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真夏の影と入道雲と。

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    影さえ焦げてしまうような真夏の午後。誰もいない公園。小さな笑顔が待ち遠しくなる。
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    光を閉じ込めたような、こんな小さな木漏れ日は、あの夏を思い出す。大きな帽子をかぶって、鳴く蝉を追いかけていたあの頃。いつも僕の網をするりとかわしたあの蝉たちは、どんな夏を過ごしたのだろう。
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    追いかけて、いつしかあきらめて、かき氷を食べていた頃。あの頃と今も変わらないものは、もうあの入道雲だけかもしれない。
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    それでも夏はやって来る。そして今日がまた、想い出に変わる。それでも変わらないものは、この気持ちも同じかもしれない。そして、こんな気持ちが、いつか、輝くものに変わってゆく。
     
     
     
    過去にエッセイを出版「それでもお客様は神様ですか?」大和書房 「いくつもいくつも咲くために。言葉は小さな葉っぱなんだ」をテーマに今を生きる心のエッセイ、趣味の写真を投稿しています。投稿は不定期です。ほんの少しでも、あなたの癒しになれば幸いです。