メインコンテンツへスキップ
見出し画像

ポケットに名言を ★ フリーデンスライヒ フンデルトヴァッサー 『建築によって地面から奪われた自然を、その建築の上へと還す』


    フリーデンスライヒ フンデルトヴァッサー(FRIEDENSREICH HUNDERTWASSER)


    作年開催された大阪関西万博会場の大屋根リングから周辺を見渡すと、金色に輝く球体の乗っかった建築が見えるのを記憶している人も居られる事と思う。これはUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)からも見え、その宮殿の様な面白い概観からアミューズメント系の建物なのだろうか?と思わせるものだが、これは実際は大阪のゴミ廃棄処理施設である。


    この舞洲にある施設は、廃棄物の処理施設と同時に下水汚泥処理施設とが近くに並ぶもので、日本での一般的な知名度以上に、海外の旅行者や、建築物やアートのファン、そして環境問題を学んでいるインバウンド(訪日外国人)観光客達の間では、隠れた『巡礼地』の様な超人気スポットなのである。


    わざわざ、日本旅行に於いて貴重なスケジュールを割いてまで、大阪の臨海部にあるこのゴミ処理場や下水処理場を訪れる観光客がいるのには、幾つもの面白い理由がある。


    この建物は、オーストリアが生んだ有名な建築家のフリーデンスライヒ フンデルトヴァッサーによって外観のデザイン監修された建築物であり、世界的な建築家が手掛けた施設という事から、多くの観光客が訪れる様になったもの。


    日本人にとっては、フンデルトヴァッサーなる人物は『知る人ぞ知る』存在かも知れないが、ヨーロッパの特にオーストリアやドイツでの知名度は抜群でありアントニオ ガウディの様に『彼の建築を見る為だけに旅をする』という熱狂的なファン層が世界中に一定数存在しており、彼らがアジアに存在する唯一無二のフンデルトヴァッサーの建築、しかもこれが遺作であるという事から、その姿を一目見ようと、この大阪の舞洲まではるばるやってくる程の建築物なのである。


    INSTAGRAMやTIKTOKなどのSNS、あるいは海外の旅行ブログなどでも『大阪にまるでテーマパークかお城のようなゴミ処理場がある』と拡散された事でもその人気に火がついた施設である。青空にキラリと映える金色のドームや、オモチャ箱の様なカラフルな壁面は、どこを切り取ってもフォトジェニックな建物。隣接するUSJからも近いことから、『近くのアメージングな外観の建物は一体、何なの!?』と調べてやってくる個人旅行客も多いといわれる。


    近年では、欧米を中心に『旅をしながらその国の環境対策や社会インフラを学ぶ』というサステナブルな観光スタイルが注目されている。舞洲工場は『最先端の公害防止技術やリサイクルシステム』と『ハイレベルなアート』とが完全に融合した、世界でも極めて稀な成功例であるため、海外の大学の建築や環境学科の学生グループや、環境意識の高い観光客がこの地に『学び』を兼ね公式見学ツアーに申し込むのである。


    そんな見学者は、その外観だけでなく、見学通路迄も彼のデザインが徹底されているため、中に入った外国人観光客からは『ゴミの臭いが全くしないし、SF映画やファンタジーの世界の様』だと驚きの声が上がるものである。


    『一般個人でも無料で見学できる』と云うことに加えこのインバウンド人気の高まりもあり、海外からの旅行者が数ヶ月も前からこちらのWEB予約の枠を狙っているケースが増えてきている。普通なら観光のルートから外されがちな『ゴミ処理場』を、世界中から人を惹きつける観光資源に変えてしまった事こそがフンデルトヴァッサーの芸術が持つ本当の凄みだと言えるもの。


    ここで、フリーデンスライヒ フンデルトヴァッサー(FRIEDENSREICH HUNDERTWASSER)についての解説をしておこう。


    彼はもともとは画家としてキャリアをスタートし、後に『建築治療医』を名乗って建築のデザインを手がける様になった。彼の代表作であるウィーンの市営住宅『フンデルトヴァッサーハウス』は、人工的な直線を排除し、屋上やベランダに数百本もの樹木を植えた画期的な建築で、当時の建築界に大きな衝撃を与えた。また、ウィーンのシュピッテルアウゴミ焼却発電所の改修も手がけ、『環境保護と芸術の融合』を世界に証明したパイオニアである。


    彼は『建築は自然と調和すべき』という強い信念を持ち、直線や均一性を嫌った独特のスタイルで世界中へとその足跡を残した人物である。


    そんな彼の建築への基礎となる考え方が合致して、大阪の舞洲のゴミ処理施設と汚泥処理施設が誕生するきっかけとなったのである。その建築物の背景には当時の『2008年大阪オリンピック』を誘致目的もあり、そのメインの会場周辺の環境シンボルとしてこの両施設の計画が持ち上がったもので、自然との調和を目指した大規模緑化計画や、近代建築でなく直線排除した有機的デザインなど、独自の思想のスタイルを具現化した建物デザインが建築コンセプトに合致したのである。


    そして何より、ゴミ処理施設や汚泥処理施設というものに従来からある『汚い』『危険』という2Kのネガティブなイメージを払拭し、市民に親しまれるシンボリックな建物にしたかった背景もある。


    では、この建物群にフンデルトヴァッサーがそんな基本思想に即して注ぎ込んだ、その特徴を10程を挙げてみようと思う。


    ①、『直線』の徹底的な排除
    自然界には直線は存在しないという信念を持っていてこれはスペインで活躍した建築界の巨匠であるアントニオ ガウディの考え方とも合致する。このことから建物の外壁、窓の配置、歩道に至るまで、なだらかな曲線やうねりが多用されているのが今回の建築物のそこここに見られるものとなる。

    画像
    画像
    画像
    画像
    画像



    ②、金色の玉やタマネギ型のドーム
    煙突の先端などに見られる象徴的な金色のドーム。これはアラビアンナイトの世界を彷彿とさせるもので建物に『命の輝き』や『祝祭性』を与えるという彼のトレードマークとも言えるもの。

    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像



    ③、520枚以上の異なる『デザイン窓』
    建物にある窓の形や大きさ、配置はあえて不揃いにしているもの。『人間が一人ひとりが違う様に、窓も違ってていい』という『窓の権利』というタイトルの彼の思想を反映した作品となっている。舞洲工場には大小を合わせ、そこに配置された窓の総数は520枚以上と紹介されており、本物の窓は130枚ほどで他は全てダミー(飾り)となっている。つまりは約75%(全体の4分の3)が『窓の形をした装飾(ペイントや立体枠)』なのである。実際にゴミ処理施設にそんな多くの窓が必要ではなく、本物の窓はオフィスや見学通路や必要最低限の採光部分に絞って配置されてて、ダミーはフンデルトヴァッサーの遊び心の数だけ散りばめられている。


    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像



    ④ 、屋上や外壁の『大規模な緑化』
    建物の屋上やベランダ、外壁のあちこちに本物の樹木や植物が植えられており、建物全体が周囲の森や自然と一体化するように計算されている。今記事のタイトルに掲げた彼の名言『建築によって地面から奪われた自然を、その建築の上へと還す』が、この建築に生きるのである。

    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像


    ⑤ 、赤と黄とが織りなす『象徴的な模様』
    建物や塔に描かれた印象的な赤いラインのコンセプトは『燃え上がる炎』を、黄色いラインは『そこから生まれるエネルギー』を表現している。


    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像




    ⑥ 、セラミックタイルによるモザイク装飾
    外壁や柱には、カラフルな陶磁器の破片がモザイク状に散りばめられており、手作りの温かみを感じさせるものとなっている。これもガウディに見られるものと共通するもの。


    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像



    ⑦ 、均一ではない、あえて『歪ませた柱』
    エントランスなどに設置された太い柱は、一本ずつその形が異なっており、あえて膨らんでいたり、ねじれてもいたりする。ギリシャ神殿にも見られる様な生命力ある柱をイメージしたものとなっている。


    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像




    ⑧ 、建物の内部に飾られた絵画アート
    建物の中のあちこちにフンデルトヴァッサーの芸術家としてのもうひとつの顔である絵画も展示されている。

    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像


    ⑨、表からでは見るこ事ができぬ内部設備
    『ゴミ処理場』や『汚泥処理施設』という環境を守る為に大切な場所である事を内部を見学する事で体感できる。そこにもデザイニングされていたりして面白い。そして子供が社会科見学の授業で学べる様に、色んな解説用の教材的なものも置いてあり、楽しみながら学べるという良い施設でもある。

    画像
    画像
    画像
    画像
    画像



    ⑩、実際の施設としての工場見学
    ここはフンデルトヴァッサーのデザインではなく、実際の施設内のゴミ処理施設を見学できるもの。外から来たパッカー車(ゴミ収集車)から、実際にゴミを回収して、圧縮したりの作業の現場を見ることができるもの。このコントロールパネルのデザインが可愛かった。


    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像
    画像



    フンデルトヴァッサーはアントニオ ガウディの事を『建築における先駆者であり、最大の理解者』として深く尊敬していたのがこの建築にも見てとれる。二人の作品を見比べると、まるで魂が共鳴しているかの様に多くの共通点を見出す事が出来るのである。


    ただ、ガウディとの違いもまた多くある。ガウディの建築が、構造計算やカテナリー曲線(懸垂線)などの、数学的、幾何学的なアプローチによって自然界の美を完璧な形と位置づけ、それを反映させて建築そのものをコントロールしようとしたのに対して、フンデルトヴァッサーは、完璧にコントロールされることを嫌い、もっと泥臭く不完全で手作り感ある『自然の中の無秩序さ』を愛したのである。


    建築そのものが経年劣化で朽ちていき、植物に飲み込まれていくプロセス、緑の生命力そのものを重視したのが両者の大きな違いである。フンデルトヴァッサーは生前、バルセロナを訪れてガウディの建築を熱心に研究し、その精神を20世紀後半〜21世紀の環境主義の潮流に合わせアップデートさせたのである。彼にとってガウディは、時空を超えた最大の師のひとりでありながら、時代に即した独自の思想をもって一部を自己流に塗り替えて建築に反映させたのである。


    だが、フンデルトヴァッサーはこの舞洲工場の完成を見届ける直前、2000年に大西洋上の客船内で残念にも亡くなってしまった。その完成したものを自身の目で見る事ができなかったのはさぞかし無念であったろうと思う。この舞洲の施設群は彼の最後の建築物。『遺作』ともなってしまった非常に貴重な建築群となったのである。そんな彼が見ることの出来なかった完成品を、かの様に予約すれば見学できるのはとても良い事である。ちなみにこの施設の見学は、万博の前の年に見学したものである。彼の目指した植物が周囲に育つ姿をこの目で確かめられたのは貴重な時間だった。



    ■■■■■■■■■■■■■■■

    参考までにこの施設の見学は予約で出来る。

    料金 無料
    所要 約90分
    見学 月曜日~土曜日
    定休 日曜日、祝日、年末年始
    時間 1日3回
       ①10:00~  ②13:00~  ③15:00~
    解説 同施設の職員より丁寧な解説あり
    予約 完全事前WEB予約制(10日以上前の受付)
       人数は1名でも、グループ10名でもOK

    ■■■■■■■■■■■■■■■

    舞洲のこれら施設に植栽された植物たち

    舞洲工場と隣接する舞洲スラッジセンターに植栽されている植物の種類は、公式には約60種類で、本数にして約16,000本にも及ぶ。前述の名言の通り『自然への返還』の思想を持つフンデルトヴァッサーは、施設内に日本の気候にも合いながらも、海沿い潮風の吹く厳しい環境にも耐えられる実用的な樹木や植物を多数選定したのである。これらの施設内へと植えられた植物の代表的なリストは、下記の通りで建物の屋上や庇、周囲の緑地には、大阪の海沿いの気候に適応しやすい頑丈な在来種など、常緑樹が多く選出された。

    楠(クスノキ) 
    大阪府の樹で、潮風に強く大きく育つ常緑高木

    姥目樫(ウバメガシ)
    沿岸部に強く、緻密な葉をつける常緑低木

    粗樫(アラカシ)
    乾燥や剪定に強く豊かな緑を提供するドングリ樹

    黒松(クロマツ)
    海岸線の景観を作る、潮風防風のシンボル

    秋楡(アキニレ)
    舞洲周辺の緑地に自生、生命力が強い落葉高木

    柿ノ木(カキノキ)
    フンデルトヴァッサーが望む実のなる木の代表

    ピラカンサ 
    初夏に白花、秋に赤実の樹木。虫や鳥鳥との共生

    車輪梅(シャリンバイ)
    大気汚染や潮風に強く、美花の咲く常緑低木

    海桐花(トベラ)
    海岸近くに自生、乾燥や塩害耐久の低木

    五月躑躅(サツキツツジ)
    春の美花が建物の外観に更なる色彩を添える

    蔦(ツタ)
    建物外壁を這い上がる植物として

    芝生(シバフ)
    波打つ遊歩道の周辺や屋上の広場を緑化演出

    人工的な埋立地(舞洲)の中にこれだけの種類の植物が植えられたことで、現在では多くの野鳥や昆虫が毛虫を食べに集まるなど、ゴミ処理場でありながら『本物の小さな生態系』が機能している。

    ■■■■■■■■■■■■■■■

    フンデルトヴァッサーと日本の関係

    フンデルトヴァッサーが日本のこれら仕事を請け負うきっかけとなったものに、彼が日本とは深い関係があった事も関係している。彼は1961年に展示会の為に来日をしており、その当時まだ美大生だった池和田侑子(イケワダユウコ)と出逢い恋に落ちて、翌年1962年にはウィーンで結婚している。その結婚生活は4年で終わってしまったが、彼は日本を何度も訪れるうちに、日本文化の浮世絵、木版画、風呂敷のデザインに非常に惚れ込んだのである。

    と同時に漢字にも思い入れを持ったの事実である。彼の元々の本名の『フリードリヒ シュトヴァッサー』(FRIEDRICH STOWASSER)であるが、この苗字にある『STO』(シュト)という響きが、チェコ語やロシア語などのスラブ諸国で『100』を意味することに気づいた彼は、21歳の時にドイツ語の『HUNDERT』(百)に置き換え、『WASSER』(水)と組み合わせる事で『HUNDERTWASSER』、つまり『百の水』というアーティスト名を自ら創り出したのである。日本を訪れた際、彼はこのお気に入りの名をそのまま漢字に変換『百水』とし、自作の絵画や伝統的な木版画の作品に落款として好んで使用したのである。

    同時に本名の『フリードリッヒ』(FRIEDRICH)をも 『FRIEDEN』(平和)、 『REICH』(豊かな)とふたつのドイツ語の言葉を重ねた名称で『FRIEDENSREICH』(フリーデンスライヒ)としたのである。この造語で
    『豊かで平和な場所』という意味を表し、これもまた日本風の高雅な響きを持つ漢字に翻訳させ『豊和』と名乗ったのである。

    1961年に初来日した際に、彼は日本の伝統的な木版画の技術もであるが、作品を仕上げた際にポンと押される紅い『落款』の文化に非常に大きな感銘を受けたのである。そして、その文化に触れたことをきっかけとして、彼は自身の名の漢字として『百水』や『豊和』と刻んだお気に入りの判子を幾つも作り、ヨーロッパに帰国したあとも、自身のグラフィック作品や絵画の端に、まるで日本の浮世絵師のようにこの漢字のハンコを押して作品を完成させたもので
    彼にとってこれらの漢字名は、単なる気まぐれでのニックネームではなく、『自然の根源でもある水』と『世界の平和』を生涯のテーマとした、彼の芸術哲学そのものを表す大切な名前だったのである。

    ■■■■■■■■■■■■■■■

    建築データ ①

    建物 大阪広域環境施設組合 舞洲工場
       (旧:大阪市環境事業局 舞洲工場)
    所在 大阪府大阪市此花区北港白津1-2-48
    最寄 ①『桜島駅』JRゆめ咲線 
         『舞洲東』北港観光バス停
       ②『コスモスクエア駅』大阪メトロ中央線 
         『環境施設組合前』北港観光バス停
    用途 ゴミ処理施設
       (一般廃棄物焼却工場・粗大ゴミ処理施設)
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
       一部鉄筋コンクリート造(RC造)
       および鉄骨造(S造)
    規模 地上7階、地下2階
    耐震 建築基準法に準拠した堅牢な耐震構造
       (公共のインフラ施設、プラント基準)
       (震災時の機能維持可能な構造強度確保)
    施主 大阪市
       (現在は「大阪広域環境施設組合」が管理運営
       (大阪市・八尾市・松原市・守口市で構成)
    設計 建築 大阪市、各種プラントメーカー
       外観 フンデルトヴァッサー
          (デザイン事務所:PETER PELIKAN)
    施工 JV(特定建設工事共同企業体)
       錢高組、大林組、五洋建設、大日本土木、
       東急建設、松村組、星野組
    着工 1997年(平成9年)3月
    竣工 2001年(平成13年)4月
    面積 敷地面積 約33,000㎡
       建築面積 約17,000㎡
       延床面積 約57,000㎡
            (※ 施工資料で約55,914㎡)
    全高 シンボルタワー 120m
    費用 総工費(事業費) 約609億円
       (費用大半は公害防止設備や焼却部)
       デザイン料 約6,600万円
       (フンデルトヴァッサーへのデザイン監修料
       約0.1%に留められている。
    設備 ゴミ焼却設備(全連続燃焼式流動床焼却炉)
       処理能力 900トン / 日
            450トン×2基
       粗大ゴミ処理設備 170トン / 日
       発電能力 ゴミ焼却熱利用で高圧蒸気発生
            最大32,000kWの『ごみ発電』

    ■■■■■■■■■■■■■■■

    建築データ ②

    建物 舞洲スラッジセンター
    所在 大阪府大阪市此花区北港白津2-2-7
    最寄 ①『桜島駅』JRゆめ咲線 
         『舞洲東』北港観光バス停
       ②『コスモスクエア駅』大阪メトロ中央線 
         『環境施設組合前』北港観光バス停
    用途 下水汚泥処理施設、兼、スラグ生成施設
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
       一部鉄筋コンクリート造(RC造)
       および鉄骨造(S造)
    規模 地上6階、地下1階、塔屋2階(計5棟構成)
    耐震 新耐震基準適合
       (重量ある処理機械を支える堅牢なSRC構造)
    施主 大阪市建設局(発注:日本下水道事業団)
    設計 大阪市建設局、三菱地所設計
       外観 フンデルトヴァッサー
          (デザイン事務所:PETER PELIKAN)
    施工 JV(特定建設工事共同企業体)
       大林組、奥村組、西松建設
    着工 1999年9月
    竣工 2004年3月
    面積 敷地面積 約 33,900㎡
       建築面積:約 17,000㎡
       延床面積:約 40,000㎡
    全高 煙突 120m
    費用 総工費(事業費) 約 831億円
       デザイン料 約6,000万円
    設備 汚泥溶融設備 処理能力750トン / 日
              150トン×5基
       煙突設備 1200℃で汚泥高温溶融
            建材再利用材『スラグ』変換機能

    ■■■■■■■■■■■■■■■

    フンデルトヴァッサー 名言①

    『建築により地面から奪われた自然を、建築の上に還す』

    都市部で失われていく緑を建物の屋上や壁面に取り戻そうとする『緑化』の思想を象徴する言葉である。彼の代表作の集合住宅『フンデルトヴァッサーハウス』はウィーンの中でも最も美しい住宅と呼ばれており、バルコニーや屋根から木々が生い茂るユニークな建築が実現されている。これは大阪ゴミ処理施設やスラッジセンターにも反映されている。

    ■■■■■■■■■■■■■■■

    フンデルトヴァッサー 名言②

    『人間は5つの皮膚を持っている』

    彼が提唱した人間と環境のつながりを示す概念で、自身から地球環境までを同心円状に捉えたもの。

    第1の皮膚 自身の肉体
    第2の皮膚 衣服
    第3の皮膚 住宅(住まい)
    第4の皮膚 社会環境
    第5の皮膚 地球環境

    この名言には『住まいも環境も、自分自身の皮膚と同じように大切に育てなければならない』という強いメッセージが込められている。

    ■■■■■■■■■■■■■■■

    フンデルトヴァッサー 名言③

    『直線に神は宿らず』

    定規で引いたような無機質な直線を激しく批判し、自然界には存在しない直線は人間の不健康な産物であると捉えたもの。彼は曲線や渦巻きを、植物の様に成長する生命の象徴として愛したのである。

    ■■■■■■■■■■■■■■■


    画像
    画像

    ■■■■■■■■■■■■■■

    #フリーデンスライヒフンデルトヴァッサー #FRIEDENSREICHHUNDERTWASSER
    #百水
    #豊和
    #大阪広域環境施設組合舞洲工場
    #舞洲スラッジセンター
    #ポケットに名言を

    ■■■■■■■■■■■■■■

     
     
    植物を中心に、動物、虫類などの記事を掲載。 芸術、建築、寺社仏閣、映画、店舗、ツールなど 気になったものも記事に掲載。 心に響く名言も気が向いた時には掲載あり。

    あなたへのおすすめ