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威風堂々

イギリスの作曲家、エルガーが作曲した
管弦楽のための行進曲『威風堂々』。

私が初めてこの曲を聴いたのは、小学生の頃。

なぜか東京に住んでいるのに見ることができた
テレビ埼玉で放送されていたアメリカのプロレス、WWF(今はWWEというらしい)

そこで活躍していたレスラー、
ランディ・サベージの入場曲として聴きました。

その当時、子供ながら鳥肌が立つほど

「カッチョイー」

と思ったものです。

そして時が経ち、学生時代。

無駄に長かった夏休みに
ロンドンへショートステイしていた時、
現地のホストファミリーと一緒に
クラシックコンサートへ行き、

そこで再び、この曲に出会いました。
二十歳になる前の私には
さらに強烈なインパクトでした

冒頭。

金管楽器や打楽器が華やかに鳴り響き、
激しく刻む弦楽器。

いかにも行進曲らしい、
勇ましく、力強い音楽が進んでいく。

――私流に言うならば、

頭と体でリズムを刻んでしまうほど
リズミカルに。
それでいてエネルギッシュに。

堂々と前へ前へと進んでいく。


そして、
あのメロディへ。

それまでの激しく勇ましい空気が
グッと静まり、

ゆったりとした、
心の扉が開くというか、

目の前に地平線が
一気に広がっていくような、

美しく、厳かなメロディへと変わる。

この変化がたまらない。

――再び私流に言うならば、

タタッタタタタタァッー……

ときて、

毛穴が開き、
あのメロディに入った瞬間、

全開になる。

とにかく鳥肌が立つほど、
その美しさに胸を打たれる。

力強いのに美しい。
華やかなのに厳か。

その威厳ある美しさに圧倒される。

学生時代、ロンドンのコンサートで
聴いた時には、
自然と涙が流れ
誰よりも長くずっと拍手をしていました。

Pops、Rock、R&B、Hip Hop、EDM、Jazz。

私は音楽なら何でも聴きます。

それぞれに良さがあり、
そこには作り手の強い意思や感性を感じます。
カッコよく言えば『生き様』です。

そしてクラシックにも、
緻密な構成と美しいハーモニーがある。

何百年という時間を超えて残ってきた音楽を聴くことは、
その時代に触れることでもあり、

作曲家一人ひとりが
何を感じ、何を音楽に託したのか。

その人生の一端に触れることでもあるように思います。

小学生の私は、
プロレスラーの入場曲を聴いて

「カッチョイー」

と思った。

学生になった私は、
ロンドンで同じ曲を聴いて涙を流した。

そして今も聴けば、
やっぱり鳥肌が立つ。

音楽って、不思議です。

音楽は人を
幸せにし、
喜ばせ、
時として
寄り添ってくれる

だから
音楽って素晴らしい!
サイコー!

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