種の保管庫に吊るされている巨人の正体
考える金仮面卿のワンポイント考察です
この度ついに、DLC発売以来謎に包まれていた、種の保管庫に吊るされている巨人の正体が判明した(と解される)ので共有します

その発現主と思われる巨人の標本
この謎の巨人の正体を解明する手がかりは、次のテキストとアイテムです
坩堝の諸相、その全てが混ざった巨大な塊
(略)
かつて、巨人の身体に生したものとされ
塔の神話では、坩堝の母とも呼ばれている
この全ての坩堝の諸相が、保管庫四階の巨人の頭に生えているように見えることから、まずこの標本が上記テキストの巨人ではないかと考えられます。そして、巨人と文明の初期の交わりで大事なアイテムがあります。それが夜と炎の剣です
カーリアの城館に秘蔵される宝剣
「伝説の武器」の一つ
魔術師の前身たる星見のはじまりは
空に近い、遥か高い山嶺にあり
火の巨人が、その隣人であったという
星見のはじまり、カーリアの伝説の武器、とありかなり古いものです
自説からは、星見の始まりを宵眼の女王に求めます
そして彼女がカーリアの初代女王、レナ・カーリアであると考えることは本考察でも繰り返し述べています(銀の雫の始まりの考察、宵眼の女王の考察、伝説の武器が9振りに限られる理由、外なる神の考察等)
このアイテムの由来は、大昔、ウル王国建国後宵眼の女王が、指から神人に選ばれる前まで遡ります
ファルムに嫁ぐ前の宵眼の女王は、聖別雪原の頂きで、初期の頃から星見の研究をしていたのでは、と自説は考察しています
ウル王国建国後、女王たる宵眼の女王(以下レナと呼びます。そう呼ぶ理由はこちらの宵眼の女王の本名が判明の考察参照)は聖別雪原の、現在の巨人山嶺は古遺跡谷の崖上、星見の廃墟と呼ばれる施設で占星術のようなものを研究していました
その頃に、隣人がいたのですね
「火の巨人が、その隣人であった」というのは、何かとても親しみを込めた表現と感じます。星見というロマンチックな行為と相まって考えるに、私は、星見をしていたレナと、炎の巨人の男性一人とが恋に落ち、契り、一人の混合種が産まれたのではないかと考えています。そしてそれが、「最初の宵眼の女王の子」「最初のトロル」「全トロルの祖先」ではないかと
その根拠として、こちらをご覧下さい

フィリアにはラテン語で「娘」という意味があることから
しろがねの種族は次世代のことを「妹」、
その親世代のことを「姉」と表現する文化がある
という考察は既にしました
このラティナと、大きな妹も謎の残るイベントでしたが、
さあ、我らの大きな妹よ
受け入れておくれ、最初の雫を
そして命を為しておくれ。我らすべてのしろがねのために
この言葉の意味も、レナと炎の巨人の間に産まれた最初の子をオマージュするものだとしたら、理解できます
ちょうどこの大きな妹は、トロルくらいの大きさです
そして、我ら、といっていることから、これは姉が複数というよりも、しろがねの種族全体を表していると考えられます
さらに、最初の雫、の意味は、最初の雫の幼生、つまり、最初の子孫、それも王家の子孫、と考えることができます
レナと炎の巨人の間に最初の子が産まれていた、と解することで初めて、このラティナイベントの意味が理解できます
他にこのイベントを説明できる挿話がない、また、そう解することでカーリアの末裔であるレナラがとても大きい体躯を持っている、というのが、「レナと炎の巨人の間に産まれた最初の子が王家のトロル」説の根拠です
さて、「火の巨人が、その隣人であった」に話を戻します
星見をしていたレナのために、優しい炎の巨人が側で温めてくれた。そして二人で夜空を見上げ……といったロマンチックな出来事があったのではないかと
そんな思い出が、カーリアに代々伝わる宝剣、伝説の武器「夜と炎の大剣」に込められている、と
そうして、レナと炎の巨人の若者との間に、一人の混種の男児が誕生ししました
それは全ての坩堝の諸相を宿した立派な角をもった巨人でした。
それが、現在メスメルのもとで、種の保管庫に吊るされている
白く風化・化石化した巨人の亡骸ですが、宵眼の女王の息子ということであればこの巨人がやけに人間に近いプロポーションをしていることの説明がつきます
これを見るにつけ私は、なんだかラダゴンに似ているな、と感じていました。この巨人ももしかしたら風化する前、髪は巨人の赤色だったのかも知れません
<巨人の遺骸の髪色>
巨人山嶺に残されている巨人の遺骸で、現在燃える
ような赤髪のものはありません
凍りついている、風化して化石化している等の
理由もありますが、もしかしたら巨人の赤髪は、
炎の邪神が肉体に宿った表れであるため、肉体
が死ねば赤い髪色は抜けてしまうのかも知れませんラダゴンを構成した罪人たちの壺肉の中には、禁忌とされる巨人の肉も含まれていたと思います(罪人巫女壺の回で前述)。そこから偶然顕現して、ラダゴンの髪に赤の諸相として現れていると解されます
だとしたら、(この全ての坩堝の諸相の巨人の子孫であり、王女宵眼とトロルの血を受け継ぐため巨大な)王女レナラと、(同じく赤い巨人の髪を引き継いだ)ラダゴンのカップリングは、まさに赤髪の巨人繋がり。永い時間(とき)を超えた軌跡の再会ということになりますね
こういう男女の巡り合わせはまさに星見、男女の運命の占星術、って感じでよきですね
<死のルーン(運命の死)奪還に見る見事な伏線回収>
ファルム時代: 宵眼がマリケスに倒され運命の死を奪われる
(神狩りの剣テキスト参照)
↓
神の門マリカ誕生: 宵眼の子ラダ → 死んで魂がラダゴンに転生
↓
陰謀の夜前夜: ラダゴンはラニ(宵眼の転生体・老いた雪魔女の
愛弟子かつ自分の娘)を使ってマリケスから運命の死を奪い返す
↓
復讐完了・伏線回収✅そして、そんな炎の巨人の赤髪を受け継いだメスメル
彼もまた、ゲルミア火山に残る神性である炎の蛇と、炎の巨人に宿る神性と同じ、炎の幻視を持っています
ゲルミアの炎の蛇の神性と、巨人の炎の神性は、どちらも外なる神の神性です
これらの外なる神の母星は、かつてノクステラの月が侵略して従えた星々の中にあります。DLCで追加された連星剣のテキストから、ノクステラがこれらの星々の真実の大母星という盟約が交わされていると考えられ、宵眼はそれを星見で喚び降臨させているのでしょう
それが、蛇、巨人まとめて、火山嶺の炎だと思います
そんな山嶺の炎にゆかりのあるメスメルが、レナが最初にもうけた、炎の巨人との子である全ての坩堝の諸相の巨人を、現在種の保管庫で保管しているという
ここにも永い時間(とき)を超えた運命の巡り合わせがあると感じます
さて、長くなりましたが、以上が、種の保管庫の謎の巨人の正体です
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