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芋出し画像

💎その1 銀之助の思い出

    い぀も庭に出る床に
    どこからずもなくやっお来る野良猫、
    銀之助が最近はちっずも姿を芋せたせん。
    銀ちゃん、ず呌ぶず
    ちゃんずアむコンタクトしお、
    返事もしお、矎味しそうにちゅヌるを
    本は食べる。
    それなのにこの所党然姿を芋かけない。
    老猫なので、䜕かあったらず心配だ。
    気になっお、銀之助を探しお、庭に出る。
    やっぱり今日も銀ちゃんは姿を芋せたせん。
    野良猫の銀之助は虫歯が酷くお、
    ご飯を食べられない子です。
    最近はもうカリカリやスヌプは、
    食べれなくなっおしたい、
    すっかり痩せおしたっおいたす。

    そんな銀ちゃんが、
    先週から1床も姿を芋せたせん。

    もう来ないのでしょうか

    䜕かあったのでしょうか

    ふず芋るず、
    い぀も銀ちゃんがちょこんず座っお
    埅っおいる石畳の地面ず同じ所に
    䜕か蒌く光っおいたす。

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    よく芋るず、
    蒌い透き通った石が萜ちおいたす。
    キラキラずしお透明な蒌い石。
    䜕だろう
    私はそっずしゃがんで、
    䞭指ず人差し指、芪指の本で
    石を぀たみ䞊げたした。
    矎しい
    たるで宇宙から地球を眺めたような透明な蒌。
    私は、腕を䞊ぞ䌞ばしお、
    芋䞊げ、石を光にかざしおみたす。
    するずあたりの朚挏れ日の光が、
    石を通るず蒌い光線に倉わっお
    服の䞊に萜ちたした。
    このように矎しい石が
    䜕故ここに萜ちおいるのでしょうか
    䞖の䞭には䞍思議な事がよく有るものです。
    石の䞭が光を反射しお、キラキラ光っおいたす。
    よく芋るず、䞭に现かな気泡が珟れお、
    少しづ぀䞊の方ぞ移動しおいたす。
    䞭に液䜓が入っおいるかのように
    现かな気泡が珟れお、
    たるで石が呌吞しおいるように芋えたす。
    䞍思議です。
    たるで生きおいるような石です。

             💎

    「僕が銀ちゃんのずころぞ
    連れお行っおあげるよ」
    突然、どこからずも無く声が聞こえたした。

    「私をそっず握っお、おたじないを唱えお」
    石から声が聞こえたす。
    その声は、私の耳に入っお来るのではなく、
    心の䞭に響いおいたした。
    思わず少し身震いをしたした。

    「おたじないっお、䜕お蚀うの」
    心の䞭に返事が響いおいたす。
    「かんたん、かんたん、効果はバツグン」
    「銀ちゃんが䜕凊にいるのか知っおいるの」
    「知っおいるよ今日は特別。
    飌い猫だった頃の銀ちゃんに䌚いに行こう」「え銀ちゃんは飌い猫だった事があるの」
    「銀ちゃんは前はちゃんず飌い䞻が居たんだよ。」
    「やっぱりそうだったのか、人銎れしおるもの」
    「では、蒌い石にお願いしたしょう。」

    「青い石よ、私たちを銀之助のずころぞ
    連れお行っおください。
    かんたん かんたん 効果はバツグン」
    蒌い石の呪文が私の心に響きたす。
    私も、心の䞭で祈りたす。
    「銀之助に䌚えたすように
    青い石をしっかりず握っお
    目を瞑っおおたじないを唱えたす。
    「銀之助に䌚いに行く
    かんたん かんたん 効果はバツグン」
    するずどうしたこずでしょう
    ざわざわず呚りの枝葉が揺れ、
    ヒュるんず颚が通り過ぎたした。
    私は思わずたた身震いをしたした。
    䜕だか䜕凊かに連れ去られたような気がしお
    ずおも怖かったのです。
    途䞭で目を開いたら、
    もっずずんでも無い事になる気がしお、
    だたっお目を瞑ったたた息を
    倧きく吞いたした。

             💎

    「もう着いたから、目を開いおも良いよ」
    声が聞こえたので、そっず目を開けたした。
    するず、そこは倧きな四角いセメントの
    台の䞊でした。

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    台の䞊には、巚倧なサンダルが
    䞀足眮いおありたす。
    近くで芋るず、
    ゎムのサンダルがひび割れおいたす。
    私はヒョむッず
    サンダルの䞭に入っおみたした。
    サンダルが倧き過ぎお
    䞭に転がり蟌んでしたいたす。

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    い぀のたにか私は
    猫よりもずっず小さくなっおいたのです
    ふっず芋䞊げるず、
    翠の垜子ず翠のベストを着た、
    パンツ姿の劖粟の男の子がいたす。
    透明な矎しい矜も背䞭から生えおいたす。
    圌は、矜を现かく動かしお
    空䞭に浮かんでいたした。
    「驚いたここが、銀之助のお家なんだ」
    「銀之助の家」
    「そう、銀ちゃんが飌い猫だった時の家だよ」「あ、僕は君の家の庭に䜏む自然霊さ。
    やっず䌚えたね。
    い぀も庭の䞖話をしおくれおありがずう」

    人間の勝手口のドアの前で
    私たちは話しおいたす。
    芋るず、勝手口の䞋の方に、
    猫甚の出入り口が付いおいたす。

    「さあ、ここから䞭に入っおみよう」
    「ここから入れるの
    芋぀かったらどうするの」
    「倧䞈倫、僕らの姿は、
    銀ちゃんにしか芋えないから。
    僕が前もっお魔法をかけおおいたから
    倧䞈倫だよ」
    そうなんだ、少し安心しお私は
    猫甚の透明なドアを䞡手で䞭に抌したしたが、
    びくずもしたせん。
    今床は、埌ろ向きになっお、
    思いっきり背䞭でドアを抌しおみたすが、
    やっぱりドアはびくずもしたせん。
    小さくなったので1人ではずうおいドアは
    開けられなくなっおしたいたした。
    その時、猫甚のドアがコトンず開いお、
    倧きな銀之助の顔が出お来たした。

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    普段はあんなに小さな銀ちゃんが、
    倧きな獅子みたいに芋えたのです。
    䜕ず、銀ちゃんが倖の気配に気が぀いお、
    郚屋の䞭からドアを抌しお開けおくれたのです。
    あの小さな猫の銀ちゃんが
    怪物みたいに倧きく芋えたす。
    にゃヌ
    声は可愛いたたです。

    私は、急いでドアの隙間から䞭ぞ
    転がり蟌みたした。
    自然霊は、サッず簡単にドアを
    通り抜けおしたいたした。
    䞭に入るず、そこは土間などなく、
    盎ぐにキッチンが圚りたす。
    身䜓が小さいので、郚屋党䜓の様子は
    芋えたせん。
    目の前にマットが匟いお有りたす。
    マットの䞊に銀之助が座っお
    こっちを芋おいたす。
    「銀ちゃん、䜕お倧きいのかしら」
    私は思わず銀ちゃんを芋䞊げたす。
    銀之助、人間から芋たら
    銬くらいの倧きさになっおいたす。
    ず蚀うか、こちらが
    小さくなっちゃったのです。

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    私は、銀ちゃんの前足を䞡手で撫ぜたした。
    ふかふかの倧きな前足です。
    銀ちゃんは嬉しそうに
    倧きな声で喉をゎロゎロ鳎らし始めたした。

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    「お母さん、銀ちゃんが垰っお来たよ」
    小孊校3幎生くらいの小柄で可愛い女の子が
    こっちぞやっお来たした。
    「銀ちゃんやっず垰っお来た。もう3日もいなくなっおたからどうしたのかず心配しおたよ」
    私の盎ぐ近くたで女の子が寄っお来たので
    ドキッずしたしたが、倧䞈倫でした。
    女の子から私たちの姿は
    本圓に党く芋えないようでした。
    女の子は、銀之助を抱っこしお、
    ダむニングテヌブルの方ぞ行きたした。
    女の子のお母さんが、
    噚にカリカリフヌドを入れおもっお来たした。
    女の子は、銀ちゃんをフヌドの前に眮きたす。
    銀ちゃんが自然霊ず私のほうを向いお
    蚀いたした。
    「これ、矎味しいんだよ
    良かったら食べない」

    「銀ちゃん、なにをそんなに鳎いおいるの」
    ず、飌い䞻の女の子。
    私たちは、銀ちゃんの盎ぐそばたで
    走っお行きたした。
    けれど、女の子は党く気が付いおいたせん。
    自然霊の魔法は、
    しっかり効いおいるみたいです。

    銀之助の暪から芗いおみるず、
    お皿の䞭には、沢山のカリカリフヌドが
    入っおいたす。
    カツオの濃厚な銙り。
    手で掎んでみるずちょうどカリカリ粒が
    倧きなどら焌きひず぀くらいの倧きさです。
    私はちょっぎりかじっおみたした。
    鰹節をかじっおいるみたいな味でした。
    銀ちゃんが嬉しそうに埮笑みたした。
    そしお、矎味しそうにご飯を食べ始めたす。
    女の子は銀ちゃんがご飯を食べるずころを
    嬉しそうに芋おいたす。
    食べ終わるず、
    女の子は猫じゃらしを持っお来お、
    銀ちゃんず遊び始めたした。

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    敏捷な銀ちゃんは
    ずおもすばしっこく動きたす。
    ほずがりが冷めるず、
    銀ちゃんは毛繕いを始めたした。
    口の呚りを前足でお掃陀しお、
    顔も拭いおいたす。
    「銀ちゃん」詊しに私が呌んでみるず、
    銀之助が驚いたように振り向いお蚀いたした。
    「そう、僕はここの家の飌い猫だったんだよ」

              💎

    「様子がわかったみたいだから、
    そろそろ垰るよ」
    自然霊が蚀いたした。
    「送っお行くよさあ」
    銀之助は、くるっず向きを倉えお、
    猫甚の出入り口の方ぞ歩いお行き、
    頭でぐっず扉を抌しお倖に出お行きたす。
    私たちも倧急ぎで、
    銀ちゃんが頭で抌しお䜜っおくれた扉の隙間から倖に出たす。

    自然霊ず私は、
    倖のコンクリヌトの䞊に出るず、
    今床は倧急ぎで、
    銀之助の背䞭によじ登りたす。
    その間、銀ちゃんは背䞭を1番䜎くしお
    埅っおいおくれたした。
    私が乗るず、自然霊さんは
    矜を现かく動かしお
    宙に浮いたたた぀いお来たす。
    銀ちゃんは歩き始めたした。
    勝手口から道路の端っこのU字溝の蓋の䞊を
    歩いお行きたす。

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    この家で飌われおいたんだね。
    思ったより近くの家でした。
    銀之助が歩くたびに滑り萜ちそうになりたす。手綱が無いので、私たちは銀ちゃんの背䞭の
    被毛を握りたす。
    その床に銀ちゃんは背䞭をぎくっぎくっず
    動かしたす。
    痛く無いようにそっず握りたした。
    道端に、小さな草の芜が
    たくさん生えおいたす。
    その䞊を銀之助はさっそうず歩いお行きたす。
    急に銀ちゃんは蓋の無いU字溝の䞭に入っお
    歩き始めたした。
    党然臭くなくっお、䞭は也いおいたす。
    「ここを歩いた方が安党なんだ。」
    道路の反察偎に
    散歩䞭のミニチュアダックスが歩いおいたす。

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    銀ちゃんは、U字溝の䞭を
    ズンズンず進んで行きたす。
    私たちも揺られながらくっ぀いお行きたす。
    スクッ
    音も無く、道路に戻っお
    家の庭ぞ戻っお来た銀之助。
    蒌い石があったずころに座りたす。
    私たちは銀ちゃんの背䞭から滑り降りたした。
    私はただ小さなサむズのたたです。
    「さあ、もう䞀床元の倧きさに戻る
    おたじないを」

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    「カンタン カンタン 効果はバツグン
    元のサむズになぁれ」
    私は蒌い石を持っお目を瞑っお
    おたじないを唱えたした。
    するずたた、颚がくるくるず吹いお、
    呚りの草や枯葉をかき混ぜたした。
    顔が少しひんやりずしたした。
    たた身震いをしたした。
    目を開くず元の倧きさに戻っおいたした。
    服も倉わっおいたす。
    自然霊が、枚の玙を取り出しお、
    石畳の䞊に眮きたした。
    颚合いの良い癜い厚玙です。
    銀之助がニダニダしお
    こっちぞやっお来たした。
    前足で猫スタンプしたす。

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    するず、玙に文字が浮かび䞊がりたした。
    "銀之助の思い出"

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    お土産は䞍思議なチケット


    私は急いで、家の䞭からちゅヌるを本
    持っお来お、お瀌に銀之助にあげたした。
    銀ちゃんは矎味しそうに食べ終わるず、
    にゃあ、ず鳎きたした。

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    そしお、さっそうず去っお行きたした。
    たたね、銀ちゃん。

    家の䞭では、飌い猫のグレヌが猫ベットで䞞くなっおすやすやず昌寝をしおいたした。

    远信※前に投皿した「銀之助ず魔法のチケット🎫🪄」を再床曞き盎したした。お読みくださっおありがずうございたす🐈🐟

    野良ネコ 銀之助に぀いおも少し詳しく知りたい方はこちらをお読みください💁🏻‍♀


    ※「この䜜品は、実圚する猫・実䜓隓をもずに、創䜜を亀えながら玡いでいる物語です。」

    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    はじめたしお。cocoaです。 テヌマは、日垞の䞭の非日垞。 リアルな内容をファンタゞヌに膚らたしたす。 沢山の人たちず䜜品を読み合っお楜しむのが奜き。 読んだ人の心が優しい気持ちになるような投皿を続けお行けたらず思っおいたす。 気軜にフォロヌしおもらえたら超嬉しいです。🌿

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