
創作はゼロサムゲームではない
創作をゼロサムゲームだと思っている人が多いな、ということが気になる
創作はゼロサムゲームではない。
ゼロサムの「サム」は日本語では「和」、つまり足し算の結果のことだ。お互いの得点と失点を足したらゼロになるゲームがゼロサムゲームである。
ゼロサムゲームとして有名なのは将棋だ。自分が勝つと相手が負ける。
ただ、実際には、「自分が勝つと、相手が負ける」状況はあまりない。
創作における。評価というのは複合的な問題が絡んでいて、敵味方も定かではない。勝ち負けがあるかも怪しい。
例えばの話をしよう。
私が書きたくないもの……ストライクゾーンが広いから大抵のものは「アリだな」と思ったら書いちゃうけど……仮に「イチャイチャ」が書きたくないとするか。(実際にはイチャイチャ結構好きなんですけど、あくまで仮定として)
でも「私のジャンルでイチャイチャ書く人が減ってほしい!」と思って実際減ったところで、イチャイチャ好きな人は私を評価しないと思うんだよね。
イチャイチャが好きな人はイチャイチャを書いてくれる人をまた探すだけで私の作品には流れてこない。
作風が違いすぎると逆にパイを食い合わないから、「いなくなる」が現実になったところでプラスにもマイナスにもならないと思う。
どちらかというと、私は作風が似ていて、かつ自分よりキャッチーな作品を作る人の方が怖い。勝てないもん。そういう人には。
また、評価には運が絡んでくるので仮想敵を作り、それを打倒する方向に行くのは努力としてもズレていると思う。
読者さんから見ても何と戦っているんだ……となると思うし。
運要素があるからこそ、運をつかんだ瞬間を逃さないフッ軽であることが大事だ。
『チーズはどこへ消えた?』みたいな……。
ネタにされがちたけど寓話としては結構好きだ。
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というわけで「この人の評価が下がれば、自分が評価されるはず」と思わないほうがいい。
そんなことはないので。
それよりも、今自分の作品を好きでいてくれる人のことを研究して、喜ばせるほうが結果的に評価につながるのではないだろうか。
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