【食の歳時記365日】「秋茄子は嫁に食わすな」の真相⁈
秋分が過ぎ、朝晩の風にひんやりとした
秋の気配が混じるようになってきました。
ひとり暮らしの息子からは、
『そろそろ冬物の布団が欲しい』との連絡があり、
私はいそいそと早速、送る手配をしています。
さて、この時期の店先には、ツヤツヤと深い紫色の光沢を放つ
「秋茄子(あきなす)」がずらりと並び始めています。
「秋茄子は嫁に食わすな」
という有名なことわざをご存知でしょうか。
一般的には意地悪な意味合いで捉えられがちですが、
実はもうひとつ、
「寒暖差の大きくなる時期に、
体を冷やす茄子を食べすぎてお腹を壊さないように」
という、大切なお嫁さんを気遣う優しさから生まれた、
という説もあります。
夏の暑さを乗り越えた秋茄子は、身が締まり、皮が柔らかく、
旨みがギュッと凝縮されています。
だからこそ、先人たちはしょうがや唐辛子などの温め食材と合わせたり、
温かいお味噌汁の具にしたりして、体を冷やさない工夫を重ねてきました。

そして、お塩を直接振る代わりに「塩麹」でサッと蒸し煮にすると、
茄子自体の甘みが驚くほど引き立ち、余分なお塩を足さなくても
大満足の深みが出ます。
少し、おろししょうがを足してもいいですね!
減塩を意識したい季節の変わり目、
トロリとした秋茄子のやさしい味わいが、
夏の疲れが残る心と体をそっと包み込んでくれますよ。
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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
