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【エッセイ】人間であることの喜びをもっと感じたい🌱何を奪われるかより。だって私は

    いまこうやってパソコンの前で
    カタカタとキーボードを打っている。
    人によっては違う端末だったり
    違う入力法だったりするかもだけど。

    どちらにしても自分の肉体と
    感覚を使いながら
    思考がフワリと飛び出て
    実体化するプロセスをいま目撃してる。

    これうまくまとまるのかな?
    どんな着地点に向かうのだろう。
    それすら未知数で。

    でもどこかつかみどころのない
    何か書けるかもという
    感覚だけはある。

    ここに自分がいる。
    けっこう好き、このむずむず感。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    最近はAI関連の記事やニュースを
    よく見かけるし、読んでもいる。
    なるほどなぁ、と天井を眺める。

    「楽しんでるよ」「これ便利!」はいいとして
    「何を奪われるのか」という話題も多く。

    「実際もう奪われてるし」
    というのもわかる。

    そんな私も文章を書いて
    生きてきた人間として痛みは大きく、
    子育てが落ち着いたらいずれ
    物書きに復帰したいーー
    と10年ほど前に抱いていたイメージとは
    ぜんぜん違う社会、世界になっている。

    えーーそうなんだ、と
    びっくりしてる間に3年くらい経った。
    そうだ自分はのんびり屋だったのだ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    けれどもこのAI時代、
    デジタル時代、スマホ漬け問題
    などについて考えるうちに
    気づいたことがある。

    人間でいること、
    人間的な感覚を使って生きることは
    気持ちがいいのだ。
    突っ込むのも面倒くさいような
    ユルイ結論だけれども。

    たとえば脳はすごくよくできている。
    脳と五感のこの連動。
    思考と肉体の両方を併せ持つ
    人間という存在は
    ものすっごいユニークな総合体だよなぁ
    と手を見つめてみたりする。

    素人なりに調べれば調べるほど
    特に前頭前野が奥深い。
    前頭前野を鍛えられる可能性を持つ
    人間は尊いのだーーとニンマリしたりもする。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    まあ難しい話はさておいて。

    初夏の風を感じる。
    土の上を歩く。
    青空に手をかざす。

    美しい音楽を聴いてみる。
    誰もいないのを確認してから
    自分で指揮をしてみたり。
    イメージのなかではマエストロにだってなれる。
    自分で笑う。

    誰かの相談にのる。
    あまりうまくアドバイスできない。
    聞いてくれるだけも、
    と微笑まれて頭をかく。

    自分も落ち込む。
    ぐっすり寝てみる。
    少し回復したりする。

    物づくりをしてみる。
    折り紙がうまく折れない。
    裁縫もヘタなほう。
    歌は好き。カラオケに行ってみる。
    自信満々だったのに低めの点数。
    みんなで笑う。

    絵も上手じゃないけど描けないことはない。
    猫とか象、みたいなものにはなる。

    料理はプロ並み、なわけがない。
    でも10日に1回くらいは
    「まじ天才」と自賛するほど美味。

    そんな自分は総合体。
    この、脳と思考と肉体的な
    五感の繋がりを日々、
    感じながら生きている。

    ついでに触るとあったかい。
    冷え性なので末端は冷たい。

    たまに起き上がれない。
    病院に連れて行かれたり、
    連れて行ったりもする。

    なかなか面倒くさい。
    でも触ると柔らかい。
    なんかいいよね。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    本を読む。
    AIに頼むと要約してくれる。
    けれども小説の要約を
    「便利にお届け」されても
    私はたぶん感動はしない。
    3日で忘れてしまうだろう。
    いやいや頭がいい人はたぶん
    覚えているのかもしれないよ。

    けれど自分を使って
    取り込むとまるで自分が
    体験したんじゃないかと
    思うことすらある。
    涙だって込み上げる。

    その辺のレジャー施設より
    ハラハラドキドキする本もある。
    それは自分で読んだから。
    偉いぞ、私の頭とからだ。

    なんかなぁ、やっぱり紙の本が
    手と脳にしっくり馴染む。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    私は人間という名の総合体。

    人間にもいろいろあって、
    何かの専門家とかすごい選手みたいに
    突出しているものがあれば
    なお素晴らしいーーけど。

    特別な才能がなくたって
    存在を喜ぶことはできる。

    触るとあったかい。
    二の腕は最近ぷにぷにしてる。

    言われなくても自分で
    考えてみることもできる。
    名案は特に浮かばない。
    疲れたら休みます。
    なんかいいよね、たぶんだけどね。

    きっともう奪われてるし
    「仕事」というものをどうとらえるか
    それは別問題として考え続けて
    いかなくてはならないのでしょう。

    でもまずは歌いながらジャンプをしたり
    観たり読んだり、抱きしめたりして。

    何を奪われるかよりもまず
    人間であることを喜びたい。

    あまり何もじょうずにできません。

    でも、好きだよ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    今日の自分、こんな着地点だった。
    今日までの分の記憶と
    思考を織り交ぜて
    指先から溢れた愛しい言葉たち。

    よし、保存。



    画像
    あなたへ。わたしへ



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