見出し画像

次女の教育効果は、思わぬ方向へ(番外編 研究ノート)

○月☓日


夏休み。


この日は、
長女は習い事。

妻は用事。


ということで、
次女と二人で
お留守番をすることになった。


「宿題やっておきなよー」


そう声を掛けた。


……


全く動かない。


「おい」

と心の中では思った。


でも、
自分にもやることがある。


まぁ、
そのうちやるだろう。


そう思って、
パソコンを開き、
自分も作業を始めた。


しばらくすると、
次女がやって来た。

「パパ、何やってるの?」


「勉強だよ」


「大人も宿題あるんだね」


「あるよー。
    大変だけど、
    つまらなくはないかな」


そんな話をしていると、


次女がワークを持ってきて、
同じテーブルに座った。


「おお、いいね」


思わず褒めた。


これは、
親が勉強している姿を見せるのも、
教育には大事なのかもしれない。


そんなことを思いながら、
自分も作業に戻った。


数分後。


「んーー」


と唸り声。


どうやら、
算数の予習を
やっているらしい。


……


いや、
宿題からやれや。


という心の声は、
ぐっと飲み込む。


「わかんないの?」

と聞くと、

「ここが意味わかんない」

とのこと。


まぁ、
まだ学校で
習っていないところだから、
仕方ない。


ちょっと図を書いて
説明すると、


「なんだ、簡単じゃん」


そう言って、
鉛筆を動かし始めた。


ふむふむ。


やっぱり、

「勉強しなさい」

と言うより、
自分が勉強している姿を
見せる方が、
効果があるのかもしれない。


そう思った。


……


そして、
自分も作業を再開する。


「パパ、これは?」


「パパ、ここは?」


「これで合ってる?」


「ねぇ」


……


全然進まない。


教育効果、
出すぎである。



そのうち昼になり、
昼食を準備して、
二人でご飯を食べた。


午後、
ようやく自分も
作業を再開した。


ふと横を見ると、


次女は、
すやすや昼寝をしていた。


自由である。


結局、
この日は、
終始、
次女に主導権を握られていた。


でも、
そんな時間も、
夏休みならでは
だったのかもしれない。


どうやら、
子どもは、
親の背中を
よく見ているらしい。


ただ、
その背中を見せると、
自分の作業時間は
減ることもあるらしい。


たぶん。



以上、研究ノートより。

いいなと思ったら応援しよう!