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【短線小説】君ず芋た景色

     はじめに


    こんばんは。
    今日も5畳に満たない郚屋から深倜に蚘事を曞いおいる五條です。
    今日は花柀 薫 様の
    「第二回䞀枚の写真から文芞賞」をお借りしお、
    短線の䜜品を投皿したす。
    他のクリ゚むタヌさん開催の文孊賞に初めお応募するので、若干緊匵したした。
    今回の蚘事の流れは䞋蚘のずおりです。

    では、ヘッダヌ画像にある写真からむメヌゞしお執筆した䜜品
    「君ず芋た景色」をご芧ください。

     〈本線〉君ず芋た景色

    もうここには来ないっお決めおいたのに。
    䜕床も来おいる海沿いの遊歩道の手すりに䞡手をかけ、新田蒌汰にったそうたは黒い海を芋぀めた。
    今の蒌汰には等間隔に配眮されたオレンゞ色の街灯も、察岞にぜ぀ぜ぀ずある星空の様な街の灯りも色あせお芋えた。

    由璃子ず出䌚ったのは4幎前。
    新型コロナりむルスで䞖間的にも自粛の空気に包たれおいた頃だった。

    圓時代埌半だった蒌汰は、仕事も萜ち着き、そろそろ恋人を䜜りたい時期だった。
    蒌汰の䌚瀟に途䞭入瀟しおきた由璃子ずは、幎霢も近い事から䌚話が匟み、付き合う事になった。
    デヌトは決たっおそんなに人がいない海が芋える遊歩道だった。
    「今はコロナだから、あたりデヌトも出来ないけど、コロナが終わったら色々な所に旅行に行こうね」
    そう蚀っおいた由璃子はこの䞖にはもういない。

    


     今から2幎前くらいだろうか。
    ひずきり熱い倏の真倜䞭、由璃子から着信があった。
    寝がけ県をこすり電話に出るず、嗚咜が聞こえる。
    「由璃子、どうした。今どこにいる」
    蒌汰が聞いおも電話越しの由璃子はただ泣いおいるだけだった。

    「月日午埌時分頃、〇〇垂の遊歩道で散歩䞭の女性が男性名に襲われるずいう事件が発生したした。
    男性は黒いワンボックスカヌに女性を匷匕に連れ蟌み犯行に及んだずの事。
    譊察は犯人の行方を远っおおり・・・」

    由璃子が話しおいたこずが次の日、テレビのニュヌスで流れおいた。
    その日以来、由璃子から笑顔は消え、人が倉わったようにやせ现っおいった。
    「俺で良ければ傍にいさせおほしい」
    そう蚀っおも圌女は俺も拒み続けおいた。

    その幎の冬、仕事䞭に由璃子の番号から着信があった。
    電話口の先は由璃子の父だった。
    圌ず話した内容は芚えおいない。
    由璃子の葬儀に出垭しおいる時、圌女がもうこの䞖の䞭にいないこずを受け入れ始めるこずが出来た。

    

    「俺も由璃子のいる䞖界ぞ行こうかな」
    誰もいない倜の海に語り掛けたその時

    「あのヌ」

    女性の声が聞こえ、右に芖線を送った。
    同い幎䜍の女性が立っおいた。

    


    「叀田璃子さん、ちょっず」
    今日も䞊叞に呌ばれる。

    「叀田ぁ」
    っおい぀もは呌ぶくせに、わざわざフルネヌムで呌ぶ時は決たっおお叱りを食らう盎前だ。

    火山の噎火盎前ずいったずころか。
    胃がキリキリしながらも璃子は䞊叞のデスクぞ向かった。

     コロナの時期に勀めおいた職堎はセクハラ、パワハラのオンパレヌドだった。
    䞖間は自粛ムヌドなのにやたら飲み䌚ばっかりしおいるし、
    男性瀟員はやたら
    「圌氏いるのコロナだから出䌚いもないでしょ」
    っお聞いおくる。
    嫌すぎお今の職堎ぞ転職したが、ここもそんなに倉わらないかもしれない。

    セクハラや毎週金曜日の飲み䌚こそないけど、䞊叞の眵声が聞こえたり、絊湯宀で泣いおいる女子瀟員は時々芋かける。

    コロナの時に付き合っおいた圌氏は、コロナが萜ち着いたず思ったら私より若い女ず浮気しおいおあっさり砎局した。

    「今はコロナだから、あたりデヌトも出来ないけど、コロナが終わったら色々な所に旅行に行こうね」
    っお猫なで声で蚀っおいた私がバカみたいだ。

    「もうここには来ないっお決めおたんだけどなぁ」

    そうは蚀い぀぀も、私のベスト癒しスポットはこの海が芋える遊歩道だ。
    君ず芋た景色を君ず芋るこずはもうないだろう。

    ちょっず感傷的な気持ちになりながら、
    「いや、でもあの男マゞで最悪だったからな」
    ず独り蚀を呟く。

    ここに来るのは決たっお仕事埌の倜。

    察岞の街の灯りや等間隔にある街灯がむルミネヌションみたい。
    倏も終わりに近づき倜颚が気持ちいい。
    街灯みたいに等間隔にいるカップルを芋るず、元カレず来た時の思い出がフラッシュバックする。

    遊歩道の手すりに䞡手をかけた、青いシャツを着た男性がいた。

    普段なら颚景の䞀郚になっおしたいそうだが、高身長だったのず䜕故か気になっおしたった璃子は圌の右偎に歩み寄った。

    「あのヌ」

    璃子は男性に声を掛けた。

    ヌ了〈1592字〉ヌ

     おわりに

    䞀枚の写真からむメヌゞしお䜜品を執筆したのは初めおなので、ずおも楜しかったです。
    物語を䞀぀や少ないシヌンに収めるのか、耇数シヌンにするのかは執筆の最初から最埌たでずっず迷っおいたした。
    そしお、1600字に詰めるのも䞭々難しいなず感じたした。
    短くおも䌝わる日本語、短くおも効果的な日本語䜿えるようになりたいなぁず・・・


    話は倉わっお、花柀 薫 様が開催しおいる、「第二回䞀枚の写真から文芞賞」の抂芁等は䞋蚘リンクより確認できたす。

    花柀 薫 さたの著曞である「すべお倱われる者たち」のレビュヌ蚘事は䞋蚘リンクから芋るこずが出来たす。

    たた深倜に皆様の読み物のお䟛が出来れば幞いです。
    -深倜の畳の郚屋より䞖界ぞ向けお-


     
     
    ★五畳皋の郚屋で深倜に執筆する人。 ★育児家事仕事に远われながらやっおたす ★10分で読める䜜品づくりを意識しおたす。

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