
まだ「エモい空」が毎日売れる。ストックで“なんとなく使える一枚”の話
Adobeストックに、毎日だいたい3枚ぐらい投稿している。常に6枚ほどが審査待ちの状態だ。
コツコツ何かをやっている、という感覚はあまりない。ただ、毎日そこに行って確認する作業があることで、なんとなく生活に意味を持たせている気がする。
やらなければならないけれど、少し楽しみでもある。そんな義務のような小さなことを、生活の中に散りばめておくと、時間は過ぎていく。
その一つが、Adobeストックの補充だ。
約半分は審査に落ちるとしても、毎日補充し続ける必要がある。
そんな中で、毎日のようにダウンロードされている一枚がある。名付けて「エモい空」。
これはAI生成で作ったものだ。「エモい空」というプロンプトで生成し、そこから調整を重ねて何枚か作ったうちの一枚で、これがよく使われている。
特徴は、十分なコピースペースがある浅葱色の空。季節感はなく、薄い雲がかかっている。下には町並みがあり、都会なのか田舎なのかは曖昧だが、日本の風景ではある。ほんのわずかに木々のグリーンも入っている。
生成したあと、フォトショップで色味だけを加工する。この「エモさ」は、加工しないと出せない。
そもそも「エモさ」とは何だろう。ノスタルジック、ということかもしれない。
青空に少しだけ黄色を足し、青も薄くする。ただし、白抜き文字に耐えられる濃さは残す。
そうして完成した一枚だ。
もともとは自分で使いたくて作ったものだったが、結果として他の人にも使われている。
会社案内の表紙や、春のイベントの背景など、あまり意味を持たせたくないけれど、今っぽい空気感が欲しいときにちょうどいい。
結構、便利な一枚だと思う。
と、ここまで「エモさ」を分析してきたけれど、
毎日、生存確認のように同じことを繰り返していること自体が、エモいのかもしれない。