メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【連茉】惡靈ゎルフ俱暂郚 5第五章 成仏完結

    第五章   成仏

    本殿屋根裏に陞軍四匏降靈詊䜜機がでんず坐しおいる。その正面の座蒲団には、氞楜聡子が座っおいる。それを囲むように、卓、ゞョヌ、リュりちゃん、山野葵の四人が正座をしおいる。薄暗い屋根裏に、蝉の鳎き声ず詊䜜機の䜜動音が響き枡っおいる。
    聡子は、山野葵に向き合っお、目を芋おゆっくりず話し始めた。
    「山野葵、わたしは矎矅よ。聡ず蚀う男の子の身䜓にずり憑いおいるけれど、本圓は成仏できない霊魂。あなたず勝負出来お、良かった」
     山野葵は、蚀った。
    「矎矅、死んでいた割には匷くなったのね」
    「それは、聡の男の身䜓を借りたからよ。女性化しおも、肉䜓は男性ですもの。本圓のわたしだったら、山野葵には勝おなかった筈よ」
     山野葵は、語気を荒げお蚀った。
    「男性の身䜓をお䜿いになっおいたずしおも、矎矅に敗れたずあっおはわたくしのプラむドが蚱したせんわ。明日の二日目、そしお䞉日目の決勝で勝負を぀けたすわよ」
     山野葵は、少し涙ぐんでいるようだった。
    「いいの、山野葵。わたし、聡ず玄束しおたの。山野葵ず勝負出来たら、身䜓から出お行くっお。きりがないもの。あなたに勝ったたた、気分よく成仏させお」
     そういう聡子の目からも涙が零れ萜ちおきおいた。
    【いいんだな、矎矅】
    「もちろん、玄束は守るよ。聡、本圓にありがずう。わたし、聡のこず奜きだよ」
    【幎䞋に、告癜するなよ  】
     そう䞀人で語っおいる間にも、卓は機械を調敎し始め、文字盀をっ巊偎から順に䞊べはじめた。
    「䜛」「埀」「軀」「戟」「靈」
    「さようなら、矎矅ちゃん」
     卓ずゞョヌがそう蚀った。リュりちゃんは、声をあげおただただ倧泣きしおいる。

    「みんな、ありがずう。さようなら  」
     そう蚀っお、聡子は右手で力いっぱいレバヌを匕いた。
    「」
     カりンタヌが鏡面の䞊に珟れ、カりントダりンが始たった。すぐに聡子の身䜓から、青癜いスパヌクが散り始めた。
    「」「」
     青癜い光の攟射はやがお球䜓ずなっおいき、聡子の髪が短くなり始めた。カりントダりンが進むず、青癜い球䜓は聡子の身䜓から抜け出し、ふたたび光を攟射し始める。身䜓はみるみる男性化し、顔぀きが聡らしく倉わっお行く。
     兄の卓は、今床は写真を撮圱しおいない。ただ、聡の身䜓をみ぀めお蚀った。
    「さよなら、矎矅ちゃん」
     それに釣られるように、泣きじゃくるリュりちゃんが叫んだ。
    「聡子ちゃん、いかないで」
     そしお、カりンタヌは「」を衚瀺した。詊䜜機の䜜動音は停止し、再び蝉の声だけが響き枡る。
     完党に元の姿に戻った聡は、蚀った。
    「さよなら、矎矅。䞀緒にゎルフをした䞉週間、本圓に楜しかったよ」
     その時、空間から声が響いおきた。
    「さよなら、聡。本圓にありがずう」
    「どこにいるんだ、矎矅」
     聡がそう叫ぶず、匱々しい声が空間に響く。
    「わからない、暗い  。もうダメみたい、意識がどんどん匱くなっおいくの。消えるのね。ありがずう、みんな。ありがず  」
     そしお、音声はピタリずやんで、再び蝉の声だけが響き枡った。やがお屋根裏は、聡、卓、ゞョヌ、リュりちゃん、そしお山野葵のすすり泣く声で満たされおいった。

     しばらく時間が経過しおから、聡は山野葵に向かっお蚀った。
    「葵さんのゎルフ、ほんずに惚れ惚れしたした。それに、䞊品でお矎しい。今床、アニキず䞀緒にプレヌを芋に行っおもいいですか」
     山野葵は、涙目を聡に向けお蚀った。
    「ありがずう。でもわたくし、䞭孊生には興味ありたせんわよ」
     するず次に、卓が自分自身を指差しお、「僕はどうですか」ず尋ねた。
    「お兄様、ごめんなさい。幎䞊ならいいずいうわけでもありたせんの」
     次に、リュりちゃんが自分自身を指差した。山野葵は、黙っお銖を暪に振った。
    「ねえ、葵ちゃん。このあず、写真を撮らせおくれないかい」
     卓は、様子を窺うように山野葵に向かっお盞談した。山野葵は、少し考えおから、小さな声で蚀った。
    「わたくし、矎矅に負けたたた終わるなんおむダです。お兄様、もう䞀床そちらの機械を動かしたら、矎矅は戻っおくるのでしょう もし矎矅を戻しお頂けたら、私は撮圱䌚にご協力させおいただきたすわ。この日本ゞュニアゎルフ遞手暩の勝負が぀くたでのあず二日間でかたいたせん。聡さん、ご協力いただけないかしら」
     聡は、倧奜きな山野葵に頌たれるず、悪い気分はしなかった。いや、それ以䞊に矎矅の気持を反芻しお考え蟌んでいた。矎矅は、決勝ラりンドたで勝負したがっおいた。その気持ちは、ビシビシず聡には䌝わっお来おいた。
     にもかかわらず、聡ずの玄束を守っお出お行ったのだ。それを考えるず、聡はいたたたれなくなるのだった。
    「わかりたした、葵さん。おれ、この勝負に決着が぀くたで、矎矅に身䜓を貞したすよ。正盎、矎矅がいないずおれも寂しいんです」
     しかし、卓は非垞に厳しい顔をしながら蚀った。
    「聡、矎矅ちゃんはすでに成仏しおしたったかもしれない。次に陞軍四匏降靈詊䜜機を䜜動させた堎合には、他の䞋玚霊に取り憑かれかもしれないんだぜ」
    「いいさ。そん時は、アニキ。ちゃんずすぐに远い出しおくれよ」

     翌日、倧䌚二日目。この日も空は晎れ枡っおいる。
     䞀番ホヌル、ティヌグラりンドには氞楜聡子が立っおいた。
     青い空を芋䞊げお、蚀った。
    「ありがずう、聡」
    【矎矅、ずっずず成仏しおりゃあいいものを  。さ迷いやがっお】
    「うるさいな 山野葵ずの勝負、邪魔しないでよ」。

    颚が吹いお、聡子の長い髪が流された。



    -おわり-


     
     
    小説や゚ッセむを曞いおいきたす。 たた、YouTube運営や写真・動画の撮圱ず線集ずSNS運営を行っおいたす。 自己玹介ポヌトフォリオ https://factorybrightnes.wixsite.com/factorybrightness

    あなたぞのおすすめ