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Photo bynanatsunoko3

【個性化の時代へ向けたZ世代、アルファ世代の研究】その6 Z世代と推し活②

    前田 英志(ひでし)

    1つ面白いデータがある。

    以下の表は、推し活・オタ活に時間を使っている人(A)、もっと時間をかけたい人(B)、お金を使っている人(C)の割合である。

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    日本インフォメーション株式会社  Y世代、Z世代合計3,000名に対する意識調査より 
    2022年3月31日~4月4日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000048646.html

    性別の差、年代の差がみごとに表されている。

    男女で同じくらいの数字の年代をピックアップすると、
    例えば、女性のU25社会人 ≒ 男性の高校生 となる。
    これが意味するのは、新人社会人の女性と高校男子は、推し活やオタ活にほぼ同じような割合で、時間とお金を使っているということである。

    会社の新人女性と推し活の話をして、全然よく分からないなーと感じていたが、この結果でよく分かった。新人女性の推し活の話についていけるのは、男でいうと高校生だということである。

    同様に、
    26-29歳の女性 ≒ 大学生男子
    30-39歳の女性 ≒ U25社会人の男性
    40-49歳の女性 ≒ 30-39歳の男性
    となる。

    この結果はマーケティング的にも大変重要である。

    そして、ここまできれいな結果だと、重回帰式でこの結果は説明できるのではないかという思いが自然と沸き起こる。

    早速やってみた。結果は以下である。

    推し活・オタ活に時間を使う人の割合 = 38 + 11.3 x (女性) - 0.9 x 年齢

    推し活・オタ活に時間を使う人の割合を求める重回帰式
    修正済決定係数 66.0% 全体の約7割を説明できる
    女性と年齢のp値は5%未満で有意
    年齢は各世代の真ん中の数字を使用

    同じ年代なら、女性の方が11.3%、より時間を使う人が多いという結果である。また年を1歳とるごとに、0.9%、時間を使う割合が下がっていくということである。

    同じように、お金の結果は以下である。

    推し活・オタ活にお金を使う人の割合 = 43.8 + 13.2 x (女性) - 1.0 x 年齢

    推し活・オタ活にお金を使う人の割合を求める重回帰式
    修正済決定係数 71.0% 全体の約7割を説明できる
    女性と年齢のp値は5%未満で有意
    年齢は各世代の真ん中の数字を使用

    時間よりもより、女性と年齢による差が大きい結果となっている。

    この個性化のムーブメントが若い女性から起こってくるというのはなんとなくそうかなと思っていたが、改めてデータでも裏付けられる結果となった。

    今後、着目していきたい。

    なお、私の身近にいる最も若い女性は、小学5年生の次女(=アルファ世代)である。次女は、勉強の時間であっても、勉強しながら、同時に好きなYou tuberの歌を歌っている。生活全般においてほぼほぼ推し活が常である。

    X世代の我々では理解できないこの世代たちが「個性化の時代」を創っていく。

    要チェックや。



     
     
     
    大学教授。ビジネスアスリートOS創始者。投資アスリート育成寺子屋塾の塾長。 外資系IT企業にて、戦略コンサル・データサイエンスに25年以上従事。 問いの設定・構造化・伝達によって、人と組織が成果を出し続ける思考OSを体系化。 連絡先:info@finfhi.com

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