【第8話】「あの子はどうしてる?」——倒れてなお娘を気遣う、祖母の手の記憶✨『甘え下手な私たち。その先へ』
皆さま、こんにちは。ゆるるんです😊
今日も来てくださり本当にありがとうございます🌸🌸
これは実母の在宅介護を決意する判断材料となった、
その前の18年間の介護の物語です。
一つの家族の事例としてシリーズでお伝えします。
今、介護中の方やそうでない方にも、
何かを感じ、考えるきっかけにしていただければ 嬉しいです。
人間関係を紐解く「エニアグラム」の
視点を交えてお届けします
前回【第7話】では、病院から疲れて帰宅した私。
夫は出張でいない部屋で一人、
偶然目にしたテーブルの上の新聞記事。
その中の手記に喜びを見出し、少し安心して
すぐに眠ってしまった。
今日は、その続きです。
実はこの続きを書こうとしていて、
違う話になっていました。
手術の翌日、病院で看護師長さんの優しさに触れ、
母と祖母のことを書くつもりが、妹とのことになってたんです🤣👇
今日は、元に戻して・・・続きから・・
ナースステーションで面会受付の記帳をしているときに
声をかけてくれた看護師長さん。
母の意識は戻ったものの、まだ不安定とのこと。
祖母は、意識もはっきりしていると聞き、
祖母の病室へ先に行きました。
確か、四人部屋だったと思います。
ベッドに横たわる祖母の元へ近づくと、
祖母は私を見るとすぐに
「ああ、来てくれたん」🍀
と気づいてくれました。
言葉もはっきりしていて、
私の顔を見て安心したような表情を見せてくれたことに、
私はどれほど救われたかわかりません。
「どう? 頭痛いとか、しんどいところはないの?」
私がそう声をかけると、
今となっては細かい会話までは覚えていませんが、
祖母は開口一番、こう言いました。
「あの子はどうしてる?」🍀
自分が突然倒れて入院し、
自由に動けない状況になっているというのに、
祖母が真っ先に気にかけたのは、
娘である母のことでした。
祖母と無事に話ができたことの嬉しさと、
自分がこんな状態になってもなお、
我が子を心配し続ける祖母の深い愛に触れ、
喉の奥にこみ上げてくるものを
グッとこらえました🥹
「右手は動くけど、左手は力が入らない」
と言いながら、自分の右手で動かない左手を
一生懸命さすっていた祖母の姿。
その切なくも愛おしい情景が、今でも鮮明に目に浮かびます。
そこから、母と祖母の病室を行き来する、
慌ただしくも必死な病院生活が始まりました。
母はこの日、意識が戻り、
翌日からは食事もスタート。
ただ、まだ手術で処理しきれなかった血を出すためか
頭に管をつけたまま・・・
ベッドを少し起こし、自分の手で
お箸を持って食べ始めたのには驚きました。
生命力の強さに感動しました✨✨
しかし、それも束の間。
食べている途中で、
急に電池の切れたロボットのように、
ピタッと全く動かなくなってしまうのです。
「えっ、お母さん!?」😮
ほっぺたを、つんつんしても
ぼーっとしたまま・・・・
慌てて看護師さんを呼び、食事は一旦終了。
そんなヒヤヒヤする場面が何度かありました😨
普段なら当たり前のように動いている人間の身体が、
こんな風になるなんて。
人の命やからだの不思議さを
目の当たりにして驚くと同時に、
自分自身が今、当たり前のように動いていることのありがたさを、
身にしみて感じた瞬間でした。
あれから時が経ちましたが、
ふとした瞬間に自分の手を見つめると、
あの日の祖母を思い出します。
動かない左手を一生懸命にさすっていた、祖母の右手。
「あの子と思って、さすってる」
「あの子が無事でいてくれるように」
この祖母の愛のおかげか、
母はこの後、後遺症なく復活し、
退院していくのです。
あーおばぁちゃん、
思い出したら、また泣けてきた😭
自分がどんな状況になっても、
子を想い続ける親の温かいまなざし。
人は誰かの愛や優しさを受け取りながら、
生かされているのかもしれません。
当たり前に過ぎ去っていく日常や、
今目の前にある自分のからだに感謝しながら、
一日一日を大切に重ねていきたいと心から思います。
(つづく)
☕ ちょっと一息。
【エニアグラム的こぼれ話】
今日は、祖母を思い出し余韻に浸っているので、
このコーナーは、お休みします。
🍀最後までおつきあいくださりありがとうございました🍀
次回もどうぞ、お楽しみに😊
