
犬の口、臭い
黒川神社へ。
白っぽい風が気持ちよく、
しばらくぼーっとしていた。
いつも看板だけ見て通り過ぎていた場所。
やっと来れた。
神楽の舞台があった。
何かと縁がある。
本殿横の小さな境内社。
屋根の端で、毛虫が糸一本にぶら下がり、風にゆられぷらんぷらんしていた。
服に着きそう。
その時だけ現実の頭に戻る。
ちょっとキモい。
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この日は、動物病院で犬の電気鍼を受けに行った。
やんちゃで、ヘルニア手術したとは思えないくらい回復している。
ただ、他にもヘルニア要素があるらしく、左脚にも少し違和感が残っていた。
細い鍼を10本ほど打たれ、電気を流される犬。
はじめはソワソワしていたが、途中から意外にもリラックスしていた。
私もついでにやってもらいたい。
そう思いながら、動かないように両手で頭部を包むように支えつつも、私はちゃっかり「氣」を送っていた。
ふと思う。
犬の口、臭い。
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最近の私、鍼のメンテナンスしてないな。
ぶっとい鍼。
刺された瞬間の怖さと鈍痛。
抜かれた時に吹き出る瘀血。
頭は、たくさん穴の空いた水風船。
シュワーっと血が滴るいい女。
そんな日のシャンプーは、血の香り。
あぁ、また血を出したい。
…ふふ。
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なんてふけっていたら、のんびりした獣医の話を聞きそびれていた。
「ここまで回復してるならもう成功です」
「鍼した翌日は良いことがあるよ」
そこだけは異様に記憶している。
動物への鍼では有名なお方らしく、わざわざ遠くから来る人もいるそう。
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黒川神社は、
少彦名命(スクナヒコナノミコト)が祀られていて、
・病気平癒
・無病息災
・商売繁盛
・五穀豊穣
などのご利益があるそうです。
犬の歯磨きした。