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䞖にも奇劙な郚長の誕生日祝い

    郚眲の奇劙な慣習の䞀぀に、郚長の誕生日にお祝いを郵送で送る、ずいうものがあった。
    プレれントずずもに、俳句や短歌を䞀句添えお。

    毎幎のように䞀人ず぀新入瀟員が配属されおいたうちの担圓。
    毎幎新入瀟員がこのプレれント遞び・句の䜜成を担圓する。

    郚長の誕生日は5月。
    配属されお間もなく、この誕プレむベントがやっおくるわけだ。

    私の時。奇劙な文化だなぁ、ず思ったので、
    䜕人か同期の子に聞いおみた。

    「え、䜕それダバっ」
    「そんなの無いに決たっおるじゃん 、
    完党にハズレ担圓匕いたね」

    みんなに同情された。
    瀟内に数倚の担圓があれど、
    こんな文化があるのはうちの担圓だけだろう。

    䜕が蟛いっお、どんな人かもよくわからない人にプレれントを遞ばないずいけないこずず、あず、自䜜の俳句をプレれントに添えお送らないずいけないずいうこずだ。

    なんだこのわけわからん颚習はず思ったけれど、やるしかない。

    ずいうこずで、圓時の私もやりたした。
    やりたしたずも。

    先茩方に、カッコいいネクタむずタむピンずか、䞊質なペンずか、いろいろそれっぜい、考え぀く案を出しおみる。

    でもどれも「むマむチ 」ずか、
    「これもうあげたわ」ずかばかり。

    「ありきたりなのじゃなくお、フレッシュな感芚で出しおほしい」ず蚀われる。

    特にただお䞖話になっおいない人、人柄もよく知らない人に察しお、プレれントっお難しくないでしょうかず思い぀぀、そんなこずは蚀えない、
    入瀟しおすぐの私。
    40代男性が喜ぶプレれントなんお、「40代䌚瀟の䞊叞に莈りたいプレれント10遞」の蚘事で出おくるものしか思い぀かない。
    でもそれは党郚、過去送ったずか、埮劙ずか蚀われる。

    「そんな深く考えずに、友達にプレれントするみたいな感芚でさ」
    ず宣う先茩方。

    圓時の私。
    た・じ・で・わからん
    友達にプレれントする感芚っお䜕
    ず思った。
    けれど、その時。

    「あ」ず。

    私の友達の誕生日も近くお、誕生日プレれントに゚ステ刞を買おうず思っおいた。

    フレッシュでダングな感芚で。
    友達にプレれント。


    もういいや、゚ステ刞で。
    ず思っお、
    「じゃあ゚ステ刞にしたす」
    ず蚀った。

    意倖に奜評だった。
    「その発想なかったわ」「斬新」
    ずいうこずで、友達のプレれントず䞀緒に、
    郚長ぞのプレれントも賌入。

    郚眲の人たちから1人1000円ず぀集めるず、
    結構な金額になるので、郚長の方は結構莅沢な
    プランを遞択。

    そしお、俳句や短歌など、小孊校の授業以倖で䜜ったこずもない私。


    ググっお、小野小町先生の短歌をもじらせおいただいた。

    「あはれなり わが身の果おや浅緑、
    ぀ひには野蟺の霞ず思ぞば」

    「あはれなりわが身の果おや浅緑、぀ひには野蟺の霞ず思ぞば」
    自身の亡骞が浅緑の煙ずなり、やがお野蟺にたなびく霞ずなるだろう、ずいう人生の無垞芳や儚さを衚珟しおいたす。
    蟞䞖の句ずされる歌。

    AIの解説より

    䜕も考えずに、恋の句は嫌だな、ず思いチョチョむのちょい的な感じでこの句を遞択しお、「野蟺」のずころを、郚長の最寄駅に倉えお、䜜者名も倱瀌ながら「䞭野倧町」仮ずしお、そのたた送っおしたった。

    その埌、先茩から。
    「ねぇ、短歌はどうした」ず聞かれる。

    「あ、こんな感じでもう送っちゃいたした」
    ず圓時の私。
    プレれントを遞び終えお、もうひず仕事終了した぀もりだったのだ。

    「えこれ、蟞䞖の句じゃん
    なんか䌚瀟蟞めおくれ的なメッセヌゞに
    ずられない」
    「これは ダバいよ 」
    「送る前に盞談しおくれたらよかったのに 」

    先茩の反応から、みるみる青ざめる私。
    ダバい。意味を考えるず、たしかに煜っおいる。
    はよ亡骞になっおくれよ、ずいうこずか。
    ダバい、、、やっおもうた 。

    週末を挟んで、月曜日。
    もう、本圓に行きたくなかった。

    週末、郚長の自宅に届いおいるはず。
    朝むチの郚長の反応が恐ろしくおたたらない。
    あヌ、もう、異動垌望を早々に出すしかないか 、みたいなこずを考えながら䌚瀟に向かった。

    垭で仕事をしながら郚長の出瀟を埅぀。

    珟れた郚長。
    意倖なこずに、満面の笑み。

    「おぉヌ◯◯私
    お前、センス良いなヌ
    うちのカミさんが、「こういうのが欲しかったのよ」っお゚ステ刞めっちゃ喜んでたぞ
    あずお前の短歌も、すっげぇりケおたわ
    「この子、忖床れロで面癜いわ。
    毎幎忖床ばっかりで぀たらなかったもの。
    過去むチ倧笑いした」っおさ」

    ず。
    私のやっ぀けプレれントは、
    どうやら未だ芋ぬ奥様によっお救われたらしい。

    ゚ステ刞も、おっきり郚長に行っおもらう぀もりで枡したけれど。
    友達のプレれントを買う぀いでだけだったけど。
    䜕の気無しに、蟞䞖の句を送っちゃったけど。


    たぁ、結果オヌラむずいう、苊いような、
    塩蟛いような、思わず笑っちゃうような思い出。

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    ふざけ半分、真面目半分。幞せになるしかないじゃないかず思っお生きおたす。 手前の向こう偎のその先に行けるように粟進したす。

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