メインコンテンツへスキップ
見出し画像

「 そろばん 」

    ねことけんじ

    「割り算で風景を語れば目減りする」を、ただ持って帰っただけ


    「 そろばん 」

    4階の窓の向こう側
    昨日 空見たか? と問う
    普段 見たことないくせに
    時間かせぎにふっかける


    喧騒も終わり近く
    したたか 酔いにつけ
    あぐら座を背もたれに
    寄りかかるひと
    長い髪がくすぐる


    通りすがりが耳打ち
    そうか?
    と返す


    きびすを返して部屋にひとり
    不意に訪ねてくるからふたり
    あしたの朝に来るからひとり


    1+2−1 は 1+1−1 みたいな


    計算は苦手  かも
    ただの間違い かな


    次の日に長い髪を切った




    いつか、また
    この詩を綴った時代や背景を
    記すことができればと思います。
    夢か。現か。幻か。

     
     
     
    生業→世界の誤訳者。海沿いの地方都市で言葉を拾うMC。灰汀詩人。 スキ→赤と黒・イチゴ味・60s~80s洋楽・レコード・模型・曇り時々強風・カシオレ・ドラム・シュレッダー・紙ヤスリ・粘土・坂道(頂上)・淡水湖・ドローン・めがね・サイケ・レトロ・go-go-・黄色いウクレレ

    あなたへのおすすめ