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【ウズベクごはん、わたし流⑤】うまみたっぷりの中央アジア流うどん、ラグマンを作ってみた!

    野菜とお肉の旨みが溶け込んだ熱々スープともちもち麺。
    今回はウズベキスタンで出会った、ほっと心まで温まる一杯、ラグマンをご紹介します!

    🧑‍🍳今回のレシピ 
    難易度       ★★☆☆☆
    料理後の洗い物の量 ★★★☆☆
    材料の揃えやすさ  ★★★★★
    コスト目安     ★★☆☆☆
    何となく懐かしい度 ★★★★★
    所要時間      2時間程度

    ほぼ材料を切って煮るだけなのでカンタン!

    ◾️ラグマンってなに?

    ラグマン(Lagman/Лагман)は、手打ち麺に肉や野菜を合わせた中央アジアの伝統料理。
    ウズベキスタンでは国民食のひとつとして親しまれ、家庭でもレストランでもよく食べられています。

    牛肉や羊肉、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、トマトなどを炒めて作る具材たっぷりのスープと、コシの強い手作り麺を合わせます。

    ウズベキスタンでは主に下記の2つのスタイルがあり、どちらも人気だそう。
    • チューズマ・ラグマン(Chuzma Lag’mon):スープ仕立てのラグマン
    • コヴルマ・ラグマン(Qovurma Lag’mon):具材と麺を炒める焼きラグマン

    今回はスープたっぷりのチューズマ・ラグマンをご紹介!
    日本で例えるなら ”中央アジア版のうどん” のような存在ですが、
    クミンの香りやトマトの旨みが加わることで、まったく違う個性を楽しめます。

    具材のおいしさが溶けだしたスープは、一口啜るとホッとするおいしさ。
    休日のランチなどにぜひいかがでしょうか?

    それでは、作っていきましょう!

    【レシピ】チューズマ・ラグマン Cho'zma lag'mon

    *本場では手延べ麺を使いますが、今回は家庭でも作りやすいよう乾麺のうどんで再現しました。

    🍽️材料(4人前)
    ○スープ・具材
    • 羊肉または牛肉(角切り):約200 g
    • 玉ねぎ(中サイズ、みじんまたは薄切り):1個
    • にんじん(中サイズ、輪切り):1本
    • 大根(小サイズ、角切り):1/4本
    • 赤ピーマン/パプリカ(中サイズ、角切り):½個
    • トマト(中サイズ、角切り):1個
    • 白菜(食べやすい大きさ):大きい葉3枚程度、
    • にんにく(みじん切り):2片
    • トマトペースト(またはケチャップ):大さじ3
    • クミン(粉またはホール潰したもの):小さじ¼~½
    • 黒胡椒(粗挽き):小さじ¼
    • 塩:小さじ1~適量
    • 水または肉のだし:約500~600 mL(具材が浸る程度)
    • 青ねぎ・香草(パセリ、ディル、春菊など):適量(仕上げ用)

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    主に使う野菜はこんな感じ。大根と白菜を使うのが親近感ありますよね。

    ○麺
    乾麺(うどん) … 4人前

    🍳作り方

    1. 各具材は食べやすい大きさに切っておく。

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    カラフルでおいしそうですね!

    2.深めの鍋に油を熱し、玉ねぎを炒めて透明感が出てきたら肉を加えて全面に焼き目をつける。
    3.にんじん、大根、ピーマンを順に加えて炒め、トマト、白菜、にんにくを加えて更に炒める。
    4.クミン、黒胡椒、塩、トマトペーストを入れて香りを立たせたら、水を注ぎ、具材が柔らかくなるまで20〜30分ほど煮込む。

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    こちらトマトペースト入れる前(画質が荒いのは動画の切り抜きだからです)

    5.麺はパッケージの表示時間通りに茹でておく。
    6.器に茹でた麺を盛り、その上から具材と煮込んだスープをたっぷりかける。
    7.青ねぎや香草を散らして完成!好みで酢(少量)や辛味調味料を添えても良いです。

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    鮮やかなスープとたっぷりの野菜が食欲そそります!

    ◾️作る時のポイント

    ・野菜は代表的なものを使いましたが、お好みのものを使ってもOK!冷蔵庫の野菜室内整理にもお役立てください。
    ・ウズベキスタン料理ではクミン(ジーラ)がよく使われるので必ず使いましょう。入れすぎると香りが強くなるので少量がおすすめです。

    ◾️ラグマンの歴史とは?

    ラグマンのルーツは、中国・新疆(しんきょう)地域に暮らすウイグル族やドンガン族(回族)の麺料理にあると考えられています。

    シルクロードを通じて中央アジアへ広まり、現在ではウズベキスタン、カザフスタン、キルギスなど各国で独自の発展を遂げました。

    シルクロードの要衝だったウズベキスタンは、古くから東西の文化や食文化が交わる場所だったそう。
    そのためラグマンも、中国由来の手延べ麺と中央アジアの肉料理・香辛料文化が融合し、現在のスタイルへと発展したとされています。

    現在ではウズベキスタンを代表する料理のひとつとして、多くの旅行者にも親しまれる一品となりました。

    一杯のラグマンには、こうしてシルクロードを旅した人々の食文化が今も息づいています。そう思うと、いつもの食事が少しだけ特別に感じられますよね。

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    ちなみに現地ではラグマンの素も売られているので、お土産にオススメ!

    ◾️ラグマンの麺の秘密

    「ラグマン(Lagman)」と「拉麺(ラーメン)」は名前がよく似ていますが、どちらも中国語の「拉(引っ張る)」=手で伸ばす麺に由来する言葉と考えられています。

    本格的なラグマン専門店では、生地をリズミカルに伸ばして何メートルもの細い麺にしていく様子が見えるところもあるのだとか!
    *残念ながら私が訪れたお店にはライブキッチンはありませんでした…。
    次にウズベキスタンへ行くときは、このライブパフォーマンスを見るのが密かな目標です。

    中々ウズベキスタン訪問は難しいですが、こちらの動画でラグマン用の麺の作り方が紹介されていました!

    生地を何度も伸ばし、折りたたみ、また伸ばす。最初はきしめんほどの太さだった生地が、最後には何十本もの細い麺になる様子はまるで職人芸!
    ずっと見ていられるような気持ちよさです。

    実は今回のレシピでも麺から作ろうとしていましたが、スープの具材を揃えたり切るのに疲れてHPがほぼゼロになり、今回は潔く乾麺に頼ることにしました。
    次回作る時はこの動画のように、さながら職人気分で麺伸ばしを楽しみたいです。

    ◾️ウズベキスタン旅行の最後、思い出の味

    ウズベキスタン滞在中、ラグマンはずっと食べたいと思っていたのですが、
    偶然訪れたレストランに置いてないことが多く(夏場だったからかも)、
    「今回食べられなかったら、再訪までラグマンはお預けか…」と諦めかけていました。

    が、最後の晩餐で入ったローカルレストランのメニューにラグマンを発見!いの一番にオーダーしたのは言うまでもありません。

    そうして運ばれてきたラグマンはスープが輝いていて、トマトベースであっさりとしていながら、野菜やお肉の旨みが感じられてとってもおいしい!

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    ラストディナーで念願のラグマン!西陽がハイライトのようにいい仕事をしている。

    麺は太さにバラツキがありながらも、手作り感たっぷりでスープに絡んでうまさ倍増でした。もしウズベキスタンに行く際はオーダー必須ですよ!

    さて、ラグマンは具材を揃えるのが少し大変ですが、食べるとどこか懐かしいような落ち着く一品。
    シルクロードを旅してきた一杯を、日本のキッチンで味わえる…そんな気分になれるラグマン、ぜひ試してみてくださいね!

    それでは、香り高い世界の食卓、次回もお楽しみに!

     
     
    旅好き料理研究家。「異国ごはん、わたし流」は「世界の料理×文化×言葉」を味わえるブログです。 読むだけで海外気分を楽しめるレシピや旅行記、文化コラムをご紹介! 行ったことのない国の料理にも挑戦しながら、”まだ知らない味”を探す日々…台所から始まる小さな世界旅行へようこそ!

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