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同じ人でも、同じではない。

    患者さんにホルター心電図明日つけることをお伝えしたら、少し上がり気味で「知りませーん。化け物。。」と言われました。

    時間を空けて、その患者さんとよくお話をする薬剤師さんが声をかけてくれたら、「今なら大丈夫。」と言ったそうで、電極をつけることができました。

    つけてる最中私は「お風呂上がりにすみませんね。ありがとうございます。今シールを貼るのでちょっと胸を拭きますね。お風呂気持ち良かったですか?」など声をかけるよう努力をしました。

    最後に「この機械で心電図が取れてますよ。」と本体を見せると

    「かーわーいーい!かわいー!!」とほわほわの笑顔で喜んでいました。

    患者さんの精神状態はその時々で変化するので、その患者さんと親しい職員さんに頼って検査をすすめるのがいいのかもしれない。

    また、声かけひとつで患者さんの様子が変わるので、患者さんの身になって声かけをすることが大切だと身を持って感じました。


    【振り返り】

    以前にホルター心電図をつけた時は、一緒に注意書きを読んだり、和やかな空気のまま検査ができたのに、今回は違いました。

    目が鋭くて、私に対して「化け物」と言うのです。
    でも、実はそのあと「さっきはひどいことを言ってすみませんでした。」と謝ってこられました。

    私は複雑な気持ちになりました。
    思いもよらぬ言葉を発してしまうのは、病気だから。

    でもやっぱり言われると多少は傷つく…というかびっくりする。
    それを察してか、謝ってこられました。

    だから、検査には声をかけるタイミングと程よい距離感が大切です。


    【今日の学びポイント】

    近すぎず遠すぎず、その距離が信頼をつくる。


    ※登場する人物や会話は、心の記録をもとにした創作です。

     
     

    eirin

     
     
    精神科に勤める臨床検査技師。生き方のヒントを届ける不思議な人です。精神科の現場から、人の心の奥にある“見えない理由”を言葉にしています。読んだ後、自分の考え方や捉え方が少し変わるような記事を届けます。

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