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『シニア起業準備編』立ちふさがる壁②:今のレールから外れられない…… 

    前田 英志(ひでし)

    起業をするために立ちふさがる壁が3つある。

    今回考えるのは、その2つ目「しかれたレールの壁」である。

    一般に今いる世界はここちよい。
    目の前にレールがひかれていて、普段から慣れていることをしていれば自然と前に進んでいく。

    そして一般に進めば進むほど、地位も上がっていくし、名誉もついてくるだろう。

    更に周りの人々とも、そうやってレールの上をあなたがずっと走り続ける前提のもと、その関係が築かれていく。

    こうやって慣性の法則がはたらいていく。

    慣性の法則は怖い。現状維持の流れが一旦加速しだすと、その流れから外れることができなくなる。

    これが世で一般に言われる「しかれたレールの壁」である。

    この壁を超えるのは難しい。

    今持っている地位と名誉を失うのが怖い、という思いが湧いてくるから。
    そして、周りの人に反対されるから。

    「起業? えっ、ばかじゃないの。理由が全然わからない。今のままでいいじゃん。何が不満なの?」

    とか言われると、そこで心が折れる。

    この壁を超えるには、強い意思が必要である。

    「自分はしかれたレールの上を進まない。自分にはどうしてもやりたいことがあるから」

    そして、今の住み慣れた世界と決別する勇気が必要である。

    場合により、これまでの交友関係にひびが入ることがあるかもしれない。親近者との関係が悪化することがあるかもしれない。

    ただ、この選択は自分にしかできない。
    そして選択をしない場合は、時がたつにつれしかれたレールから外れることがより難しくなる。

    どうしてもやりたいことがあるなら、自分で決意して、自分で選択しよう。

    きっとあとで分かる。自分がこだわっていた地位や名誉には、一銭の価値もなかったことが。


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    大学教授。ビジネスアスリートOS創始者。投資アスリート育成寺子屋塾の塾長。 外資系IT企業にて、戦略コンサル・データサイエンスに25年以上従事。 問いの設定・構造化・伝達によって、人と組織が成果を出し続ける思考OSを体系化。 連絡先:info@finfhi.com

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