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訃報。ジム・ギルストラップ79歳で死去~スティーヴィー・ワンダーの「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」の最初に歌うヴォーカリスト

訃報。ジム・ギルストラップ79歳で死去~スティーヴィー・ワンダーの「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」の最初に歌うヴォーカリスト
 
【Jim Gilstrap Dies At 79 – Lead Singer for Stevie Wonder’s “You Are The Sunshine Of My Life”】
 
訃報。
 
ジム・ギルストラップ James Earl 'Jim' Gilstrap が2026年7月18日LAで自然死した。79歳。LAを代表するトップ・セッション・シンガー。多数のバックコーラスを担当しつつ、自身のアルバムも出した→

 
 
もっとも有名な声はスティーヴィー・ワンダーの「サンシャイン」
 

 
イントロから冒頭で歌われるのがジム・ギルストラップの声、2フレーズ目を歌う女性シンガーは、当時ジムのガールフレンドだったラニ・グローヴ。そして、3フレーズ目からスティーヴィー御大がでてくる。
 
また、アメリカで人気だったテレビ・シリーズ『グッドタイムス』のテーマ曲を複数のシンガーとともに歌っていた。
 
Classic TV Theme: Good Times

 

 
ジム・ギルストラップは1946年11月10日テキサス州デインジャーフィールド生まれ。10人兄弟の末っ子といわれる。テキサスの高校時代の友人にオーギー・ジョンソンがおりサイドエフェクトを結成。大学を出て、米軍に入隊し、ヴェトナム戦争に従事した。ただ前線にはでなかったようだ。アメリカ帰国後、スティーヴィー・ワンダーのバック・グループ、ワンダ―ラヴの一員に。その頃はちょうどスティーヴィーがニューヨークをベースに活動していたため、スティーヴィーが借りていたブロンクスのアパートに、当時のガールフレンドのラニ・グローヴと一緒に住んでいたという。ちょうどスティーヴィーが『ミュージック・オブ・マイ・マインド』から『トーキング・ブック』を録音していたころだ。
 
スティーヴィーはシンセサイザーのTONTO(マルコム・スィースル(セシル)とロバート・マゴーレフ)とともに、アルバム作りをしていたので、ニューヨークに滞在していた。1971年から1972年頃にかけてのこと。
 
ラニーはいぜんワンダ―ラヴのメンバーとして活躍していたが、ジムはスティーヴィーの元を友好的に離れ、ジムはオーギーのサイドエフェクトの一員としてカナダのレコード会社、その名はアヴェニュー・オブ・アメリカと契約。アルバムを一枚、1973年3月に発売。ここでジムは10曲中7曲を書いている。ただこれは、ヒットせず、ジムたちはロスアンジェルスに移り、ジムはソロとして音楽活動を再開。
 
まもなく、セッション・シンガーとしてモータウン(モーウェスト)のレコーディングや、スティーヴィー、クインシー・ジョーンズ、ヘンリー・マンシーニ、マイケル・ジャクソン、アニータ・ベイカー、パティー・オースティンなどから声がかかるようになり、売れっ子に。
 
そんな中で、ウェス・ファレルのチェルシー・レコーズから声がかかり、レコーディング・アーティストとしてデビュー。
 
ケニー・ノーランが書いたドゥワップ調の「スイング・ユア・ダディー」が1975年中ヒット。
 

 




ただその後ヒットは続かず、アルバムはだすおのの、再び、セッション・シンガーとして、また声がかかればツアーにも帯同した。
 
ジムは売れっ子スタジオ・ミュージシャンとして数多くのセッションに参加、マーサ・リーヴス、ケニー・ランキン、バーブラ・ストライサンド、レス・マッキャン、ウェザー・リポートなど、ポップ、ロック、ジャズと幅広くこなした。
 
もっとも影響を受けたシンガーは、サム・クックとナット・キング・コールというが、女性シンガー、たとえばモータウンのブレンダ・ハロウェイ、最近ではシャンテ・ムーアなどの声には鳥肌がたつという。
 
若手のシンガーへのアドヴァイスとしては、「楽譜を読めるように勉強しろ」という。彼は独学で学んだようだが、ごく初期に2人のプロデューサーから彼の元に電話がかかってきた。一人がクインシー・ジョーンズでもう一人が映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシーニだった。
 
マンシーニに会うと、曲を渡され、家で練習してきて明日スタジオに来て、録音してくれ、と言われた。ジムはそれなら、今でもできるというと、マンシーニに「楽譜を読めるのか」と驚かれたという。
 
ジムによれば、多くのブラック・シンガーは楽譜をあまり読めないので、スタジオの仕事が来ないそうだが、たまたま彼はそれが読めたので多くのレコーディングに参加することができたという。
 
また、ジムは、キーボード、ギターなどもレコーディングするほどではないが、そこそこプレイするという。
 
インタヴューなどを見ると、ひじょうに謙虚でスター然としないところがいい感じだ。
 
 
OBITUARY>Gilstrap, “Jim” James, Earl <11/10/1946 – 7/18/2026, 79 year old>
 
 
 
 

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