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想定内だけど、やっぱりつらかった夜。

    昨日は一日中台風の雨音。
    こんな時、ウチにいる片麻痺言語障害の家族は起き上がれないほど絶不調だ。
    いつもとたがい無く不機嫌だし、えいやっと仕事に向かった。
    やっと弟と入れ替わる時間になり、急いで帰るも。ただいまーと同時にベッドに向かう家族。
    なんだよおー、連想ゲームでも会話ができないと寂しいじゃんかー。。。
    今週はずっとこんな感じで過ごしている。
    もしどちらかが朝になっても目醒めない事態が明日起きたとしたら、私が死んでたとしても次の輪廻までずーっと後悔するー。
    テレビは消し、亡き母と寝ていた部屋に引っ込み、見守りカメラを横目で見つつYouTubeをつけ、冷えた白ワインを開ける。
    傍には父と母の遺骨を安置していて、心の中で語りかける。
    見守られてる感を感じたかったから。
    夕食は家族と一緒ではないと、食欲が消える。
    家族のために用意していたマスカットと梨を一人で少しつまんでいたら泣けてきた。
    かけ流すジャズのボーカルも切ない。
    あっという間にワインを一本飲み干してしまった。
    急に普段できないところ大掃除スイッチが入ってしまい、自分の衣服の引き出しを部屋に持ち込んできっちりとたたみ、洗濯機に入れるものは投げ込み、捨てるものは躊躇なくゴミ箱に。
    普段からやれよ、ワタシ。
    突然入るこのスイッチ、なんでしょうね?(笑)
    私の場合酔ってからじゃないと入らないスイッチ。すごい集中力で片付けた。
    若い頃ならここから新しい気持ちで、今日初めて飲むかのように2本目のワインを飲み干すのだが。
    寝よう。
    そんな感じで夜がふけていった。
    ぱちっと目が覚めるといつもの時間通り。
    一度も起きなかったな、家族大丈夫かな。
    音を立てず様子を見に行くと、ぐっすりさんだった。
    今日は拒否もなくシャワーに入れて良かったが、また夜になるとどうなるか。
    今仕事しながら見守りカメラを見たら、テレビを見て笑っている。
    あと数時間で帰宅だが、今日は会話の連想ゲームできたらいいな。

     
     
     
    津波の中から家族と生還し、商売を再開し、家族の闘病と介護と仕事の日々が続いています。生かされたこの命の使い方、後悔しない生き方、最後までこの手で闘病生活を支える事を考えています。今この瞬間も闘うご本人やご家族の方へ少しでも安穏のひと時が訪れますように。

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