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てくてくnote 京都 大原 赤紫蘇 梅の宮 乙が森

    唐崎夜雨

    大原の里を歩いていると、時折見かけるのが、赤しそ畑。赤しそ は大原を代表する漬物しば漬けには欠かせないもの。

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    しそ は漢字で紫蘇と書く。
    これはむかしむかし食中毒か何かでぶっ倒れたか、苦しんでいるところを、紫の葉を飲ませたら回復し蘇ったという逸話から、紫の蘇る草というので紫蘇。
    とすればこの しそ は 青しそ ではなく 赤しそ。

    調べてみると 青しそ は 赤しそ の変種らしい。しそ の本家は 赤しそ ということですね。
    しかしこの 赤しそ は変種の 青しそ や近縁種のエゴマと交配しやすいそうで、一度混ざってしまったら元には戻らないから、大原では 赤しそ の近くでこれらの しそ を育てない等の取り組みをしている。

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    また大原の 赤しそ は原品種に近いそうです。小さな盆地という土地が、よそから隔絶しているため混じりっ気がなく伝えられて来ているのでしょう。

    さて、里の駅の北あたりから高野川の右岸に桜井の径という遊歩道がある。舗装されていない川べりの道でサクラの並木道になっている。

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    桜井の径を川上へ歩いていると役場橋がある。おそらく歩行者しか通れない橋。欄干もない。
    この橋を渡った対岸は階段になっていて、上がるとバス通りの街道に出る。そして向かいにある小さな神社が、梅の宮神社。

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    梅の宮神社は先に訪れた江文神社の境外摂社。御祭神はコノハナサクヤヒメ。伝説では江文神社の御祭神の妻女を祀っているとも言われて、姫宮とも呼ばれるそうだ。

    再び役場橋を渡り桜井の径を川に背を向けて歩いてゆくと、正面にあるのが乙が森。
    おつうの伝説では退治された大蛇の頭部がこの乙が森に埋められた。いまここには龍王大明神が祀られている。龍王大明神の手前にある注連縄が独特すぎて、いかにも荒ぶる大蛇のよう。

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    この乙が森は寂光院への入口に当たる。ここから草生川の流れに沿うように坂を登っていけば、建礼門院ゆかりの尼寺である寂光院に至る。

    大原では花尻橋から寂光院へ至りましたが、里の駅を除いてほとんど人に会うことはなかった。観光客の訪れない秋の大原の里を楽しんだ。

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    寂光院あたりまで来ると少ないとはいえ訪れる人は絶えない。
    では、せっかくなので、建礼門院さんにご挨拶をしてまいりましょうか。

     
     
     
    文は人なり。ただの通りすがりのものです。

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