男の正体は・・・。連載小説『僕の彼女』第7話
あらすじ
高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。
ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。
運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。
第7話: 「男の正体」
病室の丸椅子から立ち上がり、入口のほうへ目を向けると、そこにはあの男が立っていた。
男は、
「こんばんは。靖子ちゃんの友達?」
と、僕に話しかけてきた。
僕は、
「はい、高校の同級生の浅野です」
と、丁寧に答えた。
しかし、男は、
「靖子ちゃんのお見舞いで来てくれたの?」
と、名前を名乗らずに話を進めた。
「あ、はい...」
「そっか、そっか。わざわざありがとね」
「いえ...」
僕は、やや不機嫌な感じの受け答えになってしまった。
※この記事は、「【ちょっとひと息✨】今日の小説タイム」で無料連載したものを再構成したものです。
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