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おひとりさまの老後|あちらとこちらの間|家じまい・仏壇と神棚

    お寺に頼んで仏壇を閉眼していいかな?

    去年の秋、伯母に尋ねた。

    お寺にどうすればいいのか事前に相談していたので、
    その後の流れを報告する。

    お寺に連絡をしていたことを喜び、閉眼してもいいとの承諾をもらった。

    でも、伯母に閉眼の確認をするのも勇気がいった。
    お寺にどんな風に処分をすればいいのか相談の連絡をいれるのも勇気がいった。

    ネットで調べると、仏壇を処分する前には供養が必要で、「閉眼」というらしい。

    「閉眼をお願いしたいんですけれど……」
    そう伝えると、
    「どんな風に考えていますか?」
    と聞かれた。

    いや、それが分からないから、お電話したんだけれど。

    そのために相談の予約を取るつもりだったのに、電話口で丁寧に教えてもらえたので、手間がひとつ省けた。

    結局、終わってみれば、どちらの壁も思っていたよりあっさりとしていた。わたしが悶々と抱えていた悩みは、小さな勇気と一本の電話で前に進んだ。

    誰も住まなくなった家で、仏壇だけが埃をかぶっていく。
    その景色を想像すると、どうしても気になってしまったのだ。

    また、空き家の活用を考えても、仏壇や神棚があるままでは支障が大きい。

    閉眼には、自宅にお坊さんを呼んで供養してもらう方法と、お寺に持ち込んでお寺で焚きあげ供養してもらう方法があるらしい。

    お寺に持ち込むことにした。
    何を持ち込むのか? 
    まさか仏壇ごとじゃないよね?

    聞いてみると、仏壇に掛けてある仏様の掛け軸や、お札のようなものを持ってくればいいという。

    それを取り出せば、仏壇自体は家具として処分できるそうだ。

    年末に、焚きあげ供養があるとのことだったので、早速、持って行ってお願いした。

    神棚は、年明けの焚きあげ供養に持ち込んだ。

    ひとつひとつの問題を問い合わせすることで、選択肢もわかり、次のステップにすすめる。

    ずるずると後回しにしなくて、よかったと思った。
    少しだけ気がかりが減って、新年を迎えることができた。



     
     
     
    50代おひとりさま。ポンコツ街道まっしぐら。 小さなおうちで、シンプルな暮らしと庭時間を楽しんでいます。 過去の自分に会いに行くエッセイ「あの日のわたしに会いに行く」、人生の後半戦を綴る「おひとりさまの老後」を中心に、暮らしや心の記録、くすっと笑える短編エッセイを綴っています。

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