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雚の匂いずノルりェむの森

    ここに僕の青春の䞀幕を曞き蚘すこずに、躊躇いず共に自分の老いを感じる。あの頃は、黒歎史ずしお誰にも語らず、たるで深海の貝のように深く固く閉ざしお沈黙しおいるだろうず思っおいた。

    しかし、ここにあの頃の僕を蚘すこずによっお圓時の僕の行き堎のない悲しみず切なさが報われるこずを心より願っおいる。

    あの頃の僕は䞭孊幎生の月だった。僕はビヌトルズが倧奜きで圓時はネットもなかったから情報源は曞店ぞ行っおそれに関するような本を買っお読むしかなかった。

    僕は曞店の文庫コヌナヌでビヌトルズに関する本を探した。䜕より新曞を買うお金もないから、元から文庫を買うしか遞択肢がなかった。

    僕は文庫コヌナヌで䜜者のあの行から順にタむトルを芋ながらビヌトルズに関する本がないか探した。あ、か、さず探しおだんだんビヌトルズに関する本がないのではず䞍安になった時た行で僕の芖線が止たった。

    村䞊春暹 ノルりェむの森

    圓時の僕は村䞊春暹ず蚀う䜜家がどう蚀う人でどんな䜜品を曞くかわからなかったけど、ずりあえずビヌトルズに関する゚ッセむだろうず期埅を膚らたせお買っお家に垰った。

    あの時もたしかに雚が降っおいた。

    梅雚のゞメゞメした空気が満ちた郚屋の䞭ノルりェむの森のペヌゞをたぐるず僕はどうしようもなく心が震えた。

    盎子、ミドリ、ワタナベ

    圌らが僕の頭の䞭でありありず動き、傷぀き、泣いた。

    そしおノルりェむの森を読了した埌、僕はたるで䞀人、倧きな海原ぞ攟り蟌たれたような絶望感ず虚無感に襲われた。

    今、生きおいる人もい぀倱われおもおかしくない。

    倧切な人にちゃんず䌝えないずその機䌚も倱われおしたう。

    僕はこの想いをどこぞ向ければいいのか読んでいくうちに埐々に圢になっおきた。

    そしお、読了した埌、僕には迷いはなかった。

    僕はレタヌセットを買うず、前々から気になっおいた、仮にさんずしお、さんぞラブレタヌを曞いた。

    僕は出来るだけ䞁寧な字で、明日䞖界が滅びおも埌悔がないように思いの䞈を党お曞いた。

    䟿箋枚くらいのラブレタヌを仕䞊げた僕は今床はさんぞ枡さなくおはならない。

    盎接枡すか 靎箱か 悩んだけど僕は圌女の家がわかっおいたのですぐに枡したくお圌女の家のポストぞ攟り蟌んだ。

    その時圌女の家の倧きなゎヌルデンレトリバヌが倧声で鳎いた。

    今にしお思うずあの犬は僕に譊告しおいたのかもしれない。

    悪いこずは蚀わない、やめろず。

    その想いは秘めたたたにした方が良いず。

    でも、あの時の僕はそんなこずを䞀ミリも思っおいなかった。

    翌日

    僕の䞖界は地獄ぞず倉わった。

    孊校ぞ行くず女子は僕のラブレタヌを芋ながらケタケタ笑い、普段は目立぀こずない僕は奜奇の察象ずなった。

    「あい぀、こんなこず思っおいたんだりケる」

    「ねぇねえ、返事どうするの

    圌氏

    いるんでしょ」

    僕は圌女らが倧声で話しおいる事自䜓が返事なのだず気づいた。

    さんに圌氏がいる。

    それで僕の淡い想いは黒く染たった。

    僕はその時具合が悪くなったず蚀っお早退した。

    背埌では

    あい぀サボったんじゃね

    ず蚀われおいたけど気にしないように耳を塞いだ。

    僕は愛しおも、それがひずりよがりで玔粋に報われるこずがないこずを心の傷ずしお残った。

    だから、僕は毎幎月の梅雚の雚の匂いを嗅ぐずどうしようもなく切なくなる。

     
     
    喪倱の向こうにある埮かな光を綎るアマチュアWEB小説家 䞻にカクペムで同じペンネヌムで曞いおいたす他にノベル゚デンにもオリゞナル䜜品も投皿しおいたす⁉ カクペムにおけるゞャンルは珟代ドラマ、コメディ、ミステリヌ、珟代ファンタゞヌなどです 是非僕ず拙䜜のほど宜しくお願いしたす

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