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パセリの歴史絵巻の話|初心者さんのお庭時間

    ほうこ

    そこは、アウェイじゃないのか?

    たった1株のくせに畑の真ん中で
    ひときわ目を引くパセリ

    まるで、この畑の王様のよう

    ***

    おしゃれなポットには
    息をひそめて暮らすパセリ

    ポットからはみだしてはいけないと思っているのか
    フェイクになってしまったのか
    成長の気配がない

    食べてしまおうものならば
    すぐに全滅だ

    ***

    この夏、ひとつの時代が幕を閉じた

    畑に君臨していた王様・パセリが
    突然お亡くなりになった

    あんなにのびのびと元気よく
    広がっていたのに

    あっという間だった

    こんなことなら
    もっと収穫して
    冷凍保存しとくんだった…

    その姿をみて、
    脳裏に浮かんだのは、あの四文字熟語

    栄枯盛衰。

    ***

    一方、おしゃれなポットのパセリは
    相も変わらず

    息をひそめたままだ

    ホントにフェイクになってしまったわけじゃないよね?

    虎視眈々。

    そのときを待っていた、
    と言ってちょうだい

    さあ、今ですよ。

    大きくなってちょうだい。




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    50代おひとりさま。ポンコツ街道まっしぐら。 小さなおうちで、シンプルな暮らしと庭時間を楽しんでいます。 過去の自分に会いに行くエッセイ「あの日のわたしに会いに行く」、人生の後半戦を綴る「おひとりさまの老後」を中心に、暮らしや心の記録、くすっと笑える短編エッセイを綴っています。

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