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私はずっと「影」だった、そのことに気づいた日

私は、ずっと「影」でした。

幼いころから、
目立たないタイプでした。

前に出ることはあまりなくて、
気づかれないところで動く方が楽でした。

誰かがやらなかったことを、
気づかれないように終わらせておく。

そんな動きが、
いつの間にか当たり前になっていました。

もしかしたらそれは、

そうしたかったというよりも、

そうすることでしか
自分の居場所を見つけられなかったから
なのかもしれません。

学生時代も、

目立つ子の後ろにいて、
前に出ることはありませんでした。

社会人になってからも同じで、

バックオフィスという仕事を選び、
表に出ることはほとんどありませんでした。

ずっと、
誰かの後ろにいる人生でした。

転機になったのは、
フリーランスになってからです。

フリーランスになると、

自分の仕事を伝えるために、
人前に出る必要がありました。

そこで初めて、

「自分にスポットライトが当たる」

という感覚を知りました。

同時に、気づきました。

私は今までずっと、
誰かの影だったんだと。

周りを見ると、

堂々と話している人
キラキラしている人
自信を持っている人

そんな人たちばかりに見えました。

それに比べて私は、

話し方もぎこちなくて
表情も固くて
すべてが“つくっている感じ”でした。

表情の作り方
話し方
服装
メイク

一つひとつ、
一からやり直している感覚です。

正直、今でも

「これで合っているのかな」

と思うことはよくあります。

でも、

ふと思ったことがあります。

本当はみんな、
自分が主人公の人生を
歩いていいはずなんだと。

私は今、
少し照れながらですが、

自分の人生を
自分で歩こうとしているところです。

そして今は、

そんな「影だった私」が
人の話を聞く仕事をしています。


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