🌸16人へのプレゼントが、私に教えてくれたこと
高校生の孫が、3年間続けたダンス部を引退する日が来ました。
祖母として、孫の頑張る姿を応援し続けてきました。
しかし、孫達の最後の一年を見守る中で、私は胸がこんなにも熱くなる一年を過ごすとは、夢にも思いませんでした。
大会応援で、何度も涙が溢れました。心に響くのです。
大人になって無くなってしまったピュアな感情、遠い昔には、誰もが持っていたはずなのに、胸の奥底へと忘れ去られ・・・
大人になっていくには仕方ないことですが、大切なものを胸の中から引っ張りだされました。
そんな孫達の代も、いよいよ引退の日を迎えました。
私は、大事なものを思いださせてくれたこと、素敵な作品をみせてもらって「ありがとう」という気持ちを伝えたく、大げさなことではなく、サラッとしたものを何か渡せればなと考えました。
パッと浮かんだのが、写真シールで、小さいサイズなら祖母の立場でも、出しゃばっていないよね?と思い、夜な夜な写真選びから始めました。
何とか全員32名分の写真シールが完成!
でも、いいの?本当に渡していいのかな?
完成したものの、不安が心に渦巻きました。
不安な気持ちが残りながらも、引退してしまう孫の学年には、何か他にも足したいなぁと頭をよぎり、じゃあ、引退する学年だけの写真は? これも、小さければ問題ないよね?と自己判断し、そこからまた、写真選びの日々が始まりました。
それで終わりになるはずだったのですが、孫達が大会の結果として欲しがっていた物があり、それを形にしたい衝動にかられ、これも小さければいいよね?と缶バッジ製作を・・
きっと、呆れますよね?
何してるの? やりすぎでしょう?
と、思われる・・と思いながらも、突き進んでしまいました。
どうしてかって、私は、最後くらい自分の気持ちを伝えたい! と、強く思ったからです。
また、缶バッジも、夜な夜な作業を続けました。思った通りの加工ができず、不慣れなことに落胆する日が続きました。
止めてしまおうかとも思いましたが、途中、完璧を求めてしまっている自分に気が付き、「今の私には、これが精一杯!」 と割り切る判断をしました。
そして、缶バッジも納品され、台紙、メッセージカードも用意しました。
台紙、メッセージカードもまた、悩みました。 やはりうまく想像どうりに出来上がらないからです。
でも、多少妥協しないとなぁと思い悩みながら進めました。
そして、ついに引退する16名分が完成!!
結局、考えていたものよりサイズが大きくなってしまい焦りました。
どうしよう?目立たないかな?前に出すぎてないかな?
えっ?これ、上手く出来てない(泣)
これって、もらって喜ぶ?迷惑じゃない?
孫に、嫌がられない?(汗)
娘に、嫌がられない?(汗)
本当に、これ、渡してもいいの? 渡すのやめる?
私の心の中がモヤモヤしていました。
不安の中、孫から手渡ししてもらおうと思い、孫に引退イベント前日に
配ってもらいました。当日は、きっとバタバタで孫にも周りも余裕がないと思ったからです。
気になります。 どんな反応? 迷惑じゃなかった?
聞けない! 孫も引退したくないのにこの日を向かえる気持ちを考えると・・・
突然、孫から、「皆、喜んでたよ!」 と・・・
下級生からは、「明日、来ますか?お礼を言いたいです!」 って!
え、えっー!!
娘からは、「ママ達から、お礼連絡きてるよ~!」
「えーっ!」
大したものでもないのに、大げさになってしまった?と大汗です。
そして、引退を向かえる当日、保護者の皆様と顔を合わせる度に、
「ありがとうございました。凄いですね」と、お礼を言われ、恐縮しました。
私は、肩の腱板断裂と昨年末に足の手術をして、毎週リハビリに通院しているんですが、担当の方に、毎回、この記念品作りが話題になっていました。
勿論、最後まで話したところ、「始めるところから聞いているので、一緒に作った気持ちになっちゃて、よかったら私も見たいです!」と言われ、恥ずかしかったけど、そんな風に言ってくれるのが少し嬉しくて、孫のものを見せました。
すると、「えー、凄い! これ、絶対、記念に残りますね!」
「こんな風に作れるんですね!見たことない!」
と、何故かべた褒めされ、すっごく恥ずかしくなって、私は、
「なんか、幼いグッズ制作みたいになっちゃった、もっとセンスいいものだったらよかったんだけど・・」と返すと、
「これ、とっても愛が伝わります!」って・・・
なんか、その言葉を聞いたら、こみあげるものが溢れてきました。
孫達や保護者の方から、お礼を言われても、社交辞令・・?
仕方ないよ、不出来で、ごめんなさい、とか渡した後も、悶々としていましたから。
孫もグッズについて、その後も言葉も無かったし、余計なことしちゃったかな? 自分のしたい気持ちだけを押し通しちゃったかな? と反省していました。でも、数日後、孫も娘も、「これ、いいよね、どこに飾ろう!」と言ってくれました。
私は、気づきました。
精一杯、頑張ったのは、お礼じゃなく、「皆への愛」だった。
そして、私は、その気持ちを受け止めてくれる人に囲まれている。
そんな私は幸せ者です。
16人分のプレゼントを作ったつもりでした。
でも、本当にプレゼントをもらったのは、私のほうだったのかもしれません。
