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50代おひとりさまの小さな家づくり|そのスタート地点は,赤字確定コースではありませんか?

    ほうこ

    契約後の打ち合わせでは、設備や壁紙など細かいことを決めていく。
    可動棚は? 流行りのニッチは? アクセントクロスは?
    お風呂やキッチン、トイレの便利な機能は?

    楽しい打ち合わせではあるけれど、誘惑が目白押し。
    そして、その誘惑にのればのるほど、コストはどんどん膨らんでいく。

    だから、ある程度加算されることを考慮して予算を立てなければならない。 「予算=契約時の金額」でスタートすることは、赤字確定コースなのだ。

    わたしは、建築会社を決める前に住宅設備のショールームを訪れ、自分の中で「ここまでのグレードは欲しい」というラインを決めていた。

    建築会社によって標準採用されているグレードは違うので、自分の希望するグレードが標準なのかオプションになるのかを事前に把握したうえで商談していた。

    だから契約時には、希望グレードを想定した金額で見積もりをもらっていたので、大幅な追加料金が発生しない対策をとっていた。

    それでもオプションは発生するし、全く選ばないと決めてしまうのもさみしい。

    だから、ひとつ選んだら、ひとつあきらめる。
    優先順位をはっきりさせ、予算の範囲内で取捨選択していくことを決めた。

    「せっかくだから」「あとから付け替える方が高くつくから」
    そんな発想から、だんだんとお金の感覚が麻痺していく。
    日常は100円、200円にこだわっていても、家という買い物になると何故か1万、2万が安くみえるという錯覚が起きる。

    その魔物に負けない覚悟を持って臨んだし、戦うための武器も持った。
    武器とは、予算の余裕をスタート地点で持たせることだ(笑)

    だって、家を建てたあとも生活は続くのだから。



     
     
     
    50代おひとりさま。ポンコツ街道まっしぐら。 小さなおうちで、シンプルな暮らしと庭時間を楽しんでいます。 過去の自分に会いに行くエッセイ「あの日のわたしに会いに行く」、人生の後半戦を綴る「おひとりさまの老後」を中心に、暮らしや心の記録、くすっと笑える短編エッセイを綴っています。

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