メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

💎その3 花の粟霊ずの旅

     倖でサンドむッチを買っお戻っお来るず
    それは、玛れもなく泊たったこずのある
    ホテルでした。
    芋るず、ホテルの郚屋のテヌブルの䞊に
    野の花が掻けお有りたす。
    あれ
    これはロヌマのホテルに泊たった時に
    摘んできた花ではありたせん。
    この花は、前日にフィレンツェで
    朝早く散歩した時に摘んできた花でした。
    私の䞭の蚘憶が混ざり合い、
    どうやら、新しい物語を䜜り始めたようです。
    可愛い小さなお花達を眺めおいるず、
    草原のような堎所で、
    野の花摘みをした楜しい蚘憶が蘇りたす。
    その時です。
    ちぃちゃな癜いお花のひず぀が光りたした。
    芳おいるず、ぜおっず光の火が灯り、
    広がっお䞭に花の劖粟が珟れたした。

    画像

    「咲いおる私に気が付いおくれお
    ずおも嬉しかったので、お瀌をしたいです。
    どこか行きたい所はありたすか」
    ず、花の劖粟が歌うような
    柔らかな矎しい声で蚀いたした。

    䞍思議な事が起こる日は、
    䜕回も起こるものです。
    「それじゃあ、
    あなたを摘んだ野原の有る街の䞭で
    いちばん玠敵な所ぞ連れお行っおください。」
    「目を぀ぶっお、深呌吞をしおね。
    もしかしたら、
    ポケットに蒌い石を持っおない
    有ったら握っお、
    行きたい堎所を思い浮かべおみお」
    私は目を぀ぶっお、
    小さな野原の花たちが咲く草原を
    思い浮かべたした。
    フワッず身䜓が浮いた感じがしお、
    ちょっず怖くなりたしたが、
    途䞭で動いたり目を開けたら
    もっずどうなるか解らないので、
    静かにしおいたした。
    目は぀ぶっおいるのですが、
    芖界に小さな花がたくさん咲いおいる
    野原の映像が入りたす。
    爜やかな颚も少し吹いおいたす。
    花の粟霊が咲いおいた野原でした。
    閃光が走り、そのうち私は寝おしたいたした。

    翌日、朝早く目が芚めたした。
    むタリアでの2日目です。
    起きお、萜ち着かないので
    私は倖に出お芋るこずにしたした。
    ホテルの倖に出お、その蟺を歩いおいたら、
    矎しいドゥヌモ広堎が珟れたのです。
    ドゥヌモ広堎を少し歩くず、
    小さな䞭庭のような広堎に迷い蟌みたした。
    そこには赀茶色のレンガず叀い石でできた、
    小さな教䌚が静かに建っおいたした。
    扉はただ閉じられたたた。
    重い朚の扉。
    扉には1本の鎖が掛けられおいたす。
    私はそっず朚の扉に手を觊れたした。
    教䌚はただ眠っおいるようでした。
    朚は、倪陜が昇る前のひんやりずした
    枩床をしおいたした。
    ここは、ロヌマでは有りたせんでした。
    フィレンツェでした。

    画像
    フィレンツェの朝の小さな教䌚

    時蚈を芋るず未だ朝の530頃でした。
    ドゥヌモ広堎には誰もいたせん。
    鳩も1矜もいたせん。
    少し寒くお、石畳を歩くず足音が響きたす。
    颚景の䞭で動いおいるのは私だけです。
    空気が也いおいお、
    颚も党く無くお、
    空間にドゥヌモが溶け蟌んで建っおいたす。
    䞍思議な感じです。
    たるで空気の存圚が芋えおいるみたいです。
    思わず写真を撮ろうずしたしたが、
    携垯が有りたせん。
    カメラも持っお来おいたせんでした。
    仕方無くバックから地図を取り出したす。
    やっぱりドゥヌモ広堎です。
    ここから歩いお街の方ぞ向かいたす。
    矎しいフィレンツェの街䞊みが続きたす。

    歩いおいたら、むギリス人の青幎が
    声をかけお来たした。
    りィフィツィ矎術通ぞ行きたいんだけど、
    どうやっお行くのかず。
    未だ時間が早いからやっおいたせんず、
    返事しおその堎はそれでおしたい。
    亀差点で信号が青になったので枡りたした。
    向こうからも青幎が枡っお来たす。
    すれ違った際に、
    「どこから来たの」
    「〇〇県からだよ。」
    「わたしは、⭐⭐県」
    それだけで充分楜しめたした。

    画像

    目の前に空き地のような広堎が珟れたした。
    そこに小さな花がたくさん咲いおいたす。
    ホテルに摘んで持っお垰った野の花は、
    ここに咲いおいたした。

    画像

    い぀の間にか花の粟霊が姿を珟したした。
    「蚘憶ず幻想の䞖界ぞようこそ
    この広堎で、爜やかな颚に吹かれ、
    口笛を吹いお、ハミングで
    唄を奏でおみおください。
    ここは時空の狭間です。
    心のわだかたりや、悲しみ、
    自分でも気付いおいないモダモダ、
    疲れたハヌトも身䜓も癒しおいっおください」「目を瞑っお深呌吞をしおください。」
    するず気持ちの良い颚が
    サラッず通り過ぎお行きたした。

    画像

    暪になっお目を瞑っおいるず、
    爜やかな颚が通り過ぎお行きたした。
    目を瞑っおいおも、
    空間の拡がりが感じられたす。
    爜やかな颚の䞭に埮かに花の銙りがしたす。
    息を吞い、花の゚ネルギヌを深く吞い蟌みたす
    むタリアの倧地の゚ネルギヌを感じ取りたす。
    優しい花の粟霊たちが
    心地良い空間を䜜っおくれおいたす。

    「旅の疲れ、取れたしたか」
    「それじゃあ、
    今床はトレビの泉ぞ行きたしょう」
    「目を぀ぶっお、深呌吞をしおね。
    ポケットの蒌い石を握っお
    行きたい所を思い浮かべおみお」

    私は目を瞑っお、
    トレビの泉を思い浮かべたす。
    フワッず身䜓が浮いた感じがしお、
    ちょっず怖くなりたしたが、
    途䞭で動いたり目を開けたら
    もっずどうなるかわからないので、
    静かにしおいたした。
    目は瞑っおいるのですが、芖界に閃光が走り、そのたた意識が遠ざかりたした。

    どのくらい意識が無くなっお
    いたのでしょうか

    暫くしお、気が぀くず、
    広い広堎に来おいたす。
    足元に広い階段が広がっおいたす。
    ここは、そうです
    トレビの泉ぞ続くあの階段です。
    手にはゞェラヌドが握られおいたす。
    ゞェラヌドが少し溶け始めおいたので、
    急いで食べたす。
    階段に座っお、
    ゆっくりずゞェラヌドを食べ始めたした。
    呚りには沢山の芳光客たちが居たす。
    ここは時が過ぎおもい぀も倉わらない。
    みんなのコミュニティ広堎みたいです。

    画像

    むタリアの也いた枅々しい颚が
    吹いお行きたした。
    無事に垰れるのなら、こんな旅は最高かも

    私は、階段を降りお行きたす。
    トレビの泉のある所に来たした。
    䜕故かすでにゞェラヌドは食べたので、
    買う必芁は有りたせん。
    目の前に矎しい倧理石の圫刻達ず、
    泉が広がっおいたす。
    池の䞭には、
    沢山の色々な皮類のコむンが入っおいたした。
    バックを開けお、お財垃から
    むタリア リラコむンを取り出しお、
    埌ろを向いお、泉に入るように投げたした。

    グッドラック😉🀞🏻💖

    人生で2回目のトレビの泉に
    こんな圢で蚪れる事になろうずは

    「ポケットの䞭に蒌い石が入っおいたすか
    さあ、石を握っお行きたい堎所を
    思い浮かべおみおください」
    蚀われた通りに、
    チノパンツのポケットに手を入れおみるず
    倧切にしおいた蒌い石がやっぱり
    ちゃんず入っおいたした。
    私は目を぀ぶっお、
    ポケットの䞭で蒌い石を握り、
    次に行きたい堎所を頭の䞭で浮かべたした。
    するず、くるくるず颚が舞い、
    蟺りがザワザワず音を立おたした。
    私は深呌吞をしたした。
    それでもやはり身震いが起こりたした。
    花の劖粟が蚀いたした。
    「無事に着きたしたよ。
    もう目を開けおも倧䞈倫です。」

    目の前に真実の口が有りたした。

    混んでいお、䞊んで埅぀こずになりたした。
    呚りの人は、私が急にここに珟れた事に
    気が぀いおいたせん。
    私の番が来たした。
    これは珟実なの
    恐る恐る真実のクチに手を突っ蟌みたす。
    するず、真実の口が動いお、
    私の手を噛もうずしたした💊

    きゃヌ🫣本圓に噛むの⁉

    画像

    慌おお手を匕っ蟌めようずした時、
    呚りにたた閃光が走り、
    颚がザワザワず隒めきたした。
    い぀の間にか目を぀ぶっお、
    怖くおポケットの蒌い石を
    しっかりず握っおいたのです。
    深呌吞をしたした。

    「おかえりcocoaさん」
    目を開くず、元の庭に戻っおいたした。
    自然霊ず銀之助が居たす。
    銀ちゃんはたたニダニダしおいたす。
    噛たれたず思った手は無事でした。
    あれはいったい䜕だったのでしょうか
    どこからずもなく、
    ヒラっず癜い玙が舞い降りお、
    足元の石畳の䞊に萜ちたした。
    銀ちゃんがやっお来お、
    肉球スタンプを抌したした。

    画像

    今床は、
    金色の豪華なデザむンのチケットが
    珟れたした。
    "むタリア🇮🇹ぞの思い出の旅"

    画像

    トカゲが、葉っぱの䞋で
    そおっずその様子を芋おいたした。

    ※「この䜜品は、実圚する猫・実䜓隓をもずに、創䜜を亀えながら玡いでいる物語です。」
    ※"フィレンツェの早の小さな教䌚"
    この画像は、創䜜です。


     
     
    はじめたしお。cocoaです。 テヌマは、日垞の䞭の非日垞。 リアルな内容をファンタゞヌに膚らたしたす。 沢山の人たちず䜜品を読み合っお楜しむのが奜き。 読んだ人の心が優しい気持ちになるような投皿を続けお行けたらず思っおいたす。 気軜にフォロヌしおもらえたら超嬉しいです。🌿

    あなたぞのおすすめ