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マボロシ珈琲店の自由時間⌚ふたり展小休止〜室内犬の顔して、アライグマの爪で生きる〜

    こんばんは🌠マボロシ珈琲店の壁補修担当みややんです。お疲れさまです。近況と気持ちなどを書いてみました。

    🪽

    絵画のふたり展という、人生のちょっとした「晴れの日」の会期前半を無事に終えて、いまは小休止の真っ最中だ。

    戻ってきた日常は、相変わらず掃除に洗濯、片付けの山。梅雨の湿気も手伝って、体は思うように動かないけれど、まあこれが自然のバイオリズムというものだろう。世間でよく耳にする「丁寧な暮らし」だとか「エレガントな生き方」なんてキラキラした雰囲気は、私はこれっぽっちも持ち合わせていない。

    ただ、ふたり展の会場にいると、「どんな人物が、どんなコンセプトで描いているのか」を話さなければならない機会がよくある。セルフブランディングが大切なのは分かっているけれど、これが本当に苦手でたまらない。

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    ふたり展『光と色彩のブレス』
    Cafeギャラリー陶水花 設営風景



    ある元上司から、私は「見た目がポテっとした室内犬のよう」と言われたことがある。他人の目にはそう映るらしい。けれど、私の本質はそんなお利口な飼い犬なんかではない。実は、獰猛な「アライグマ」なのだ。

    アライグマは一見、愛くるしくて平和そうな顔をしているけれど、その指先には野生の鋭い爪が隠れている。いざとなれば凶暴にだってなる。この理不尽で不条理な世の中を生き抜くためには、これくらいの「鋭い爪」を隠し持っていなくては、到底やっていられない。

    世間というものは、いつもこちら側の事情も知らずに極端な正論をぶつけてくる。
    「もっと頑張れる」「子育ても仕事も、まだ間に合う」
    そんな熱血なアドバイスをもらうたび、真面目な室内犬の私は足元がグラグラと揺らいでしまう。けれど、そんな私に極上のお守りをくれた人がいる。絵の先生が夜にそっと言ってくれた、

    「あなたはひとつも間違っていないから、そのままでいいんですよ」

    という言葉。
    その一言が、私のグラつく足を静かに地面に繋ぎ止めてくれている。

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    『境界の揺らぎ〜あわいに立つ〜』の一部。
    「何か」が「何か」に見えたとき
    抽象画が一瞬にして具象画に激変する揺らぎ。


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    ブルーな世界。


    そもそも、この世の「幸せと不安は常にワンセット」なのだ。子どもがいてもいなくても、結婚してもしなくても、人生のステージがどうであれ、不安がゼロになる日なんて永遠に来ない。

    最近流行りの「自分を愛してあげよう」というフレーズも曲者だ。真に受けて「もっと自分を良くしよう」と努力し始めると、途端に苦しくなる。誰かが勝手に作った見えないレースに巻き込まれて、息切れしてしまう。

    過去の恨みつらみを思い出すのも、脳がサバイバルモードでスキャンディスクしているだけだ。いい加減にしたい。

    「私はエレガントじゃないけれど、この鋭い爪で、今日まで必死に自分と家族を守ってきたんだ」と、泥臭い自分をそのまま認めてあげる。それこそが、私なりの一番確かな「自分への愛し方」なのだと思う。

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    仕上げ剤の塗布。



    私には、頻繁に連絡を取り合わなくても、細く長く続いている大切な友人がいる。今は、たまに気が向いたときに会えればそれで十分だ。アート活動を応援してくれる方もいる。

    私のアートのテーマは「癒やし」だけれど、「私の絵があなたを必ず癒やします!」なんて大それたことは微塵も思っていない。

    ただ、室内犬のフリをしたアライグマの、このまぬけな日常や日々の迷いを読んで、「なんだ、みんな綺麗事じゃなく、必死に爪を立てて生きてるんだな」と、誰かの心がほんの少し紛れてくれたなら、それだけで私の爪も報われるような気がしている。

    さて、今夜は爪のお手入れでもしよう。

    いつも読んでくださりありがとうございます。
    また書きます🪽
    穏やかな夜を🌠


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