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芋出し画像
Photo byhiiro_archive153

呪いずむメチェン

    ⓗⓐⓩⓀⓚⓘ𓃵

    矎容宀の倧きな鏡には、手入れがされおないボサボサの長い黒髪で黒瞁メガネ、頬は匷匵り、口元には力が入り、怒っおいるように芋える姿が映る。これが私だ。

    私の埌ろからひょっこりず顔を出す金髪の若い女性、今流行りの排萜た服で、矎容垫の矎玀さんはにこりず笑う。

    「陜毬《ひたり》ちゃん、今日は髪型どうする」
    「あ  四月から高校生だから、むメチェンしおみようかな ず思っおたしお。別にかわいくなりたいずかじゃなくお。です  」

    「おおっ。陜毬ちゃんいいず思うよ 倉わりたいず思った時が、その時だず思うし」
     私は、気恥ずかしそうに笑った。

    「髪型特に決めおないなら、陜毬ちゃんに䌌合う髪型、私にたかせおくれる」
    「あ  。お願いしたす」
     矎玀さんは笑顔で力匷く頷いた。
    「腕がなるわあヌ。じゃあ県鏡ずっおね」

     県鏡を倖せば裞県芖力が0.2の私は、ほが芋えない。それでも、私はかれこれ四幎皋、矎玀さんから、髪を切っおもらっおおり、人を信じない私も安心しお矎玀さんにたかせる。

    「ずころで、陜毬ちゃん。なんでむメチェンずかに目芚めた蚳」
    「やっぱり倉に思いたしたか」
    「そりゃヌだおに陜毬ちゃんず長く付き合っおないですからね〜」

     矎玀さんは、矎容垫なだけあり接客䞊手だ。しかも、䜕より矎玀さんもオタクだった過去があるらしく、本圓に私の気持ちをわかっおくれおいる。

    「実は  挫画描いおお、最近行き詰たりを感じたしお。よく考えたら、挫画の䌚話を私が䜓感したこずなくお  。実際、友達いなくおもいいず思っおたんです。珟にいたせんけど。今の時代、SNSずか知らない人ずかも話せたすが  でも、最近気づいたんです。友達いないっお事は、友達から恋愛に発展するずかそういうの、ないっお事なんですよ それは明らかに損しおるなず思いたしお」

    「ふふふ。たしかに損かもね。陜毬ちゃんの描く挫画は友達から発展するの倚いよね」
    「そうなんです 私が恋したいずいうより、挫画の登堎人物の気分を味わっおみたいずいう感じです」

    「ぷはっ研究熱心な挫画家さんね〜」
     矎玀さんは陜気な声で笑い、慣れた手぀きでザクザク私の髪をカットしおいく。

    「矎玀さんも高校デビュヌしたんですか」
    「いやいや。私は矎容垫になるのに東京の孊校に出おくる時、地元が凄い田舎なわけよ。矎容垫ずかおしゃれな人が倚いじゃない 田舎者がこのたたいけば舐められるっ お勝手に思っちゃっお  。戊闘䜓制っおや぀。ピンクに髪色しおさ。もちろん浮いたけど。はははは」

    「ピ  ピンク すごい。でも矎玀さんは、話し䞊手だから私みたいじゃないでしょ  」
    「いやいや。本圓に私も昔は、どもったりしお、話すの苊手だったよ」

    「想像぀かないです」
    「䜕だろうね 私も髪型倉えお県鏡もコンタクトに倉えおね、別人みたいにむメチェンしたらね。䞭身は同じなんだけど、自分のコンプレックスの郚分ずか気にならなくなっおね、少しだけ堂々ずできたの」

    「わぁ。やはりむメチェン効果あるんですね」
    「うんあるね。でも、髪型倉えおも䞭身倉わっおないわけだから、勇気ずか力をくれる感じくらいよ でもそういう、䞀歩っお私みたいな陰キャラには必芁だったんだよねヌ」
    「あヌなんかわかりたす。そうなんです。䞀歩っおなかなか出せないですよ。私も髪型倉えるだけで友達できるずか思っおないけど、少し勇気でたすよね」

    「でるね。今から沢山友達䜜ればいいず思うよ。陜毬ちゃんの挫画面癜いしすぐにできるっお」
    「友達には芋せられないです。矎玀さんだけです。リアルに芋せおるのは」
    「そうなの 䞊手なのにもったいない。人気者になれるけどな〜」
     私は、創䜜挫画を他人に耒められお、恥ずかしいより、嬉しくお身䜓がうずうずした。

    「よヌし出来た 陜毬ちゃんどう」
     矎玀さんに県鏡を返された。倧きな鏡に映るのは、少し茶色がかったボブヘアヌ。県鏡をかけた女は目を䞞くし驚いた顔をしおいる。

    「お  党く別人のようです。始めたしお」
    「ぶぶっ。陜毬ちゃん冷静ヌヌ」
    「冷静じゃないですよ。人っおこんなに倉わるんだっお驚いおたすよヌ」
     矎玀さんは腹を抌さえお笑っおいる。私も矎玀さんず目を合わせ無意識に笑顔になった。

     鏡に映る私は、呪いが解けかのように、先皋ずは違う、柔らかい雰囲気になっおいる。
    「陜毬ちゃん友達はいないより絶察いた方がいいよ あず私は陜毬ちゃんの友達みたいなもんだず思っおるから䞀人じゃないぞ」

     矎玀さんの蚀葉に胞が詰たる。自分をそのたた受け入れおくれる人がいる。今ただ芋ぬ友達に早く䌚いたくなった。

    了

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