見出し画像

「三島の街で、ウイスキーが眠っている」ウイスキーと街が、一緒に育つ話。

静岡県三島市。

東京から新幹線で約1時間。富士山の伏流水が街中を流れる、人口約10万人の静かな街です。この街の、あちこちにウイスキーが眠っています。

蒸留所の中ではありません。空き家の一角や、使われなくなった倉庫。街のあちこちに置かれたオーク樽の中で、ウイスキーの原酒が静かに熟成を続けているんです。

手がけているのは「Whiskey&Co.(ウイスキーアンドコー)」。1926年築の建物をリノベーションした蒸留所を拠点に、ウイスキーづくりを通じた地域創生に取り組むクラフトスピリッツメーカーです。

今回は、「ウイスキーと街が一緒に育っていく」そんな少し不思議で、とても魅力的なプロジェクトをご紹介します。

FiNANCiEとWhiskey&Co.の3年半

Whiskey&Co.がFiNANCiEでコミュニティトークン「key3」の販売を開始したのは、2022年10月のこと。

初回セールは、開始20日で1,000万円を突破。最終的には2,000万円を達成し、早期での完売となりました。以降、追加で行われた8回のトークンセールはすべて完売。現在のコミュニティメンバーは4,700人を超えています。

ウイスキーの完成を一緒に待ちながら、新作をいち早く手に入れる。そんな「応援」と「体験」が重なるコミュニティが、約3年半をかけて育ってきました。

そしてこの6月、最新作『Little K 2026』がリリースされます。「Little K」は、樽詰め前の原酒『Moon Shine』に続く、熟成2年未満のバーボンスタイルウイスキー。前作は完売。5月には追加のトークンセールも予定されています。固定価格でまとまった数のkey3トークンを取得でき、1,000トークン以上お持ちの方には『Little K 2026』の優先購入のご案内も届きます。

ここからはWhiskey&Co.がどんなプロジェクトなのかを知っていただくために、少しだけ時間軸を遡って、これまでの歩みと今後をじっくりご紹介していきます。

「日本にバーボンスタイルの蒸留所が少ない」という空白

日本国内のウイスキー蒸留所は、124か所を超えるまでに急増しています。その大半はスコッチの系譜を汲むスタイル。蒸留所のコンセプトそのものとして「アメリカンバーボンスタイル」を掲げるところは、ほかに見当たりません。

※ウイスキー文化研究所『JAPANESE WHISKY YEARBOOK 2025』

Whiskey&Co.は、その空白に注目しました。2021年1月に設立されたWhiskey&Co.株式会社。社名には、スコッチで一般的な「Whisky」ではなく、バーボンやアイリッシュで使われる「Whiskey」のスペルを選んでいます。

ブランドテーマは「Playful!!!」(アソビゴコロ)。競争ではなく、遊び心で世界を驚かせる。それがWhiskey&Co.の掲げる旗です。

三島の水が、すべての始まりだった

蒸留所の場所を探していたWhiskey&Co.が選んだのが、静岡県三島市でした。街を訪れて最初に驚いたのは、まちなかを流れる水の美しさでした。学生たちが湧き水に足を浸している光景。ウイスキーづくりに大量の良質な水が必要なWhiskey&Co.にとって、これ以上ない場所との出会いでした。

三島は「水の都」と呼ばれる街です。富士山に降った雪が地中を通り、伏流水として街中に湧き出します。その水質は硬度56の軟水。鉄分が少なく、年間を通じて水温は18度で安定しています。厚生労働省の「おいしい水」、環境省の「名水百選」、国土交通省の「水の郷百選」国の三つの水質認定を受けた、酒造りにとって理想的な水です。


ここで少し、ウイスキーの話をさせてください。

アメリカでバーボンを造るとき、一般的に使われるのは「ライムストーンウォーター」と呼ばれる硬水です。石灰岩層を通ったミネラル豊富な水が、バーボン特有の力強い味わいを生みます。

一方、三島の水は軟水。柔らかく、澄み切った味わいが特徴です。

硬水のバーボンに対して、軟水のバーボン。Whiskey&Co.はこの対比にこそ可能性を見出しました。「Japanese "Bourbon Whiskey" Style」日本の軟水で造るバーボンスタイルのウイスキーという、誰も手をつけていなかった新しいジャンルの誕生です。

蒸留所の拠点に選んだのは、三嶋大社の参道沿いにある1926年(大正15年)築の看板建築『懐古堂ムラカミ屋』。築100年、国の登録有形文化財です。

加えて、三島市は2017年に「焼酎特区」の認定を受けています。小規模でも焼酎の製造免許が取得でき、ウイスキーの熟成を待つ間に三島の地元素材を活かした焼酎を製造・販売できるという事業上のメリットがありました。地元の建設会社の社長さんが物件を紹介し、観光協会の会長さんが人脈を橋渡ししてくれたことも、大きな後押しになりました。

水、建物、制度、そして人。Whiskey&Co.と三島の関係は、こうして始まりました。

ウイスキーが眠る街・三島

ここからが、Whiskey&Co.の最もユニークなところです。

一般的なウイスキー蒸留所は、広大な敷地に大きな熟成庫(ウェアハウス)を構えます。蒸留した原酒を樽に詰め、同じ場所で何年も寝かせる。それが常識です。

Whiskey&Co.は、その常識を覆しました。

蒸留した原酒を詰めた樽を、三島市内のあちこちに分散して配置する。空き物件、遊休不動産、個人宅の空きスペース。街全体を、一つの巨大な熟成庫に見立てたんです。「ウイスキーが眠る街・三島」これが、Whiskey&Co.の合言葉になりました。

この取り組みの面白いところは、ウイスキーの味わいにも直結する点です。熟成場所ごとに温度、湿度、立地が異なります。つまり、置かれた場所によってウイスキーの仕上がりが変わるんです。商店街の一角で眠った樽と、住宅地の倉庫で眠った樽では、違う味わいのウイスキーが生まれます。

街の個性が、酒に宿る。それがWhiskey&Co.の考え方です。

そしてこの仕組みは、地域の課題解決にもつながっています。使われなくなった空き家や空きスペースが、ウイスキーの熟成庫として再び役割を持つ。空き家問題とウイスキー熟成を同時に解決する、一石二鳥のモデルです。

Whiskey&Co.が掲げるコンセプトは4つあります。

  1. 街中で作る:中心市街地に小規模蒸留所を構える

  2. まちでしか手に入らない: ボトルは原則として三島エリア限定

  3. まちなかで熟成:街全体を熟成庫にする

  4. 関係人口とともにつくる:応援する人たちと一緒にブランドを育てる

「三島に来ないと買えないウイスキー」という設計は、観光需要の創出や移住促進にもつながる取り組みとしてふるさと納税の返礼品にクラフトジンが採用されたほか、内閣府の『関係人口創出・拡大のためのモデル事業』にも採択されています。

そして何より印象的なのは、三島の人たちがこのプロジェクトを「自分ごと」にしてくれていることです。

焼酎『konohana』の製造時には、芋切りのお手伝いイベントに約70人の地元住民が集まりました。また、ジンの仕込みのために、2日間で100kgの甘夏をむく「皮むきイベント」も開催。2026年2月には、地元・はれやか農園の凍害レモンを蒸留に活かすため、急遽「皮剥き会」も開催。三嶋大社での正月の初商いでは、1日で1,500人がウイスキーや焼酎の無料試飲に訪れたそうです。

一企業のプロモーションという枠を超えて、街と人とウイスキーが一緒に育っている。そんな光景が、三島にはあります。

ティーンエイジャーの一杯

ここで、Whiskey&Co.が生み出したウイスキー「Little K」についてご紹介させてください。

アメリカのバーボンウイスキーには「ストレートバーボン」という格付けがあります。焦がしたオークの新樽で2年以上熟成して、初めてその名を冠することができます。

「Little K」は、その手前。熟成2年未満のウイスキーです。

Whiskey&Co.はこの段階ならではの魅力に着目しました。若さゆえのフレッシュさ、情熱、はじけるような生命力。それを「ニューボーン」という一般的な呼称ではなく、独自のブランド名で世に送り出すことを選んだのです。

大人になりきる手前の、ティーンエイジャーのような一杯。
それが「Little K」です。

製法はバーボンスタイルにならっています。仕込みには富士山の伏流水を使用。アメリカンホワイトオークの新樽で熟成し、加水を一切しないカスクストレングス(樽出し原酒)のまま瓶詰めしています。

香りはキャラメル、バニラ、オーク。いちごジャムや焼きパイナップル、マンゴスチンのニュアンスも。口に含むとメロウ(まろやか)で、適度な渋みと甘み。若さゆえの心地よい刺激が舌の上で弾けるような感覚です。

2025年6月に初めて世に出た「Little K」は、同年ロンドンで開催された国際品評会『The World Whisky Masters 2025』のJapanese Single Grain Spirit Drink部門で、マスターメダル(部門最高評価)を獲得しました。

初リリースで、いきなりの快挙でした。


「Little K」にはもう一つ、大切な特徴があります。バッテッド方式と呼ばれる製法で、複数の樽の原酒を合わせて一つのボトルを作ります。樽の状態は毎回異なるので、全く同じ味は二度と作れません。まさに「一期一会」のウイスキーなんです。

そしてLittle Kは、リリースを重ねるごとに熟成が深まっています。ウイスキーの成長を、リアルタイムで追体験できる。それが「Little K」というブランドの魅力です。

「飲む人」から「創る人」へ

ここまで読んでみて、「面白い!でも…三島は遠いな」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

実は、三島に住んでいなくても、このウイスキーづくりに参加する方法があります。それが、冒頭でもご紹介したFiNANCiEのコミュニティトークン「key3」です。

仕組みはシンプルです。FiNANCiEでkey3トークンを購入すると、Whiskey&Co.のトークンホルダーになります。単なるファンでも、単なる出資者でもありません。三島のウイスキーづくりの「創り手」の一人になる、ということです。

トークンを持つと、具体的にこんなことができます。

①限定ウイスキーの優先購入権
三島エリア限定販売のLittle Kを、1,000トークン以上の保有で遠方からでも購入できます。優先かつオンラインでの購入が可能です。

②製造プロセスへの投票
コミュニティ内での投票を通じて、ブランドの方向性を一緒に決めていく仕組みがあります。

③限定イベントへの招待
ホルダー限定のテイスティングイベントや特別な体験に招待されます。

key3トークンの特徴的な点は、ウイスキーという「実物」と結びついていることです。多くの保有者が、ウイスキーを確実に手に入れるための手段として長期的に持ち続けています。

ウイスキーの熟成には、時間がかかります。3年、5年、10年。トークンを長く持つほど、より長い熟成年数のウイスキーへのアクセスが広がっていきます。ウイスキーの価値が時間とともに深まるように、コミュニティとの関係も深まっていく。Whiskey&Co.とkey3トークンには、そういう設計が組み込まれています。

トークンの購入方法や現在の価格は、「Whiskey&Co.」コミュニティページでご確認いただけます。

▼「Whiskey&Co.」コミュニティはコチラ

三島の街で眠るウイスキーの、目覚めに立ち会いませんか

『Little K 2026』のリリース日は、2026年6月15日。

17ヶ月、18ヶ月、20ヶ月と異なる期間を過ごした原酒を合わせた、これまでで最も深みのある一本になります。前作の『Little K 2025 2nd』は完売しました。同じ味は、二度と作れません。

FiNANCiEでkey3トークンを1,000以上保有している方には、5月上旬に優先購入のご案内をお届けする予定です。一般販売(6月15日)に先駆けて、ひと足先にお手元に届きます。優先案内の開始は5月上旬から。それまでにkey3トークンをご準備ください。

5月1日〜5月25日の期間で、追加のトークンセール(ファンディング)を実施します。1口1,000円、1,000口限定です。ファンディングでは、固定価格でまとまった数のトークンを取得できるため、マーケットでの取引と比べてお得にkey3トークンを手に入れることができます。1,000トークン以上の保有で、『Little K 2026』の優先購入権が得られます。

1,000CT保有の方:1本まで優先購入可能
3,000CT保有の方:3本まで優先購入可能
5,000CT保有の方:5本まで優先購入可能
 ・
 ・
12,000CT保有の方:12本まで優先購入可能

上記のように、保有しているトークン数「1,000CT」毎に、
優先購入可能な『Little K 2026』が増えます👏✨

▼少しでも気になった方は、ぜひトークンセールのページをご覧ください。
https://financie.jp/users/whiskey_and_co/cards

まずはコミュニティを覗いてみる 
Whiskey&Co. FiNANCiEコミュニティ

最新情報をフォローする 
X(旧Twitter) / LINE公式


三島の街で、ウイスキーが眠っています。

空き家の片隅で、倉庫の奥で、街のあちこちで。富士山の伏流水で仕込まれた原酒が、オーク樽の中で静かに呼吸を続けています。

その目覚めに、立ち会ってみませんか。

いいなと思ったら応援しよう!