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Photo byhananosu

水の生まれる夜に 97 クラスメートとの再会

    夜の将暉邸では、二人の男が頭を下げヒソヒソ話をしていた。

    「新くん、言っちゃたの〜」

    「すみません、成り行きで………」

    「じゃああの店がバレちゃうなあ」

    「申し訳無いです」

    「しょうがないよね」

    「すみません……」

    「こらっ!二人で何コソコソ話してんの!」綾乃は二人の前に仁王立ちで怒っている。

    「だから、夏菜とどこで会ったか言えばいいだけでしょう?」

    ミホさんは遠くから心配そうに見守っている。

    「分かったよ綾乃、実は私の行きつけのお店で夏菜ちゃんが働いてるんだけど、本人が言わないでくれっていうから秘密にしておいたのさ、悪かったよ」将暉パパは久々に小さくなっている。

    「えっ……夏菜が秘密にしてって言ったの?」綾乃ちゃんはしばらく考えると「そこへ連れてって」命令口調で言った。

    「将暉パパと俺は切なそうな顔をしてお互いを見た。

    「早く!」

    結局4人でお店までタクシーで向かう。

    お店に入ると数人の女の子が駆け寄ってきた。その中に目を思いっきり開いて驚いている夏菜さんもいる。

    「将暉社長いらっしゃいませ!」女の子達が声を合わせて言った。

    いつものVIPルームに通されると、綾乃ちゃんは夏菜さんへ抱きつく。

    「何で連絡してくれなかったのよ!突然電話番号が変わって連絡つかなくなったから心配してたのよ」

    「ごめん、色々とあってさ」

    しばらく二人は抱き合ってお互いの背中をポンポンと叩き合っている。

    将暉パパと俺は意外な展開に目を白黒させながらも、こっそりと乾杯した。

     
     
     
    東京で音楽を作る仕事をやってました。今は秩父の廃校にプライベートスタジオを作り好きな音楽を作って暮らしています 。 イベントやお店のプロデュースもやってます。小説の勉強中でカクヨムにも連載中です。

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