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第15話|「残り1点」を見た瞬間、男の理性はだいたい消える。― 男達の伝説 KAWASAKI ―


欲しかったZ900RSのマフラー。

何気なくAmazonを開いたハクの目に、
恐ろしい5文字が飛び込んできた。

「残り1点」

ハク
「…………。」

ケン
「ハク……。」

ゲンさん
「これは……。」

3人
「運命たい。」

シン
「在庫たい!!」

たった5文字。

それだけで、50代の男たちによる壮大な会議が始まってしまいました。

「残り1点」は、男の理性を壊す。


「欲しい」と「今すぐ買う」は、
本当は別の話。


欲しい。

でも、お金がない。

第14話で嫁へのプレゼントを買ったハクには、今月のカスタム予算がほとんど残っていません。

普通なら、

「今月はやめとこう。」

これで終わる話です。

ところが、画面には――

「残り1点」

ケン
「今買わんかったら、誰かに買われるばい!」

ゲンさん
「そしたら一生後悔するとぞ!」

ハク
「一生……。」

シン
「大げさたい。」

ここから男たちの理性が、少しずつ壊れていきます。

19万8,000円を「ほぼタダ」にする男たち。


月で割る。日で割る。
時間で割る。そして……。


そこでゲンさんが、とんでもない解決策を思いつきます。

「月額で考えればよか。」

19万8,000円を12か月で割る。

月16,500円。

365日で割る。

1日約542円。

さらに24時間で割る。

1時間約23円。

ここまで来たら、もう止まりません。

さらに60分で割って――

ハク
「1分で考えたら、ほぼタダやん!!」

ケン
「買わん方が損たい!!」

ゲンさん
「これはもう節約やろ!!」

シン
「19万8,000円は19万8,000円たい!!」🤣

数字を細かくしたところで、値段は変わりません。

でも男という生き物は、欲しい物を前にすると――

「買う理由」を探す能力だけは異常に高くなる。

これもバイク乗りの「あるある」なのかもしれません。

それでも「欲しい」と思えるものがある。


50代になっても、ワクワクできるだろうか。


ここだけ、少し真面目な話を。

50代になると、若い頃とは違います。

家族がいる。

仕事がある。

生活もある。

当然、お金の使い方も考えなければなりません。

欲しいからといって、何でも買えるわけではない。

それでも――

バイクを眺めながら、

「これ付けたらカッコよかろうなぁ。」

次の休みを考えながら、

「今度はどこ走ろうか。」

そんなことでワクワクできる。

それは、案外すごく大切なことなのかもしれません。

バイクは、人生をもう一度面白くしてくれる。


大人になったからこそ、夢中になれるものを大切にしたい。



もちろん、マフラーがなくても生きていけます。

バイクだって、生活必需品ではない人の方が多いでしょう。

でも――

必要じゃないから、意味がない。

そうとも限りません。

次の休みが楽しみになる。

仲間との会話が増える。

行ったことのない場所へ行ってみたくなる。

そして何より、

「まだ、やりたいことがある。」

と思える。

バイクは人生そのものではありません。

でも、人生をもう一度面白くしてくれる「きっかけ」にはなってくれる。

第15話で少しだけ伝えたかったのは、そんなことです。

STORY RIDER編集部から


「残り1点」に弱いのは、ハクだけでしょうか。


今回も「男達の伝説 ― KAWASAKI ―」を読んでいただき、ありがとうございます。

第15話を読んで、

「分かる!」

「いや、買うなよ!」

「俺も“残り1点”には弱い!」

そんなふうに笑ってもらえたら嬉しいです。

この漫画で描きたいのは、完璧にカッコいい大人ではありません。

欲しい物を見つけて騒ぐ。

嫁に怒られそうになって焦る。

仲間と意味不明な理屈を考える。

そして結局、またバイクに乗る。

そんな大人になりきれない50代の男たちです。

だから、これからも基本は変わりません。

お馬鹿度9。

真面目度1。

そして会話は、博多弁。

そして、男たちはまた走り出す。


次に待っているのは、マフラーより面倒な事件かもしれない。


マフラーでこれだけ騒いだ男たち。

当然、これで終わるはずがありません。

バイクには、まだまだ欲しくなる物がある。

そして4人で走れば、必ず何かが起きる。

次は何を欲しがるのか。

誰が最初に余計なことを言い出すのか。

そしてシンは、あと何回ツッコまなければならないのか。🤣

男たちの物語は、まだ始まったばかりです。

歳は食った。
腹も出た。
でも、まだ走りたい。

次回、第16話。

また、とんでもなくくだらないことを、
大真面目にやります。

どうぞお楽しみに。


男達の装備箱|第15話


今回のおすすめ
バイク整備用  KTC 9.5sq. 92点 工具セット


第15話でハクたちが握りしめていたもの。

それは――

電卓。

19万8,000円を、

「月で割れば安か!」

「1日ならもっと安か!」

「1分なら、ほぼタダたい!!」

と、意味不明な計算を続けた男たち。🤣

でも、本当にマフラーを交換することになったら――

計算してほしい数字は、値段じゃなくて“締付トルク”です。

そこで今回の「男達の装備箱」は、

🔧 KTC 9.5sq. 92点 工具セット

バイク整備では、ボルトを「なんとなくこのくらい」で締めるのではなく、車両・部位ごとに指定された締付トルクを確認して作業することが大切です。

ハク
「ゲンさん!これも月額にしたら安くなると?」

ゲンさん
「365日で割ってみるばい!」

ケン
「さらに24時間で――」

シン
「工具まで割るなぁぁぁ!!」🤣

ハク
「じゃあ、これ買ったらマフラー交換できる?」

シン
「まずサービスマニュアル読め!!」

🔧 STORY RIDER編集部より


カスタムは、「付けるまで」ではなく「正しく付けるまで」が大切。

トルクレンチは、マフラーだけでなくホイール周辺や各部のメンテナンスなど、用途と適正レンジが合えば長く使える工具です。

第15話では19万8,000円を必死に割り算していましたが――

工具選びだけは、ちゃんと考えましょう。🤣

👉 今回紹介するKTC 9.5sq. 92点 工具セットはこちら


※購入前に、Z900RSの整備箇所に必要な締付トルク、差込角、トルクレンジなどを必ず確認してください。

※当ページにはAmazonアソシエイトリンクを含みます。適格販売により収益を得る場合があります。

今回の一言

値段の計算は適当でも、締付トルクは適当にするな。

シン
「そこだけ真面目なんかい!!」🤣

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