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👒夏物帽体・Straw Hat Body 👒


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    虫干し中の夏物帽体

    👒 帽子の材料「帽体(Hat Body)」をご存知ですか?
    帽子を製作するとき、ゼロから編むのではなく、あらかじめ帽子に近い形に編み上げられたベースを使用することがあります。
    これを私たちは「帽体(ぼうたい)」と呼んでいます。
    パナマや麻などの天然草で作られた「夏物帽体」は、驚くほど軽く、風を通し、日本の暑い夏を涼やかに彩ってくれる古くからの知恵の結晶です。

    主にベル型(山が高い形)とキャプリーヌ型(つばが広い形)があり、デザインしたい形に合わせて選択します。

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    左:ベル型 右:キャペリーヌ型

    << 製作方法のプロセス >>

    1. 水分を与える: 帽体に霧を吹き、扱いやすくします。

    2. 型入れ: 木型やチップ(型)に被せ、アイロンで熱を加えながら形を整えます。

    3. 仕上げ: 専用の糊(アプレ)を塗って乾燥させ、形を固定します。

    4. トリミング: 飾り付けをして、世界に一つだけの帽子が完成します。

    天然素材は、その土地の気候に合わせた植物が使われており、通気性が良く、近年の厳しい日本の夏でも涼しく過ごせるのが魅力です。
    また、適切にメンテナンスをすれば布製の帽子よりも長く愛用でき、経年変化を楽しめる「サステナブル」な素材でもあります。

    型入れのしやすい順(扱いやすい順)に、主な素材をご紹介します。

    1. ケンマ(剣麻草)

    • 名称: サイザル、Sisal / Parasisal

    • 原料: リュウゼツラン科の多年草(メキシコ〜中央アメリカ原産)

    • 特徴: 歴史的に「麻」の代用として使われてきたため「サイザルアサ」とも呼ばれます。葉に棘があることから、漢字では「剣麻」と書きます。石目編み(Sisal)とアジロ編み(Parasisal)があり、光沢感とハリがあるのが特徴です。

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    ケンマ:作品例

    2. シゾール(Sisol)

    • 名称: シゾール、Sisol

    • 原料: マニラ麻(Abaca / バショウ科)フィリピン産

    • 特徴: 非常にきめ細かく編まれており、上品な光沢があります。純白に漂白したり、鮮やかに染めたりできるため、婦人用の高級な礼装帽にも多用されます。ケンマよりも一段上の高級感を楽しめます。

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    シゾール:作品例
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    シゾール:作品例

    3. ラフィア(Raffia)

    • 名称: ラフィア、Raffia

    • 原料: ラフィアヤシ(マダガスカル産など)

    • 特徴: 樹脂を含んでいるため柔軟性があり、復元力が高い素材です。ナチュラルで柔らかな風合いが人気。染まりにくい性質があるため、独特の「斑(むら)感」も天然素材ならではの味として親しまれています。

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    ラフィア:作品例
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    ラフィアを木型に型入れして、糊を塗って乾燥中。。。

    4. バオ(Bao)

    • 名称: バオ、Bao

    • 原料: 籐(トウ)類のツル(中国産など)

    • 特徴: 非常に堅く、弾力があるのが特徴。目が詰まっているため形が崩れにくく、近年特に人気が高まっている素材です。

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    バオ:作品例

    5. パナマ(Panama)

    • 名称: 本パナマ、Panama

    • 原料: パナマソウ(Toquilla / トキーリヤ)エクアドル・コロンビア産

    • 特徴: 夏の帽子の代名詞。驚くほど軽く、独特の光沢と滑らかな手触りが珍重されます。細い繊維で細かく編まれたものほど芸術品に近い価値があり、非常に高価になります。

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    パナマ:作品例

    6. ブンタール(Buntal / Parabuntal)

    • 名称: ブンタール、パラブンタール

    • 原料: タリポット椰子(フィリピン産)

    • 特徴: 「夏帽体の宝石」とも呼ばれる最高級品。非常に強いコシと美しい光沢があります。型入れには熟練の技術を要しますが、磨き上げるようにアイロンをかけることで、他にはない気品が生まれます。

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    ブンタール:作品例

    日本国内で買える材料屋さんはこちら⏬
    ・帽子材料ニシダさん
    電話 03 3389 2401 〒165-0026 東京都中野区新井 2-3-11

    ・オフィスエレガンスワン (和栗さん)
    TEL 03-5823-2083 〒111-0052 東京都台東区柳橋2丁目19-10

    ・oldblock_supply さん

    材料・道具の準備について
    帽子作りには帽体・木型以外に以下の道具も必要です。

    • アプレビニール: 形を固める専用糊

    • ラッカーうすめ液: 糊の調整や刷毛の洗浄に

    • 刷毛(はけ): 糊を塗るために使用

    今年の夏は自分だけの帽子を。
    素材の特性を知ると、帽子選びや製作がもっと楽しくなります。
    ぜひ色々な素材に出会って、この夏を共にする特別な一点を見つけてくださいね。

    👒 湊川の Atelier NICOさんで、エメラのサマーハットに出会う
    神戸・湊川にあるAtelier NICO(アトリエ ニコ)様は、エメラの帽子を大切に扱ってくださっている、かけがえのないパートナーショップです。

    ブルーの壁が印象的な店内には、オーナーのnicoさんが国内外から厳選したアンティークレースやヴィンテージ雑貨、お洋服などが宝箱のように並んでいます。

    こちらでは、エメラのストローハット(夏物帽体)を使用した一点物のコレクションを実際にお試しいただけます。
    ベレー帽が大好きな店主のnicoさんが、お客様お一人おひとりに合わせた「似合うかぶり方」や「形の整え方」を丁寧にアドバイスしてくださるのも魅力の一つ。
    サイズ調整のご相談も承っておりますので、ぜひ手に取って、天然素材の風合いを肌で感じてみてください。

    ⚓️ ショップ情報:Atelier NICO

    • Instagram: @niconoatelier

    • 所在地: 神戸市兵庫区荒田町1-20-1

    • アクセス: 神戸市営地下鉄「湊川公園駅」東出口2直結(雨の日も傘なしで安心です)

    • 営業時間: 11:00~18:00

    • 定休日: 月・火

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    🧵 「自分で作ってみたい」あなたへ。エメラの帽子教室
    「自分のサイズにぴったりな、世界に一つだけの帽子を形にしたい」
    そんな想いを叶えるお手伝いをするのが、エメラの帽子教室です。
    今回ご紹介したようなストローハット(夏物帽体)を使った製作体験も随時受け付けております。マンツーマンの個人レッスンですので、初心者の方も、ご自身のペースでじっくりと帽子作りをお楽しみいただけます。

    【帽子教室のご案内】
    「あなたの作りたい帽子」を形にする自由なスタイルのお教室です。
    レッスンの詳細や最新のスケジュールは、以下のリンクよりご確認いただけます。
    👉 エメラの帽子教室・詳細はこちら

    今年も厳しい暑さが予想されますが、お気に入りの帽子があれば、夏のお出かけもきっと軽やかなものになるはず。
    Please stay healthy and wear more hats! 😉
    心ときめく帽子とともに、素敵な夏を過ごしましょう。

     
     
     

    emera

     
     
    Just a Hat Lover 💚Emera Beret Haute Mode Hat Society|帽子職人・帽子文化研究家 📖帽子の歴史と欧州ミステリーを日々の糧に📺 帽子を“作る・学ぶ・楽しむ”小さなアトリエ 📍神戸・大阪|🪡教室案内👇|✍️note #エメラの帽子教室

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