
学術Vが活動でバズる再現性のある方法を考えてみた
昨今のVTuber活動では、衆目を得るためには「バズる」ことが必須となってきます。
学術系の活動をしているとつい「知識を身につけること」そのものに意識が向きがちですが、活動でバズるかどうかという観点で見ると、それ以上に重要なのが「その知識量や成長が、詳しくない人にも伝わる形になっているか」という点だったりします。
この記事では上記方針をベースに、「僕の考えた、学術Vが活動でバズる再現性のありそうな方法」を記載していきます。
まずは学術Vを大きく2パターンに分けましょう。
①もともと詳しいジャンルで活動を開始するタイプ
すでに専門知識を持ったうえで、Vとして活動される方です。
この記事では「専門V」と呼称します。
②詳しくないけど、好きなジャンルで活動を開始するタイプ
(リスナーと一緒に勉強をしていくタイプ)
僕、エレノア アッシュボーンは言語学習で「エスペラント語をゼロから勉強する!」という活動をしているので、こちらに当てはまります。
この記事では「趣味V」と呼称します。
専門Vの活動でのバズりかた
専門Vが活動でバズりやすくなる条件は以下だと考えています。
①ある程度有名ジャンルかつ
②詳しい人が少ないジャンルで
③自分はとても詳しいということを
④既存リスナー外の、当ジャンルについて詳しくない方に対しても分かりやすくお見せする
具体例をみていきましょう。
上記を完璧に満たしているのが、イオンモール系VTuber静馬レイさんです。
(当人は学術Vを名乗っていないと思いますが、活動内容的には学術Vに近しいので当記事では学術Vとして扱わせていただきます)
イオンモールという、誰もが知っているけれども大抵の人はそんなに詳しくないジャンルに対して、アキネイターという分かりやすい形式で自分の知識を披露されています。
https://youtube.com/shorts/_1FrQGRELoA?si=-SD4xdV6mbURb8w0
驚異の250万再生!
①ある程度有名かつ②詳しい人が少ないジャンルで
バズらせたい場合、この部分の塩梅が重要です。
有名・範囲が広すぎずなるべくニッチ・先行者があまりいないジャンルだとベストです。
範囲が広すぎずなるべくニッチなのがよいというのは、たとえば「植物全般」よりも「薔薇特化」、「動物全般」よりも「鼻行類特化」、「建物全般」よりも「イオンモール特化」などにしたほうが競合が少なくなり、また視聴者もどんな内容がくるのか予想しやすくなる(=伸びやすくなる)ためです。
とはいえ「いや!俺は絶対に“地球全般”という広いジャンルでやりたいんだ!」というような方もいるかもしれません。
もちろん活動においてのジャンルは自分がやりたいことをやるのがベストですので、その場合は全般で突き進みむとよいでしょう。
広いジャンルを選んだ場合は動画タイトルを工夫したり、「今回の動画はアジア特化」など投稿ごとに絞るのもいいかと思います。
④詳しくない方に対しても分かりやすくお見せする
この部分にはコツが必要です。
具体的には、魅せ方がとても重要になってきます。
たとえば静馬レイさん以前に、無名の活動者が「自分めっちゃイオンモールに詳しいんですよ! 〇〇イオンには〇〇と〇〇と〇〇と〇〇の店が入っていて、駐車場には〇台までとめられて…」と言っている動画を出したとします。
大抵の人はイオンのことをそんなに把握していないので、言っていることが合っているかどうかすらわかりません。そのイオン自体を知らない可能性も大いにあるため、情報の正誤の確認ができないでしょう。
つまり、その知識が本当にすごいのかどうかが視聴者にはイマイチ伝わりません。
また、一方的に自分の知識を喋ると、一般リスナーからは「こいつなんか偉そうでやだな」と思われてしまうリスクもあります。
そこでベストなのが、対談形式です。
対談相手を用意してその方に質問・リアクションしてもらうことで、嫌味なく知識を披露できます。
加えて対談相手から「なんでそんなことまで知ってるの!?」的なリアクションが生まれると、そのジャンルに詳しくないリスナーにも「この知識はすごいことなんだ」と直感的に伝わります。
とはいえ実際に対談相手を用意するのは難しい場合も多く、その場合におすすめなのが「疑似対談」という手法です。
先ほどの静馬レイさんのショート動画も、アキネイター形式にすることで疑似対談の構図になっています。(相手が居るとなおよいですが、最悪一人二役でも成立します)
またアキネイター以外でも、VRChatや通話アプリなどでその場限りの疑似対談相手を探す方法もあります。
VTuberではないですが、わかりやすい例がKazu Languagesさん。
趣味Vの活動でのバズりかた
活動でバズることをゴールと考えた場合、趣味Vは専門Vより難易度が高いと言っていいでしょう。
事前の専門知識というアドバンテージがないので仕方ありません。
趣味Vの活動でのバズりかたには、2ステップが必要だと考えています。
❶study with me配信や勉強配信などで、リスナーと一緒に勉強していく過程をお届けする
❷ある程度知識が潤沢になったら、軌跡お披露目動画を出す
❶study with me配信や勉強配信などで、リスナーと一緒に勉強していく過程をお届けする
この部分は一朝一夕にはいきません。とはいえ趣味Vをやる方はこの部分をやりたくてデビューした方が多いと思いますので、焦らずにコツコツ活動を重ねていきましょう。
定期的にマイルストーンを設置して、達成したらリスナーと一緒に祝うのもよいかと思います。(〇〇検定に合格!など)
運が良ければこの段階で「このVTuber、〇〇をずっと続けていてすごい!」とバズることもあるかもしれません。
また❷をやる予定であれば、自分がどこまで上達したら❷を実行するのかを事前に決めておくとよいでしょう。
さもなくば永遠に「実行するにはまだスキル不足かも…」と考えてしまう恐れがあります。
なお僕の場合はコメントを全部読めて、リスナーさんとわちゃわちゃしながら勉強ができる環境が楽しすぎるので、別にずっとこの段階でもいいかもしれないな、と思いつつあります。
同様の場合はもちろん無理に❷をしなくてもいいかと。
❷ある程度知識が潤沢になったら、軌跡お披露目動画を出す
「いいや俺はバズりたいし実力もついたぜ!」
そうなったらいよいよお披露目動画を出すときです。
たとえば学習系の場合は「before➡after」など、成長した証をわかりやすくお見せできればよいかもしれません。
この場合も、専門Vの章で条件に挙げた以下のポイントが重要になってきます。
①ある程度有名ジャンルかつ
②詳しい人が少ないジャンルで
③自分はとても詳しいということを
④既存リスナー外の、当ジャンルについて詳しくない方に対しても分かりやすくお見せする
とはいえジャンルによっては、条件①「ある程度有名なジャンル」がそもそも無理!という場合もあるでしょう。
僕を例に出すと、たとえば「エスペラント語を〇年学習してここまで喋れるようになりました!」という動画をUPしても「エスペラント語ってなんやねん」という方が多いでしょうから、①の条件を満たすのが難しくなります。
その場合は「エスペラント語」という単語を出さずに「マイナー言語」などに言い換える・ほかの言語も修得して「〇言語喋ってみた!」形式にするなどの方法があります。
ここはジャンルによって色々なやり方があると思いますので、実行予定の方はAIなどといくつか案を壁打ちするのもよいかもしれません。
おしまい
本記事では学術Vを「専門V」と「趣味V」の2タイプに分け、それぞれのバズりやすい戦略を整理しました。
どちらのタイプにも共通して言えるのは、自分の知識・成長を、詳しくない人にどう伝えるかという魅せ方の設計がバズの鍵だということです。
活動でバズるためには知識があるだけでも活動を続けるだけでも不十分で、そこに「伝わる形式」を掛け合わせることではじめて既存リスナーの外まで届く発信になります。
とはいえこんなことを書いていますが僕自身は全然これらを実行できておらず、また今後実行するかどうかも怪しいです。
(本文中にも記載していますが、これ以上大きくなるとコメントが全部読めなくなりそうでちょっとイヤ)
なにかちょっとでも伸びるヒントが欲しいぜー!的な方は参考にしてみてください。
なおあくまでこの記事は主観に基づいておりますし、「活動での再現性のありそうなバズ」の話を主体に置いています。ファン化などはまた別の話になりますのでね。
それではまたどこかで🦉
Eleanor Ashbourne