まだ7月31日なのに
7月最終日、慌ただしく仕事が終わった。
忙しかったな、、と思いながら帰る。
あら、なんか……
あれ?
なんか、なんか……
この感じ。
待って。
まだ7月末なのに、もう夏の終わりの気配がする。
つい3日前に見た空と、なんだか様子が違う気がする。
陽の傾きが深いというか、なんというか。
日が短くなった……?
あれ?
夏はまだ、もう少しあるはず。
なんだろう、この感じ。
お盆が終わったあとのような、
夏休みがもうすぐ終わるような、
胸がキュッとなるような、切ない感じ。
最後の花火に、まだ今年もなっていないのに。
夕焼けの感じが、なんだか切なくて、
思わず日付を確認する。
まだ7月31日。
海水浴だって、まだあと2週間弱はいける。
お盆を過ぎたらクラゲが出るから、泳ぐものではないと言われていたけれど、まだまだのはずなのに。
もう、秋の気配を感じてしまった。
夏が1.5倍速で、秋を連れてきたのだろうか。
なんだか急に、寂しくなってきた。
おまけに脳内には、
「真夏の果実」まで流れてくる。
海に浸かることもないまま、夏が終わるのか。
50オーバーでも、海に浸かりたい。
泳ぐのは苦手なので、ただただ足の届く範囲で、波に漂いたい。
水と一体化したいのだ。
年々、海水浴なんて行かなくなる。
もう、一緒に海水浴に行ってくれるメンバーも、いなくなってきた。
寂しい。
猛烈に、寂しい。
ここ数年、島に帰ると、泳ぎに行く機会が続いた。
そこで海にただようと、
めちゃくちゃ楽しーーーい!!
と、実感するようになった。
自分の中では、体も心も楽しさで満たされる、貴重な時間だったのだと気づいた。
それなのに、今年はそれもままならない。
はー、寂しい。
寂しい気持ちは、脳内の「真夏の果実」でますます盛り上がってきた。
遠くの空が、複雑な色になっている。
でも、明日が来れば、
ギラギラ輝く太陽で、また夏を感じるのだろう。
だって、まだ8月1日だからね。
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