会的に不利な立場に置かれてる側なのだろうと,とある場所へ参加した
    『ハヤシ』は…この場所で,世の中の巧妙さを
    あらためて自負した。

     ハヤシは,世の中の少数派=マイノリティと言われる人たちの,相談者としてその場にいた。

    立場として,あるべき存在と思いながらやってきた事だ。

    グループワークのように,いろんな話をして
    コミニュケーションをしながら,問題点や
    社会の外側へ 行き場を失いそうになる人達の話しを聞いた…

     『この人たちは,優れている…学歴もさることながら,考え方が…今の時代に足りないものをちゃんと持っている…なのにどうして…』

    勿論…なにかしらを抱えていることが,要因とはなっているのだが。

     最近は,いろいろな疾患を公表している
    著名な人達もいるが、 今ここにいる人達は,決して…異なってはいない。

     ハヤシは,自分のことを考えてみた。
    自分はどうだったか…両親にも恵まれ,そこそこの大学へ入学して,資格も取り 公の仕事を得て
    福祉へ携わってきた…挫折も味わった。

     家庭も持ち 子供二人 マンション住まい
     車もファミリーカー,言い回しが少し古いが、年に一度か二度,家族旅行も出来る…身体今の所は健康である…

    戦後から復興 そして『先進国』として 数々の災害や困難に向き合い、また前を向いて。

    作り上げてきた『普通』という名…

    実は,とても難しいことだと…持続は。

    きっと日本の平均的な…存在であるのだろうと。
    きっと守られてきたのであろう人たちが、
    その道に沿って,生きてこられたのだと思わなくもない。

    今また,何度目かのこの役割を果たすため
    ここにいるハヤシ…なんだか空気感が違う。
    ファシリテーターとしてこの会を
    どうにか,良い会にして終わらせたかった。

    これからを考えましょうと。だが現実は,体力の問題もあるだろうが…既に働きながら…現場の現実を知りながら居場所を求める…どうにかしようとしてる人たちだ。
    もやもやしてはいるが,きっと生きる為。

    ただ,本当にそうなのか…今回特に思ったのだが、
    此処に来てる人達は,逆境を乗り越えようとする
    強い信念を堅持している気がした。

    差別や偏見など,くだらないものを…見てはいない…その先の先を考える力がある…困難なことを
    なんとか越えようと,努力していると想像する。

    縦割り社会においての、此処にいる人たちは
    追いやられてしまうが…力を蓄えたら
    きっと日本の働き手で,秀でるのではと

    ふと全体を見渡し,話を聞くことで
    ハヤシは,少し怖くなった…

    仕組みを知った上で,働き見合わない対価で
    労働する…知っているのだ…そんな眼だった。

    たまたま恵まれかったためなのか、
    ハラスメントなどによるのか
    こだわり過ぎた真面目さが、この差だけだとしたら

    日本にとっても…
    この人たちを埋めていた時間を取り戻して
    能力を活かすというのを
    もう始めなければ…遅過ぎたくらいだろうと
    外へで始めた人たちは,力を蓄え出している。

    勿論 カウンセリング,専門職立ち会いの元
    もう始めなければ…

    きっと反転するかもしれない。

    立場は変わる……ハヤシは何故か寒気がした。

    ミエナイモノガ ミエテイル

    ダッテ ミエナイフリ シタホウガ

    イイッテコトモアル

     カワルカナ カワラナイカナ



     【ショートショート】

     
     
    メガネがなくても 見たいものはみえる。 心の隙間の影 誰しもがある 病ありと共にあとどれくらい 何かしら出来たら良い 人生に正解は無いから

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