
平成サブカル女子
藤原基央を信仰し、見た目は黒髪ボブヘアガチ眼鏡。
カバンは缶バッチまみれ、暗くてマイナーとされるある程度メジャーな映画を見つけてはまた借りて、ブログには鬱日記。
弾けもしないのに軽音部。
漫画はあまり読まないけど、浅野いにおを数冊読む。
でも、陰キャを装った陽キャ軽音部の群れが読んでた「おやすみプンプン」だけは読まなかった。
TSUTAYAで4枚のDVDを1000円で借りて1週間で無理やり見る。
お気に入りは岩井俊二とガス・ヴァン・サント。
空気人形はあまりハマらなかったけど、ジョゼと虎と魚たちは好きだった。
タナダユキの百万円と苦虫女が好きすぎて何度も何度も見る。
もれなくレオスカラックスにハマる。
私は詩的な男が心底好きなんだと思った。
もちろんソフィア・コッポラも通ります。
1番好きなのはSOMEWHEREだった。
CDは10枚で1000円とかだった気がする。
数を合わせるためによくわからないCDも借りた。
今となってはサブスクでいつでもどこでもすぐに聴ける音楽だけど、当時は「こんなにたくさんの音楽を1,000円で一気に知ることができていいんですか!?早く帰って聞きたいんですけど!」って気持ちだった。
YouTubeの雑音だらけの音楽や、知らない人のカバーじゃなく、CDでホンモノの音源を聴けることが本当に嬉しかった。
社会人になり渋谷に勤めることになったとき、1番嬉しかったのは渋谷TSUTAYAの存在だった。
渋谷TSUTAYAに行けばなんでもあった。
発掘良品シリーズとか、インディー音楽とか、とにかく量が多い。
人もたくさんいて、同じような趣味を持つ人たちが、全く関わり合わないまますれ違っていく。
そういう渋谷が好きだった。
無計画に昔話をここまで続けてきましたが、今はサブスクの恩恵を受けまくっているし、chat GPTにもガンガン頼っている。
それでも、あの時のときめきや興奮は今でも私を熱くする。
あの日あの棚から選んだ一枚に運命を感じている。
それは、自分で選んできた自負があるからなんだと思う。
迷って、悩んで、選んで、失敗して、それでも自分で選ぶ自由はこれからも誰にも奪われちゃいけないよな。
今日は、そんなことを思う帰り道だった。