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Photo byvoice_miwa0401

「占いは、話のきっかけにすぎない」

    Rio(みかんせいじん)

    昔から、人の相談を受けることが多かった。

    相手が話しているうちに、僕の頭の中では自然と整理が始まる。
    いったい何に困っているのか。いくつか混ざっている問題の中で、最初に向き合うべきものは何なのか。

    ただ、いつも解決策が必要なわけではない。

    今日は誰かに聞いてもらいたいだけかもしれない。
    自分の気持ちを整理したいだけかもしれない。
    今までとは違う角度から、自分の人生を見てみたいのかもしれない。

    僕は干支や暦を研究してきて、占いもできる。

    でも僕にとって、占いは未来を当てることだけではない。

    「占いは、話のきっかけにすぎない」

    そう思っている。

    だから、相手の話を聞いたあとに、

    「今日は占わなくてもいいですね」

    と言う日があってもいい。

    会社員としていろいろな人と働いてきた。
    社会で器用に生きる人もいれば、どうしてもうまく馴染めない人もいる。

    でも、その人にはその人の事情がある。

    僕がしたいのは、人を決めつけることではない。

    話を聞いて、複雑になったものを少し整理すること。
    そして最後に、その人自身が

    「じゃあ、まずこれをやってみよう」

    と思える小さな一歩を見つけること。

    たぶん僕にとって占いとは、そういう時間なのだと思う。

     
     
     
    会社員になっても、患者であることは終わらない。 一次性ネフローゼ症候群と生き、入院、治療、休職、復職を経験してきました。 病気になったから見えた仕事、制度、人間、孤独。その「半径5メートルの現実」を書いています。

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