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離れおいおも 6話

    曇月(どん぀き)

    その倜たた䞍思議な倢を芋た。
    昚日ず同じように鏡のような透き通った氎の䞊に立っおいた。
    そしおたた遠くからたくさんの花が流れおくる。
    枅田の足元を通っおゆっくりず反察偎ぞず流れおいく。

    しかし蟺りを芋枡しおも倧山の姿はなかった。

    「どこにいるんだろう」

    䞍思議な気持ちで花が流れおいく方ぞず歩いおいくずその先に人の姿があった。

    しかしそれは倧山ではなく矎しい髪を靡かせおいる女だった。
    その女は流れおきた花をひず぀手に取るず目を瞑り銙りを嗅いでいた。
    その所䜜は䜕ずも蚀えず滑らかで矎しく、枅田は呆然ずその女を眺めおいた。

    するずその女は枅田の芖線に気が付いお埮笑みかけた。

    「この花は貎方が」

    この透き通った氎のように穏やかで枅らかな声だった。

    「いや、違いたす。これは倧山さんが  。」

    女のあたりの矎しさに緊匵しながらもそう答えるず女は䜕かを察したように花を芋぀めお頬を染めた。

    「そう やはりあの人が 。」

    そう呟く女に枅田が芋惚れおいるずキラキラず濡れお光る倧きな瞳で真っ盎ぐ枅田を芋぀めおこう蚀った。

    「どうか䌝えお  私も、同じ気持ちでおりたす、ず。」

    女は手に持぀花をギュッず握りしめおいた。
    癜く柔らかそうな頬を薄玅色に染めながらも懞呜に話すその姿に思わずドキッずした。

    そしお気が぀くずい぀の間にか倢から芚めおいた。

    「䜕だか同じような倢だったけど、あの女の人は䞀䜓誰だったんだろうあんなに綺麗な人䌚ったこずないはずだけど 。」

    いくら考えおもあの女が誰なのかわからなかった。

    そしお今日の倢のこずを倧山に話に行きたかったけれど昚日「ここぞは来るな」ず蚀われたばかりだったので行かないほうが良いのか悩んだが、女が䞀生懞呜に䌝えおほしいず蚀っおいたこずが気になったので怒られるのを芚悟しお神瀟に向かった。 
     
    神瀟裏の川に着くず倧山が花を流しおいた。

    そしお倧きなため息を぀いた。

    「来るなず蚀っただろう。」

    䞍機嫌そうな声でこちらを芋るこずもなく蚀う倧山に枅田はたじろぎながらも匱々しく倢の話をした。

    「実は昚日たた倢を芋たしお 、昚日話した倢ず䌌たような倢だったんですけど、昚日は倧山さんは出おこなくお、代わりにすごく綺麗な女の人がいたんです。」

    倧山は手を止めお立ち䞊がり振り返った。

    「どんな人だった」

    倧山が興味を持っおいるこずが䞍思議だったが枅田はその姿をできるだけ思い浮かべた。

    「え〜ず 髪が黒くおツダツダしおいお長くお、瞳が青みがかっおいお、すごく綺麗な人でした。」

    「䌚ったのか」

    倧山は枅田の䞡肩を勢いよく掎むず倧きく揺さぶった。

    「圌女は䜕をしおいた、䜕か話したのか」

    初めお芋る倧山の取り乱した姿に枅田は驚いた。

    「倧山さん、萜ち着いおください えっず、その人は流れおきた花を取っお匂いを嗅いでいお 倧山さんの名前を出したら『私も同じ気持ちですっお䌝えお』っお蚀われお、来るなっお蚀われたけど、䜕ずなくこのこずは䌝えなきゃいけないっお思ったんです。」

    そう蚀うず倧山は固たっおいた。

    「倧山さん」

    呌びかけるず倧山はそのたた足元から厩れるようにしゃがみ蟌んで顔を䌏せた。

    「倧䞈倫ですか」

    枅田は倧山の背䞭に手を圓おお䞀緒にしゃがみ蟌んだ。
    その背䞭を摩りながら心配そうに芗き蟌もうずするが倧山の顔は芋えない。

    「具合が悪いんですか」

    「違う。」

    ようやく返答があったものの拗ねおいるようなぶっきらがうな蚀い方だった。
    倧山がようやく顔を䞊げたので枅田が倧山の顔を芗き蟌むず顔色が悪いわけではなくむしろ顔が真っ赀だった。

    「倧䞈倫ですか真っ赀ですよ」

    枅田が恐る恐る聞くず倧山は「倧䞈倫だ」ず蚀っお神瀟の方に歩いお行っおしたった。

    そしお境内で立ち止たっお䜕かをじっず芋おいる。
    枅田は倧山の元に歩いおいき倧山の芖線を远うずそこには海があった。
    枅田はこっそり倧山の顔を盗み芋るずキラキラず光る海を眺めながら優しい顔をしおいた。

    その目はただ矎しい景色を芋おいるだけではなく、ずおも愛おしいものを芋るような慈しみに満ちた目だった。



     
     
     
    もっぱら詩を曞いおいたす。 たたに小説も   奜きな䞖界芳が決たっおいるので 同じような䜜品が倚いず思いたすが、楜しんでもらえるず嬉しいです。 フォロヌ、コメントはお気軜にどうぞ☺

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