見出し画像

水圧で飛ぶ3大アクティビティ制覇! 「身体拡張」とインターフェースで学ぶ空の飛び方

フライボード2回、ホバーボード1回、ジェットパック1回。
水圧で空を飛ぶ「3大アクティビティ」を体験し終えた。

結論から言うと、行こうか悩んでいるならすぐ友人を誘って挑んでほしい。新しい「身体感覚のアップデート体験」がそこにある。

私が行ったところは千葉・市川、神奈川・逗子、山梨・山中湖で、いずれも都内から自分の運転でサクッと日帰りした場所だ。
時期は9月中旬までできるところもあるので、夏休みが終わってからでも大丈夫。

年に1、2回のペースで行ったので、プロでも常連でもない、ただ「一通りやってみただけ」の初心者。だからこそ体験したばかりの生々しいリアルをお伝えできると思う。



インターフェースの比較

この3つのアクティビティは、単に「装備が違う」のではない。「身体とデバイスの接続方法(インターフェース)」がまったく異なる。難易度と飛行感覚の差は、すべてこの設計の違いに起因している。

フライボード:まるでロボットスーツのホバリング

足の裏に直接ジェットノズルを装着する。足首や膝を使ってバランスを取るので、スキーやスノボの感覚に近い。

姿勢をまっすぐにした状態で空中を周回するため、まさに「空中を散歩している感じ」。「アイアンマン」的な身体拡張を手軽に味わうなら、間違いなくこれがベスト。


ホバーボード:まるで水上を走るターボエンジン付きスケートボード

ボードに横乗りし、水圧で推進力を得て空中を走る。進行方向に対して身体の軸を90度ズラす必要があるため、スノボとは少し感覚が違うかも。

ボードが勢いよく前に進む推進力に負けないよう、姿勢を維持して立ち上がるのが最初の壁。しかし、この立ち上がれた瞬間が素晴らしい。横ノリ特有の「風を切って滑る」感覚がカチッと身体にハマった瞬間の爽快感は、まさにターボエンジン付きスケートボード。


ジェットパック:まるでスラスターで降下する兵隊

背中にスラスターを背負い、手元のレバーで水圧の角度を調整する。
体験前、スタッフのおねぇさんは不敵な笑みを浮かべて言った。
「チャレンジャーですね」と。

ぱっと見は「スキーリフトのような、座って優雅に飛行する感じ」を想像するかもしれないが、そんな安らかなひとときは一瞬たりともない。

背中にかかる暴力的な推力に負けないよう、力一杯レバーを握り、体幹でバランスを取る。優雅さなど微塵もなく、常に腕と肘が突っ張ったままの状態で、右に左に、上下に振り回される。

ガンダムに出てくる一般兵はこんなものに乗って戦っているのか……と、彼らの異常な身体能力の高さを知ることができた。
(コーディネーターってすげぇんだな)

それでも、空中で奇跡的に姿勢が安定し、空中浮遊できた瞬間の「操縦してやった感」は3つのうちで群を抜いている。


浮遊への道

映画さながらの飛行体験の裏には当然ながら多少の苦労と試行錯誤がある。新しいデバイスをうまく処理できない我々の見事なやられっぷりをご紹介しよう。

フライボードはとにかく「立ってはコケる」を繰り返す
うっかり空中で姿勢を崩すと回転ダイブー★
ホバーボードは立ち上がれるまで怖くて
四つん這い状態でボードにしがみつき高速前進(右)
疲れ切って、ゾンビのように這いずりながら岸へ
ジェットパックは装着から一苦労
飛んだと思ったら
ひとりブレーンバスター炸裂


コスパのリアルと「泳げない問題」について

「やってみたいけど、ぶっちゃけどうなの?」という疑問はあると思うので、体験者として等身大の実感を書いておく。

「体験時間10分〜15分で数千円」で飛べるのか?

行く前は「短すぎない? コスパ悪くない?」と思っていた。しかし、先述の通り、これは脳と体幹使った格闘だ。いざ体験してみると、15分で体力の限界を迎えて身体がパンパンになる。

実際、フライボードは10分経たずに飛べるようになるし、一度コツを掴めば何分も飛んでいられる。

1回目の後半では一同このくらい飛べるようになりました

ホバーボードは立ち上がりまではすぐできるようになったし、数回は浮遊までいけた。ジェットパックは一度離水してしまえば浮き続けられるが、代わりに腕の筋肉が終了する。

これ以上長いと疲労で操作精度が落ちて飛べなくなるので、15分は「人間が新しい身体を動かせる限界時間」としてちょうどいい設計だ。
手に入る達成感と友達との笑い話を思えば、コスパは極めて高い。

泳げないけど大丈夫?

単に「泳げない(でも水は怖くない)」というだけなら、ライフジャケットで浮くので全く問題ない。水面に叩きつけられたり、顔が沈んだままジェットで押されたりする瞬間が必ずあるため、鼻に水が入るくらいの「洗礼」は覚悟しておこう。

顔が沈んだ状態からジェット噴射することがあります


水圧アクティビティの真の価値は、観光地のお手軽レジャー体験ではない

未知のインターフェースを通して新しい身体感覚を獲得する喜びと、そこに至るまでの楽しいエピソード。ここにこの遊びの面白さが詰まっている。

この夏、暑さに耐えきれなくなったら「アイアンマンになりに行かない?(※もれなく水面に叩きつけられるけど)」と、近くのレジャースポットのリンクと一緒に友達のLINEにメッセージを投げ込んでみてはどうだろうか。


Location


この記事が参加している募集