音楽を聴くことは、私にとって避難所だった
落ち込んだ時。
不安で眠れない夜。
どうしても現実がしんどい日。
そんな時、私は音楽を聴く。
音楽は問題を解決してくれるわけではない。
仕事の悩みを消してくれるわけでもないし、
人間関係を代わりに片付けてくれるわけでもない。
それでも、不思議と少しだけ呼吸がしやすくなる。
少しだけ世界が優しく見える。
クラシック音楽を聴いていると、
100年前、200年前にも、
同じように悩み、苦しみ、恋をして、生きていた人たちがいたんだと思う。
作曲家も、演奏家も、聴いていた人たちも。
人間は昔からずっと、人間だった。
だから私は音楽を聴く。
逃げているわけではない。
休憩しているだけだ。
避難所に入って、少し休んで、
また現実の世界に戻っていく。
世の中には、
映画が避難所の人もいる。
本が避難所の人もいる。
スポーツが避難所の人もいる。
私にとって、それが音楽だった。
そしてたぶん、これから先もずっとそうなんだと思う。
音楽があるから、生き延びられた日がある。
音楽があったから、今日まで来られた。
だから私は今日も、
お気に入りの一曲を再生する。
それは気分転換なんかじゃない。
私にとって音楽は、
生きていくための避難所なのだ。