満月のくせに、ちょっと赤いのズルくない?

そっと開いてほしい絵本です。
だれかと違っても、ちゃんと光はあるんだって、
そんな“まるい赤”を、あなたに。

ちがっていた。」
周りと合わず、ひとりの時間が多い。
でも、それが悪いことなのか、よくわからない。

夜のおそとへ ぬけだした。」
公園のブランコに座ると、
雲の切れ間から、赤くてまるい月が出てくる

しずくの前に現れたのは、月の光とともに現れた
ふしぎなふたりの猫。

その月が見える子には「心の中に、
大切な“なにか”がある」と猫は言った。
自分は“変わってる”と思っていたしずくに、
はじめて届いた。
「ちがう」は「とくべつ」かもしれない、
ということば。

しろっぽい猫が、やさしくささやいた。

じぶんを すきになるための ひかりなんだよ」
きなこの言葉に、しずくはそっと目を閉じた。
「きらいだったぶんだけ、
いま だいてあげれば いいんだ」
わらびの声は、まっすぐで、あたたかい。
あかくて まあるい つきが、
しずくの せなかを やさしく照らしていた。

しずくの背中は、少しだけまっすぐになった。
ひとりぼっちの夜が、
“ひとりじゃない”に かわる。

自分にそっと寄り添うような“やさしいあかり”。
ストロベリームーンの夜。
誰にも見えないところで、小さな奇跡が起きた。

それは、しずくの なかに ともった光の数。
ちがっていても、足りなくても、まるくなくても──
それでも、やさしく ひかってる。

しずくのなかに灯ったのは、
“ちがい”をまるごと照らすための、小さな光。
それはまだ、ちいさくても。
いつか きっと だれかを てらす。
“33”という、みえない ひかりの かたちで。
🌕 あとがき
『満月のくせに、ちょっと赤いのズルくない?』を読んでくださったあなたへ
「満月なのに、なんで赤いの?」
ある夜の、素朴な疑問から生まれたこの物語は、“ちがい”を抱えるすべての子へ贈る絵本です。
主人公のしずくは、どこか自分とちがう気がしてしまう世界で、まるくなれないまま、それでも光を探していました。
でも、ほんとうは……その“まるくなれなさ”こそが、
光のはじまりだったのかもしれません。
数秘33という“目に見えない灯り”のこと
このお話には、
じつはこっそり「33」という数字が登場します。これは数秘術で「マスターナンバー」と呼ばれる特別な数。
33は、「無条件の愛」「大きな包容力」「癒しと導き」を象徴します。
しずくが最後に受けとった“あたたかいひかり”は、この“33のひかり”として描かれました。
ほんとうは、わたしたちの誰もが──
まるくなれなくて、赤くて、どこかちがっていて。でもそれこそが、世界に灯せる自分だけの光なのかもしれません。今年は6/11がストロベリームーンだそうです。
11もマスターナンバーなんですって。
作者より
この絵本には、
私自身の魂に宿る数「33」と、
“ちがいを抱えたまま生きる”という実感がこもっています。
きれいな答えなんていらない。
ただ、満月の夜にふと立ち止まって、
「それでも、だいじょうぶかもしれない」と思ってもらえたら。
この物語が、誰かの胸の片隅で
“赤い満月”のように、そっと灯りますように。#まんげつのくせに #すこしだけ違う私へ #猫と月と少女の物語 #心がほどける瞬間 #33という数字に呼ばれて #note絵本 #癒しの物語 #HSP
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