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ショートショート「歩合制の猫」

    待合室のソファーが外にあった。
    ソファーには茶色のふくよかな猫が寝そべっている。
    夢を見ているのか幸せそうな笑みを浮かべていた。

    「無防備な姿見せてたら客引けて、飼い主が食べもんくれるからな」

    聞き間違いやろか。
    試しに猫に話かけてみる。

    「歩合制なんすか?」

    「せやで。5人につき20%のチュールや。
    25人よばんとまるまる1個食べれんのや。けちぃやろ。」

    猫が話しとる。
    (違う方面で活躍した方がええもん食べれるんとちゃうか…)

    「大変すね。よかったらチュール買ってきましょうか?」

    「あほか。そんな簡単に手に入ったら美味しいもんも不味いやろ。」

    猫に怒られた。
    そろそろ俺も仕事探すか。あほな妄想しとらんと。

    #創作大賞2026
    #オールカテゴリ部門
    #ショートショート
    #掌編小説
    #創作

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